イスラムアート紀行

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多治見笠原 懐かしの「モザイク浪漫館」- 1

訳あって写真整理をしています。懐かしいなあ、「モザイク浪漫館」。「多治見市モザイクタイルミュージアム」(2016年オープン)の前身とも言える日本モザイクタイルの殿堂です(でした)。

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時間を忘れて熱中する、タイル好き、やきもの好きの聖地のような場所。地元有志が長い年月をかけて集めたタイルや資料、生き字引のような館長さん、皆さんのタイル愛に圧倒されました。

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日本を代表するタイル産地・笠原のタイル、全国から収集した歴史的価値のあるタイルやテラコッタ、浴槽や洗面台、タイル見本帳や道具。

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昭和のデザインや色使いは可愛らしく、明るい。前向きな心持ちを感じる。やきものとしての魅力度も高い。廃校を利用した建物の味わいも、たまらないものがあるのでした。

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心に残る、タイルのある場所。ありがとう。忘れません。
(写真がまだ結構あるので、またアップします)

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* 検索で発見したブログ「やきもの物語」内記事「タイルの変遷ーモザイク浪漫館」。笠原のタイルの歴史も合わせ、展示内容が詳しく紹介されています。写真も豊富! → http://www.kano.co.jp/blog/2009/06/タイルの変遷ーモザイク浪漫館/
# by orientlibrary | 2019-03-09 23:05 | 日本のタイル、やきもの

グセアルス展 パターン・シード~漂う未来模様~@多治見市モザイクタイルミュージアム

タイルの魅力と可能性を探る企画展示を展開する多治見市モザイクタイルミュージアム。現在、陶磁器のかけらを使って、新たな模様「washed pattern」を創作する2人組のアーティスト 「guse ars (グセアルス)」の特別展を開催中。80ほどの模様(パターン)と、それぞれの模様の種子(シード)となった陶磁器片などを展示しているようです。(5月12日まで)

陶片って魅惑ですよね。大好きです。かけらの方が好きかも、と思うときがあるくらい。全体はどうだったんだろうと、遠い時代に思いを馳せます。

陶片から新たなパターンを生み出すというグセアルスさん、(実物を拝見していませんが)、パターンは軽やかで今に溶け込む小粋なリズムを感じます。「今回は日本を代表するタイルの産地、多治見で見つけた300近い陶片がパターンの種となっている」そうです。

一方、新パターンとその元になった皿の写真を見ると、ちょっと不思議。博物館などで陶磁器や着物の図案帳を見ること、ワクワクして好きなんですが、図案帳から図柄が生まれ、その陶片から新たなパターンができる。時空旅をしているみたいです。

私はイスラームタイル偏愛なので、それ以外は別カテゴリーとして考えるようにしているのですが(そうすると心穏やかに見られる)、日本でのタイルの可能性、あるいはタイルから広がる何か。いろんな発想で、まだまだ開いていけるのかなと感じます。



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(多治見市モザイクタイルミュージアム 同展紹介より引用   http://www.mosaictile-museum.jp/exhibition/gusears/)

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(多治見市モザイクタイルミュージアム 同展紹介より引用   http://www.mosaictile-museum.jp/exhibition/gusears/)

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* 多治見市モザイクタイルミュージアム
http://www.mosaictile-museum.jp

* 特別展 guse ars exhibition -PATTERN SEED-
http://www.mosaictile-museum.jp/exhibition/gusears/

* Casa BRUTUS WEBでの紹介記事
https://bit.ly/2ToMw5k
# by orientlibrary | 2019-03-07 21:49 | 日本のタイル、やきもの

やはり“オヤ”は可愛い!Müze Shop展示会@世田谷

手芸好き、トルコ好きには、“オヤ”(スカーフなどの縁飾り。針で編むタイプ、ビーズを使うタイプなど)ファンが多いと思います。


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針仕事の専門店 WASABİ-Elişi(ワサビ・エリシ)さんでのMüze Shop展示会、気になっていましたが、「カフェバグダッド」さんのFBレポを見て、やはり行こう!と最終日の羽根木へ。https://www.facebook.com/cafebaghdadjapan/

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オスマン朝のアンティークから今のファッションに合う使い勝手の良いものまで。繊細な手仕事です!それぞれに意味やストーリーがある多彩なモチーフは色とりどりで、花が咲いたよう。外は冷たい雨でしたが春の気持ちになりました。

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非売品のアンティークドレスにもクラクラ。2008年に1日だけ開催された夢のようなショー「エメル・アクソイ コレクション オスマントルコ時代における女性民族衣装」の魅惑の時間を思い出しました。

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長く物欲ゼロ、粛々と断捨離を推進する日々でしたが、久々のスカーフやブローチの買物に大満足です。

こちら(↓)は「エメル・アクソイ コレクション オスマントルコ時代における女性民族衣装」より。

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# by orientlibrary | 2019-03-04 23:48 | 絨緞/天幕/布/衣装

遊牧の民の生活用具〜松島コレクション@東博東洋館

欧米にはコレクターも多いというトライバルラグ。日本では展示される機会も少ないと感じますが、東博ではこの時期松島さんのコレクション展示が恒例に?

「遊牧民研究家、松島清江氏が1960年代から1980年代にかけて現地で収集したコレクションの中から、インド西北部、パキスタン、アフガニスタン、イラン、イラク、トルコなどで遊牧を営んだ部族が染め、織り、制作したハンドメイドの衣類や袋物、テント用敷物などを展示」(展示は3月3日まで)。

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バフティアリ、シャーセバン、クルド、ロリ、、図柄の構成や色あわせ、模様、技術、ディテールの素晴らしさ。本当に見入ってしまいます。移動の多い遊牧生活の中での、この集中、この大作。袋や敷物として長年の使用を経てなお、生き生きした生命力ある美しさ。実物が見られてうれしいです。

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*松島きよえさんについては、triBeさんのブログが詳しいです。
http://tribe-log.com/article/1007.html
http://tribe-log.com/article/2779.html
https://caffetribe.exblog.jp/6195328/

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ただ、せっかくの展示なのですが、triBeさんが指摘するように、キャプションや作品リストは部族の名称よりも現在の国名が多い印象で、全体に説明も淡白。キャプション無しの展示に感動した日本民藝館『柳宗悦の「直観」』を思い出し、「何の色眼鏡も通さずして、ものそのものを直かに見届ける」ことを目指した方が良いのかもしれません、、
# by orientlibrary | 2019-03-04 00:34 | 絨緞/天幕/布/衣装

ホラズムのお皿、新うるしで金継ぎ

ウズベキスタン・ホラズムにて、陶芸家のお家での結婚の儀式の一部〜宴に参加させていただきました。お祝いの食事が盛り付けられたお皿が素敵で、目が釘付けになっていたら(というか、素敵〜〜!と騒いでいたら)、陶芸家さん(花嫁の父)が「気に入ったのならあげましょう」と、なんと皿をプレゼントしてくださったのです!

なのに、思い出深いそのお皿を、移動中ではなく日本で粉々にしてしまい、申し訳なく思っていました。が、今回、「金継ぎワークショップ」(@横浜エスニカ)にて、お皿が復活しました!

金継ぎというと素人には敷居が高いもの。でも、このワークショップは、「植物由来の新うるしという合成の素材を使うことで、短時間で接着と硬化ができ、またかぶれにくいため、金継ぎに初めて触れるという方にも最適な講座」。

手順は、割れたパーツをマスキングテープで仮止め〜エポキシで接着〜パテで欠けを埋める〜整える〜パテの上に新うるしを塗る〜乾かす。

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パテで埋めるのが難しかった。先生やエスニカさんに強力サポートしていただき、不器用な私でもなんとか復元ができました!

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 以前、トルコから運んだ時に割れてしまった鉢、銀継ぎしていただいたもの、しまい込んでいましたが、出して写真撮りました。さすがに綺麗!!少しでも自分でやってみると、工芸作品の凄みに気づかされます。

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# by orientlibrary | 2019-03-04 00:25 | ウズベキスタンのタイルと陶芸