イスラムアート紀行

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「インド先住民アートの村へ3」、ジャールカンドの絵に出会う

谷中でのイラン絵本展(前回記載)から、世田谷池ノ上へ。旅行人さん主催、インドの村々に暮らす先住民たちのアートを展示・紹介する「インド先住民アートの村へ 第3弾」に向かいます。

おー!会場にはジャールカンド州の絵が所狭しと展示されています。初めて見るハザリバーグ画、動物や植物、躍動感いっぱい、跳ねてます!うねってます!

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蔵前仁一さんのトークイベント「ジャールカンドの村を訪ねて」、インド好き、アート好きが集い、和気あいあいの雰囲気です。

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軽やかなトークとともに、スライドで紹介されるハザリバーグの村の壁画、カッコイイ〜〜!!すごいな!各家それぞれ力作ですが、毎年、ディワリの時に消してしまい、新たに描くのだそうです。住まいが、その家のお母さんや女の子が描いた絵で満たされる。土壁や漆喰の質感もいいなあ。

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(この絵を購入)

大胆な構図。たくさん描いた人ならではの伸びやかな線。個人的には、掻き落とし技法による黒と白の世界に惹かれる。

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トークでは、ハザリバーグ画に加えて、ワルリー画、ゴンド画、ミーナー画などについてのお話もあり、インド先住民アートにたっぷり触れることができました。ラッキー!!

5月には、シリーズ最後で最大の展示会、「インド先住民アートの村へ4」が早稲田奉仕園で開催されます。ワルリー画、ゴンド画、ミーナー画、そしてジャールカンド州のハザリバーグ画まで、約100点の先住民アートが一同に展示されるそうですよ!これはすごそう。

イランの、インドの、伸びやかな表現に出会った日曜日。心に残ります。感謝。

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●写真をFBやHPから引用して良いかどうかわからなかったので、会場でのスナップのみ。ご興味あれば、下記のリンク先などをごらんください。

* 「インド先住民アートの村へ3」 趣旨、詳細はこちら(展示は14日で終了)。
https://www.facebook.com/events/556123761557189/

* 「蔵前仁一インドトーク インド先住民アートの村へ4」 2019年5月24日(金)〜26日(日)
https://ryokojin.co.jp/2019/04/06/蔵前仁一-インドトークインド先住民アートの村4/
# by orientlibrary | 2019-04-15 21:09 | 美術/音楽/映画

イランの絵本・ラーシーン・ヘイリーエ特集

サラーム・サラーム(Salamx2)さん、今回の展示は、ラーシーン・ヘイリーエさん。Salamx2さんセレクトの絵本は、いつも魅力いっぱい&個性満載なんですが、とくに私のお気に入りはラーシーンさん。特集うれしい。

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会場の谷中エスノースには、たくさんの絵本がズラリ。ラーシーンさんが描く登場人物が、絵本の中で跳ねるようにイキイキしている。加えて、イランの不思議グッズやSalamx2オリジナルグッズもいろいろあり、見ているだけで笑顔になれる楽しい時間でした。

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今回、私が選んだのは、やはり青ベースの絵本。帰宅して愛甲さんによる日本語のあらすじを読むと、心がぎゅっとなるようなお話だった。

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「ぼくのすてきなかかし」は案山子とヤギの、「馬とリンゴと春」は馬とリンゴの、無垢な愛のかたちを、詩情ゆたかに描く。心に残る。今回の2冊は、しみじみと読みました。

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装飾タイルも、ミニアチュールも、絨毯も、カリグラフィーも、濃密な叙情に溺れそうになりつつ、息をついた時の深い余韻が、自分にとってのイランのアートの魅力かなと感じています。&登場する青も魅惑。


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*イランの絵本展vol.5〜ラーシーン・ヘイリーエ特集〜
https://www.facebook.com/events/273272033588841/
*サラーム・サラーム(Salamx2)
https://bit.ly/2P8UnyF
*Rashin Kheiriyeh
http://www.rashinart.com
https://www.facebook.com/rashin.kheiriyeh
# by orientlibrary | 2019-04-14 22:23 | 美術/音楽/映画

モンゴルの青

先日、東京大学総合研究博物館小石川分館に展示されていたモンゴルのゲルの部材。ハナ(壁の芯)が深みのある青色でした。赤色や木の色が多い印象ですが、青も素敵ですね。

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モンゴルは一度行っただけですが、真っ青な空と、呼応するような扉や家具のクリアな青色が印象に残っています。モンゴルの人たちも青がとても好きらしい。

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長くモンゴルのフィールドワークを行っている西村幹也さんにお聞きしてみました。〜青はとても好き。ある時、集まった人たちの衣装が全員青で驚いたことがある。モンゴル人は天を崇拝する。青は空の色(水の色ではない。水は黒)〜 モンゴルの人にとって、青はとても大切で、親しみがあり、好きな色なのですね。

<↓参考:ノウルーズを祝い、都内某所にて設営されたボウズイ。高さ3.5mで広々。中に40人くらい入ってもゆったり!>
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* 西村さんのレクチャーがありました==「遊牧文化講座①モンゴル★ナイト《永遠のあこがれー遊牧世界をさまようー》」にて、モンゴル地域にて毎年フィールドワークをおこない、現地から得た情報をもとに情報誌の発行、コンサート等のイベント企画、博物館の運営等をおこなっている西村幹也氏(NPO法人北方アジア文化交流センターしゃがぁ理事長)のレクチャーを聞きました。

草原の人々の視点、思考の表出のあり方、タイガを例にした空間認識とシャーマンの行動ベクトルなどから垣間見える世界観など、2時間以上、がっつり聞き入りました。長く深く関わり続ける西村さんならではの世界に誘ってもらいました。 
# by orientlibrary | 2019-04-13 22:36 | 絨緞/天幕/布/衣装

「六古窯」展から「瀬戸本業窯」展へ

出光美術館「六古窯〜<和>のやきもの」展。越前や丹波などはしっかり見たことがなかったので、良い機会でした。猿投のものも数がありました。

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自然釉がたまりませ〜〜ん。土と炎の色の景色、焼成時に生じた歪みの味わい。デジタルなものに囲まれた高速な暮らしの中で、このようなやきものを見る時間、大事だなと思いました。土、やきもの、いいなあ。http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/


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テンション高いまま中目黒、桜満開の目黒川沿いを器のお店「SML」での「瀬戸本業窯」展へ。予想はしていましたが、好天もあり、ものすごい混雑。前に進むのも大変なくらい。たどり着いてホッとしました。

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やっぱり、いいなあ、瀬戸本業窯。以前、本業タイルのことで取材させていただいたこともあり、親しみがありますし、どの仕事も大好きです。三彩、馬の目、麦わら手、黄瀬戸、染付。絵付けもやわらかくやさしい。手に持った感触や程良い厚みなど、使いやすさは、さすが!と思います。

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ファンが多いです。盛況。この週末はご家族も店頭に。温かい空気に満ちていました。(4月14日まで。http://sm-l.jp)
# by orientlibrary | 2019-04-07 21:49 | 日本のタイル、やきもの

多治見笠原 懐かしの「モザイク浪漫館」- 1

訳あって写真整理をしています。懐かしいなあ、「モザイク浪漫館」。「多治見市モザイクタイルミュージアム」(2016年オープン)の前身とも言える日本モザイクタイルの殿堂です(でした)。

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時間を忘れて熱中する、タイル好き、やきもの好きの聖地のような場所。地元有志が長い年月をかけて集めたタイルや資料、生き字引のような館長さん、皆さんのタイル愛に圧倒されました。

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日本を代表するタイル産地・笠原のタイル、全国から収集した歴史的価値のあるタイルやテラコッタ、浴槽や洗面台、タイル見本帳や道具。

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昭和のデザインや色使いは可愛らしく、明るい。前向きな心持ちを感じる。やきものとしての魅力度も高い。廃校を利用した建物の味わいも、たまらないものがあるのでした。

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心に残る、タイルのある場所。ありがとう。忘れません。
(写真がまだ結構あるので、またアップします)

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* 検索で発見したブログ「やきもの物語」内記事「タイルの変遷ーモザイク浪漫館」。笠原のタイルの歴史も合わせ、展示内容が詳しく紹介されています。写真も豊富! → http://www.kano.co.jp/blog/2009/06/タイルの変遷ーモザイク浪漫館/
# by orientlibrary | 2019-03-09 23:05 | 日本のタイル、やきもの