イスラムアート紀行

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輝け、リシタンブルー!

番組、見終わってから書いています。

ディヨル君がサマルカンドで青いタイルに近づき思わず手を触れる。感動して見ているうちに、20分という時間はあっという間にすぎました。

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(番組でディヨル君が訪れ「いつかこのようなモスクの修復をするのが夢」と語ったサマルカンド・レギスタン広場。これはその中のひとつ、ウルグベクマドラサのタイル)

なんだか夢のようでもあります。私が好きになったリシタン陶器、あの青、モスクのタイル、あたたかい人々、いつもの工房、それらがテレビから流れてくるなんて。

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(リシタンの青の陶器。工房にて)

20分は短いなあ。窯焚きの前のお祈り、寛容なイスラム、仲間、家族のシーンも見たかった。制作を短い時間におさめるのは大変だったのではと思います。あくまで陶芸を軸にして、伝統と継承、その今が伝わってきました。

途中で番組の写真を撮ることに気づきました。引用させて頂きます。

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(アジアンスマイルより引用。以下4点も同様)

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(工房にて。アリシェルさんと弟子たち)

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(工房)

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(リシタンブルー。番組でも少し紹介されていた天然釉薬イシクールにより輝く青に発色)

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(みずみずしい葡萄。世界の若者たちが自分の行きたい道を進んでいけますように。平和で穏やかな暮らしでありますように)
by orientlibrary | 2010-10-27 00:58 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

「アジアンスマイル」にリシタンの陶芸工房が登場!

このお知らせができる日を楽しみにしていました。本日10月26日に放送です!☆

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(工房光景)

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NHK アジアンスマイル
「輝け! サマルカンドブルー 〜ウズベキスタン リシタン〜」


◆本放送 BS1  10月26日(火) 23:30〜50
◆再放送 総合  10月 31日(日) 05:30〜50 
◆再放送 BS1  11月1日(月)  9:20〜40(休止の可能性も)                          
<内容>
ウズベキスタンは古くから陶器の盛んな国。かつてシルクロードの要衝としても栄えた古都、サマルカンドは、モスクをはじめ街中の建物が美しい青色のタイルでおおわれ600年以上に渡って人々を魅了している。2001年には世界遺産に指定された。
独特の青の色は“サマルカンドブルー”といわれ、世界中に知られている。
サマルカンドブルーは陶芸家の中で代々、師匠から後継者に伝えられる秘伝の色。今、ウズベキスタンでサマルカンドブルーを扱うことの出来る陶芸家は20人に満たない。

ナジロフ・ディヨール(22歳)は、伯父であり国を代表する陶芸家のナジロフ・アリシェルさんに弟子入りして7年がたつ。この夏、ディヨールは師匠から新築中のモスクに貼るサマルカンドブルーのタイル作りを任された。
師匠の厳しい指導に耐え、伝統を引き継ぐために奮闘するディヨールを追った。

◎ 番組の紹介サイトはこちら
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ウズベキスタンの土の文化が好き、リシタン陶器が好き、なかでもその青が好きな私に、このテーマはなんとも魅力的。
そして、これまで「D君」ということでこのブログでもご紹介していたディヨル君がテレビでお目見え、主役です!

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(工房にてタイル制作。後ろがディヨル君)

ディヨル君は15歳で有名な陶芸家である伯父さんの工房に弟子入り。以来、一生懸命に陶芸に取り組んでいます。そして、地元リシタンの暮らし、家族、仲間を、いつも大事にしています。このことに、本当に感動します。

日本語も上手です。この工房やリシタンは日本人と縁の深いところではあるのですが(これを書き出すとすごく長くなるので割愛します)、とくに習ったわけでもないのに、会話くらいは全然問題なし。メールの日本語(アルファベットですが)も丁寧語を駆使。今どきの日本の若者より丁寧です。ライティングって一番難しいのに、、、どうやって勉強したんだろう。
「ウズベク語、ロシア語、タジク語、ふだんからいろんな言葉を使っているから、語学は簡単です」と言っていました、、。はあ、、(頭を垂れる)

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(伝統を大事にしたリシタン陶器。この枯れた植物、じつは青の秘密と関係あり)

この「アジアンスマイル」という番組、ご存知の方もあるかと思いますが、アジア各地で自分らしく生きようとがんばっている若者たちをじっくりと取材するドキュメンタリー。若者たちを通して、その土地の暮らしや文化に触れることができます。
もともと気に入っていた番組で、リシタンが舞台になるなんて、とてもうれしいです。

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(青、茶色と並んで緑も伝統的なリシタンカラー)

番組では、現代における伝統工芸の継承と、そのために重要な「子弟制度」もテーマ。その伝承として「青」が登場しそうです。どうやってリシタンの青(番組紹介ではサマルカンドブルーとなっていますが、、、)を輝かせていくのか。どんな青が登場するかなあ。ドキドキ。

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(かわいい小皿もたくさんあって、、こうしてリシタン陶器がどんどん増えていきます。。)

最後に、リシタン独特の子弟制度について、菊田悠さんの素晴らしい論文から一部引用させていただきたいと思います。(菊田悠/「変化の中の『伝統』解釈と実践 ーポスト・ソヴィエト期ウズベキスタン陶工の事例よりー」/『アジア経済』2005年9月号)

* (リシタンで高級陶器作りの工房を持つAさんは)、伝統的なウスタ(職人)とショーグルト(弟子)の関係の下でこそ、高度な技能や礼儀作法、仕事に愛情を込めるという陶工として望ましい態度が養われると主張していた。
* それは以下の言葉に表現されている。「こんな一文がある。『最も新しく、美しいものは、古いものである』と。何かするときは伝統を残していかなくてはならない。新しいスタイルを考えるときも基礎に伝統がなければ、何も出てはこない」
* 「リシタンの残したい伝統はもうひとつ、ショーグルトを育てる過程、これを残さないといけない。これ(が残らないこと)は、伝統が消える主な理由のひとつだ。ウスタは自分の知っている芸術をショーグルトに伝えること。ショーグルトを伝統の精神のもとでしつけることは、基本的なことと考えられる」
* A氏は「リシタン陶業の伝統」に色や文様、形といったソヴィエト民俗学者やアカデミー会員の解釈と同じ要素のみならず、アンジュマン(ショーグルトが昇進する時の集会)やウスターショーグルト関係をも含めて想定している。そして「伝統的な」ウスターショーグルト関係を再構築することが、リシタン陶器の質の向上と発展に役立つと考えているのである。


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(リシタン陶器を伝承してきた陶芸家たち)

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(ソ連時代)

独立後のウズベキスタン、リシタンに関わり、その人々を愛し、陶芸を見つめてきた方々と、リシタンの人々との長い交流、信頼関係が太い幹となり、今、様々に若々しい葉を広げているように感じます。
そのことを尊敬し、感謝します。

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(これがサマルカンドブルー。空より青く輝きます/グルエミル、サマルカンド、1404)
by orientlibrary | 2010-10-21 22:44 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

ウズで青のやきものに浸る

中世からの伝統を持つウズベキスタンの陶芸産地リシタンは青の陶器で有名。現在では世界的にも貴重となった「天然釉薬イシクール」を使う伝統技法が、青の輝きをさらに魅力的なものにします。


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A工房には徒弟制度が今も生き、中世から受け継がれてきた伝統技法や作法をとても大事にしています。でも作風としては、常に新作に挑戦しています。
そのことが、とても好きです。ウズ各地のお土産物屋さんにはリシタン陶器がたくさんありますが、それらとは異なる世界を持っていると思います。


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朝は路地裏やモスクを散歩し、朝ご飯を食べたあと、午前中は地元の子どもたちに日本語を教え(楽しいですよ〜!)、お昼ご飯に戻り、午後は工房で職人さんたちの作業を見ていました。作業の流れや工程、役割分担など、とても興味深いものでした。


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(代表的な料理プロフ。家庭のプロフは脂っこくなくておいしいです。日本の胡椒もみえてます)


そして、陶器の模様をスケッチしました。ひたすら何枚も何枚も。手のあいた絵付け職人さんが時々見に来て、手ほどきをしてくれました。1本の線も上から描くのか下から描くのかさえわからないので、この手ほどきはとてもありがたかったです。感謝!!


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(陶器をスケッチして模様のお勉強。幾何学系のものは花びらの数を数えたり角度があったり大変。自然な模様の方が描きやすいし描いていて気持ちがいいです。唐辛子模様のバリエーションが多いとあらためて気づいたり、とても勉強になりました。<追記>=私は絵を描くなんて中学校以来。まったく畑違いの仕事をしています。その点「差し引いて」ごらんくださいね!m(_ _)m)


さらに、ウズベキスタンの絵付け職人さんのための「絵付けのABC」みたいな本を見せてもらいました。描き順もちゃんと示してあります。これ、これが欲しかった!欲しいよ〜。でも写すのはとても無理。で、町に1台のコピー屋さんを探し、無事にコピーをとることができました。こんなテキスト、amazonだって手に入らない!うれしー!


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(順序が描いてあるのがうれしい。実際に職人さんに描いてみてもらったら、きちんと定規でサイズをとって順序だって描いていっていました。この職人さん、若いけどすっごく上手いんですよ!びっくり。絵付けの美術大学に行っているそうです。夏休みなので帰ってきてました)


それにしても、、私がイスラム陶器の模様を勉強しても、という気持ちもあります、、でも、やりたいという思いにさからわずにしばらくやってみようかと。いくつになっても迷い多き人生です。(>v<)


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(ナン焼き釜を積んだロバ車)
by orientlibrary | 2010-08-29 23:42 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

ウズベクの夏、暮らしのなかで

ウズベキスタンから戻りました。
暑さは、日本と同じくらいともいえますが、日本の方が暑く感じます。ウズは「日差しカンカン」、日本は「空気モワモワ」。全身がお風呂に入っているような日本の方がキツいですね。


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(暑い夏の贈り物、ウズのフルーツ)


私はもともと「優雅なリゾートでゆっくり」的な志向が少なく、「ゴージャス」とか「リッチ」にも縁がありません。貧乏性なのでしょうけれど、体験ができること、地元の人の暮らしや考えに触れられるような旅行の方が好きです。


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(路地裏の光景)


その意味では、今回は本当に希望にかなったものでした。観光はゼロ。ふつうのお家でご飯を食べ、やりたかったことを日々おこなっていました。そして帰ってきました。短かったけれど、とても満足です。多くの方々に感謝しています。


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(コーカンド、宮殿のタイル。陶器やタイルも、たくさん見ることができました。)


陶器絵付けやイスラムの模様のことなども、今後わかる範囲で書いていければと思っています。
by orientlibrary | 2010-08-27 23:06 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

中世装飾タイルの都 サマルカンド

<中央アジア関連の番組のお知らせ>
「ユーラシア大陸お仕事日記」さんより、ご案内を頂きました。私も心待ちにしていた番組のご紹介です。

6月4日(金)21:00〜23:24
「ビートたけしと7人の賢者 〜未来への選択〜 人類は滅びるしかないのか」

「ユーラシア大陸 お仕事日記」さんでのご紹介

放送終了しました。青いタイル(施釉煉瓦)、可愛かったですね〜!!!パルメット模様のような感じがしましたが、、。ウズベキスタンやカラカルパクあたり、とくにタイルがあそこまでフューチャーされているとは感動でした。
13、14世紀頃のタイルがいちばんカッコいいです!最高!ミズダハン墓地、これは行かねば!

アラル海の湖底の彩釉装飾煉瓦やミズダハン墓地のタイル、「ユーラシア大陸 お仕事日記」さんで紹介されています。「運命の青い煉瓦」。湖底の煉瓦、これはたしかにチューリップ模様のように見えます。でも、こういう模様、これまで知りませんでした。本当にかわいいですね。なんとも言えません。(6月4日夜:記)

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ウズベキスタンのオアシス都市サマルカンド、建築物の壁面を彩るタイル。タイル装飾というものは、とてつもなく手間を要するものだと思います。美しさで帝国の力を示す。そのような力ならば歓迎ではないでしょうか。

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(レギスタン)


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(シャーヒズインダ墓廟群)


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(シャーヒズインダ墓廟群)


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(シャーヒズインダ墓廟群)


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(レギスタン)


 しばらく更新があまりできないと思います。こういうこともやっていて=「美しい世界の手仕事プロジェクト」、その他、いろいろと、、、ゆとりがないです・・・mmmmm ・・・ が、気晴らしに!?更新するかもしれないので、また遊びにきてくださいね。see you☆
by orientlibrary | 2010-05-22 21:30 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

「犬が星見た」ウズベキスタン

Twitter、facebook、mixi、いずれも登録しているだけの私。活用法もよくわからないし、ブログだけでも更新ままならない状況なのに、とても無理。でも、好きなミュージシャンのTwitterやpicsは常にチェックしていて、臨場感、一体感があり、うれしい。Youtubeはインタビューものやコンサート映像など、見ていて飽きない。WEBアルバムというのも、とっても便利。新登場ツール、これからますますすごいことになっていくんでしょうねえ。

そんなわけで、『ツイッターノミクス(twitternomics)』という本を買ったのですが、同時に買った本の方を先に読んでしまいました。『犬が星見た ロシア旅行』(中公文庫)という変わったタイトルの本。著者は武田百合子さん。(作家武田泰淳さんの妻。ご両者ともに故人となられました)

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(中央アジアの光景。カザフスタン。春ならばこういう景色も見られましたね)

1969年のロシア旅行の記録。百合子さんが武田泰淳さん、竹内好さんらと一緒に20日間のソ連ツアーに参加したときの日記をもとにした旅行記(執筆は1978年)。 ツイッターノミクスで世界と瞬時につながる現在との違いの大きさに、この40年の変化のスゴさをあらためて感じました。

旅は横浜発。船旅です。ナホトカから鉄道でハバロフスク。空路でイルクーツク。が、日程変更の都合で泰淳さん憧れのアルマトイ(カザフスタン)へは行けず、タシケントへ。ウズベキスタンのあとはコーカサス、ソ連。ツアーと別れ、その後スカンジナビアへも行っています。

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(カザフスタン。こういう景色もあります)

タイトルがロシア旅行なのでロシアかと思うのですが、ソ連時代のことであり、現在の中央アジアやコーカサスのお話が多く、中央アジア好きの私はおおいに興味を惹かれました。といっても、名所旧跡、観光地のことはほとんど書かれておらず、大半が現地の人々の様子や日常生活、食べ物、そしてツアーの面々の行動スケッチ。

今もトイレやお風呂、食事などがキツい面のある中央アジアですが、40年前はさらにすごかったみたいです。でも洗面所の水を毎朝コップ7、8杯飲んでいたという百合子さんだけがお腹もこわさず、女性ならばキャーと言いそうな非日常にも、さらりと溶け込んでいます。

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(ナン。地方によって模様も味わいも違います)

各地で出会う人々を、同じ人間として、見下すことなく、たじろぐことなく、あくまで普通に接している、その感性が本書の最大の魅力と感じました。歴史や文化など難しいことは一切書かれていませんが、40年前のサマルカンドやブハラの一端が臨場感を持って垣間みられるような気がします。また会話を含め描写が非常に細やかで、よく記録したものだと感心しました。そしてその前に、よく見ているなあと思います。精神が伸びやかでやわらかだからこそ、いろんなことがスルリと入ってくるのでしょう。

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(百合子さんの関心はモスクよりも子どもたちやお母さん。なんちゃってロシア語で普通に話しているのがおもしろい)

中央アジアのあたりなど、好きだったのは次のようなところ。

(国内線機内食について。テーブルが壊れているようなガタガタ飛行機だったが)
・・・ 何ておいしいんだろう。輸入しないで皆が我慢して頑張って働いている国の食物だ。粗末に扱ってはいけないなーそのしんみりとしたおいしさのせいか、二宮金次郎のような気分になった私は、一個残した紅茶の角砂糖を手提鞄にしまって、あとで大切にかじることにした。・・・

(帰ろうとするガイドの青年を竹内好さんが追いかけて話をしています)
・・・ 竹内さんはパイプを加えたまま、耳を傾けて、実に嬉しそうに肯いている。それから握手した。「彼は、純粋のこの土地の人間だそうだよ。じいさんも父親も熱心な回教徒だそうだ。じいさんは、今も毎日五回祈るんだそうだ。コーランを知っているかと、俺が訊いたら、彼はコーランの一節をいま暗誦してくれたんだ」「いい青年だねえ。ウズベキスタン共和国の愛国者なんだな。コーランを久しぶりに聴いたよ」 ・・・

(ブハラのバザールで「銭高老人」(一人で参加したツアーメンバー。銭高組の会長)が話す)
・・・ 「見てみなはれ。壁も塀も門も、よおく見ると、皆、少しずつ、かしいでおりますがな。うまくかしいで建ててありますがな。ここは地盤がえろうやわらかいんじゃ。えらいもんでっせ。地震を見込んで、最初から、かしげて建ててありますのや。やわらこう、遊ばせて建ててありますのや。たいしたもんじゃ。えらいもんじゃ。ロッシャはたいした国じゃ。わしゃ、よう知っとった」 ・・・

(ストックホルム空港にて。北欧は素晴らしいと語るモスクワ駐在商社員の妻の話を聞いて)
・・・ (私は)物が豊富で迅速に事が運ぶ文化都市にやってきたのだな、ロシアとは違ったところだな、と思っているだけだ。感動というのは、中央アジアの町に着いたときにした。前世というものがあるなら、そのとき、ここで暮らしていたのではないかという気がしたのだから。・・・

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(古写真集より。ブハラのサーマーン廟。ブハラ6月の暑さは強烈だったようです)

久々、好きなエッセイに出会いました。それにしても気温が50度のなかの観光、サマルカンドもブハラも「暑い」がメインでした。6月のウズツアーはキツいですよ。40年前とはいえ、そのあたりの配慮(情報?)はなかったのかなあ。タイルについて、少しでも百合子さんの言葉を読みたかったなあ。&ソ連時代なのに「ロシア旅行」というタイトルも示唆的かも。

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(ウズベキスタン陶器。シルクロードオアシスの空気を感じます)
by orientlibrary | 2010-05-16 09:25 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

ウズ風プリントが揺れる、街に、モードに!

このところ、「中央アジア」の文字を新聞などで目にすることが増えました。キルギスの政変、資源外交、経済特区の話題など、政治や経済面でも以前より目につくようになった気がします。

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(雨のサマルカンド、レギスタン広場の女性。大胆な花模様のスカートが似合う)

数年前に、テレビに映った中山恭子さん(元ウズベキスタン大使)がウズベキスタンのシャツを着ていらっしゃったことを書きました(「アブルバンディ・雲の織物。ウズベキスタンの絹絣」)。さすが中山さん、着ることも広報になりますよね。

でもそのときは、中央アジアのものって、まだまだレアな感じでした。が、、ファッション方面でもこのところ、どうも中央アジア風が吹いているような気がするんです。ファッションは疎いので、トレンドとか全然わかりませんが、あの柄や色合い、去年頃から街や雑誌等で時々見かけるようになったのです。

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(ウズ風の服を着た俳句選者女性)

先日も、たまたまつけたテレビでウズっぽい服装の人を見てびっくり。俳句の番組で選者の女性でしたが、青の絣風模様がウズ的。ウズではなくインドネシアか、意外と日本のものかもしれませんが、テレビにこういうスタイルで出る人はあまりいないので目を引きました。隣の女性のピンクの衣装も相当派手ですが、青の絣風の方が強くて目立ちます。すごい存在感!

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(ウズのスザニ柄風スカート。日本で999円!)

また昨年来、ウズのスザニの模様のような派手なプリントのスカートなども時々見かけていて、「それ、どこで買いました?」と聞きたいような気持ちになっていました。で、先日、原宿の999円ショップの前を通ったとき、何かが視覚に残り戻ってみると、こんなスカートを発見。999円なので購入。涼しそうです。

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(ウズベキスタンのスザニ。大胆な模様と色使い。デザイナーが触発されるのもうなづけます。以前は「強すぎ」「日本ではむつかしい」という感じでしたが、、。最近は世界全体の低迷感を吹き飛ばすような元気さが求められているのかもしれませんね)

どうもこのあたり、ちょっとしたトレンドのようです。前回ご紹介したドリス・ヴァン・ノッテン、2010年春夏コレクションで、ドカンと発表しています。

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(ドリス ヴァン ノッテン 2010春夏コレクション)

「これまで、おしゃれの禁じ手とされてきたプリントonプリントのコーディネイトが、今シーズンは新鮮な魅力にあふれてランウェイに開花した。キュートなミュウ ミュウ、エキゾチックなドリス ヴァン ノッテン、グラマラスなドルチェ&ガッバーナ」「アジアのエキゾチックなプリントを、パリのエスプリでもってシックにアレンジしたドリス ヴァン ノッテン」(vogue.com.)

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(ドリス ヴァン ノッテン 2010春夏コレクション)

ドリス ヴァン ノッテンのコレクションの写真を見てみると、まさにウズベキスタンそのもの。こんなふうに使うのか、とか見ていて楽しかったです。こちらから見るとクリックで細部まで拡大できます!トライバルなものをきちんとそのまま使いながら、カッコいい。モードです。

さらに先日、えっ!と思ったのは、「ヘアスカーフ」の本が出ていると聞いたこと。ヘアスカーフ、、数年前に日本でも流行らせたいという野望?を持っていましたが、一人では力もなく沈没。
が、最近ではストールを首に巻くスタイルが男女年齢不問で人気&定番に。ストールに抵抗がなくなってきて、ヘアアクセも人気。となると頭もスカーフで飾ろう、という流れになりますよね。

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(たくさんの三つ編みはウズの女の子ヘアのシンボル!髪の量が多くないとむつかしい。ヘアスカーフはサイドをくるくるねじって細くして結びます。服のように見えるものもじつはストール。色もコーディネートして)

中央アジアの女の子たちは、ヘアスカーフがとにかく上手。いろんな被り方で変化をつけています。ホントにオシャレです。みんな、とってもかわいいしね〜。

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(やわらかいストールの方が結びやすい。おろすのもエレガントです)

 SYさんより情報ゲット!「plantation」というブランドの今シーズンのテーマは「大地のボヘミアン」。「イスラム建築やロシア様式など様々な民族、文化が交差する中央アジアのウズベキスタンの女性たち。花柄のドレスにスカーフ、大地の母を思わせる悠然とした微笑の彼女たちからインスパイアされたコレクション」。waoh!! マジですか。以前好きだったこのブランド、、最近は価格志向でファストファッション専門な私、見に行くこともなくなりました、、(哀) plantationがウズベキスタン、、来てるなあ。ホント、来てる! でも、大地のボヘミアンってコトバ、、なんかヘンでは?? (先日、久々にお店を見学してきました!スザニ的な柄ですが色合いがやさしく上品で、和な感じのぼへみあんでした。日本でも違和感なく、ちょっとエスニックな印象でオシャレに着られそう。ただウズを見ている眼では、もう少しパンチがあっても、、という気はしましたが、、この方がマイノリティの意見でしょうね(^_^;)))
by orientlibrary | 2010-04-26 00:32 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

圧倒的にクールな中央アジア伝統染織!でも現代のアパレルは、、

ニュースでウズベキスタンの文字を見聞きすると、ん?と思って注目してしまいますが、今回はファッションでの話題。ウズとファッション?!

◆ デザイナーを触発する中央アジアの伝統的装い ◆
「東京ミッドタウンを主会場に開幕した2010~11年秋冬の東京コレクション。ヒロココシノ(コシノヒロコ)は、ウズベキスタンの伝統的な織物や日本の雪国の山村の衣服、文楽や歌舞伎からヒントを得たコレクション。「アジアに共通する素朴な美を現代的に表現した」とコシノ。たすきや帯など日本独特の文化を連想させるディテールが面白い」(毎日jp)

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(2点ともヒロココシノ/東京コレクション)

「デザイナーコシノヒロコ氏が訪れた中央アジアに位置するウズベキスタンからインスパイアを受け、これをはじめとするアジアの国々の歴史と文化とを融合したコレクション。ブラックを基調としたデコラティブなルックから、染めや素材へのこだわりを感じるスタイルまで、ディテールへのこだわり、クリエイションの高さを感じる豪華で芸術的なショーで会場を沸かせた」(fashionsnap.com)

コシノヒロコさんといえば、たしかウズベキスタンの刺繍布スザニのコレクションをお持ちですよね。以前、大倉集古館でのスザニ展示はコシノさんのものとのウワサが。

ファッションデザイナーが中央アジアにインスパイアされるのはコシノさんに限ったことではなく、世界のデザイナーがシルクロードの伝統的な衣装や染織を最新のデザインに取り入れています。
1996年秋にはジョン・ガリアーノが「ノマド」をテーマに作品を発表。2000年代に入ると、ドリス・ヴァン・ノッテン、ベルンハルト・ウイルヘルムらが作品を発表。クリスチャン・ディオールもコレクションに取り入れています。

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(『シルクロードの装い』展チラシ)

こうした流れを受けて、日本で2004年に開催された「シルクロードの装い 〜パリコレに花咲いた遊牧の民の美〜」(東京都庭園美術館)は、中央アジアと最新モードを融合したデザイナーの作品と伝統衣装や装身具を合わせて展示し、切り口が新鮮でした。また若い人も大勢来館していたのが印象的でした。

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(この色合わせのセンス!/女性外出用ドレス/19世紀後期/アフガニスタン/クッチ族/『シルクロードの装い』カタログより引用)

中央アジアって、きれいなものがたくさんあるんですよ!染織、ホントにすごいですよね〜!この大胆なデザインや色使い!突き抜けてますよね!タイルも最高に素晴らしいんですよ!、、いつもそう言いたい気持ちでいる私。コレクションのニュースに、やっぱりね〜(ふふふ)、とちょっと自慢気分になったのでした。

◆ 現在の中央アジアのアパレル産業は? ◆
でも、、諸手をあげて喜んでもいられない部分もあります。
世界レベルのすごいデザイナーたちが伝統的な染織にインスパイアされている反面、ウズ自体の現代のアパレル産業や綿花産業はなかなかきびしいものがあると思うからです。

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(「STYLE.UZ」ー2008.10月ーでの高田賢三さん)

たとえば、東西の美融合の先駆者である髙田賢三さんも招待された「STYLE.UZ」(2008.10月12-17日開催)。どんな内容かというと、、
「タシケントのファッションウィークの主催団体である「ウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金」と「スタイルハウス」は、オーストリア、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、トルコ、インド、アメリカ、スイス、日本、中国から20名以上の有名なデザイナーや人気ブランドの代表者を招待しました。その他にもDJや国際的ファッション誌の編集者、宝石ブランドのオーナー、社会活動家、テレビ局やファッション業界団体の代表者などの著名人が参加しました」(ウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金駐日代表部)

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(ファッション週刊誌WWDジャパン2008年12月1日号)

外部の視点の一例として、取材記事をご紹介。「第3回ファッション&アートウイーク“スタイル・ウズ”開催 ウズベキスタンはファッション立国できるか?」(ファッション週刊誌WWDジャパン2008年12月1日号)より一部を抜粋〜要約します。

「なんといっても同国の主要輸出品は綿花であり、独立後は世界最大の綿花栽培国である」(注:現在はたぶん中国が1位だと思います)
「この綿花を綿織物に加工し、さらにアパレルとして付加価値をつけて輸出しようとする国家プロジェクトが始まっている。その一環としてファッション振興があげられ、ファッションデザイナーの育成もそのひとつ(=ウズベキスタン文化芸術フォーラム駐日代表のコメント)」

「すでにタシケント、サマルカンド、フェルガナの3都市に国立の繊維・アパレル大学が設立されるなど、急ピッチで基盤作りが進められている」
「(今回の取材で見る限りではウズのデザイナーたちは)強くウズベキスタン特有の民族色を前面に打ち出している。虹や孔雀のような多色使いのボカシ、カスリが入ったような独特な織りやイカット風柄が頻繁に登場する。モスクに用いられている独特のモザイク模様も多く見られた」

「注目を集めたのは(カリモフ大統領の長女)グリナラ・カリモワがデザインする「グリ」だ。同ウイークでは彼女のジュエリー・ブランドの発表もあった」
「BRICSの次に来る新興国としてウズベキスタンの名前があがるようになるまでにはもう少し時間がかかるだろうし、同国デザイナーのレベルアップも簡単になされるとは思えないが、今回の「スタイル・ウズ」はファッション立国に賭ける同国の熱い思いを十分に感じさせた」

記事は前向きなスタンスで書かれていますが、行間には「むつかしいだろう」というニュアンスがある印象。
だいたいが、国家がおこなっているという時点で素直に入っていけない。またまた大統領長女が出てきて、、引くわ〜。

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(ほれぼれ〜☆☆☆/タジク民族衣装イラスト/1960年代のソ連作成の資料集より)

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(大胆なデザインと細密な手仕事。圧倒的/タジク民族衣装イラスト/1960年代のソ連作成の資料集より)

◆ 綿花産業、、きびしい ◆
さらに、今をときめくH&Mのサイトには「ウズベキスタン産コットンについて」というページがあります。

「先ごろ、ウズベキスタンにおいて綿花栽培のために児童労働が引き続き行われているとの報告がありました。これを受けて、H&Mは現在、自社商品へのウズベキスタン産コットンの使用を避けるよう努力しています」

「ウズベキスタンが世界有数のコットン輸出国であることを考えると、同国産コットンは、H&Mの衣料品に限らず、あらゆる種類のコットン製品に含まれている可能性があります。コットンは製品になるまでに何度も取引を経由するため、またH&Mが自社でコットンを調達していないため、その生産履歴をたどるのは事実上不可能に等しいと言ってよいでしょう。数は少ないものの、綿花調達を自社で行っているサプライヤーは、ウズベキスタンから綿花を買い付けないことをH&Mに確約しています」

流通の巨人ウォルマートも。
「米ウォルマート社は、ウズベキスタンがコットン収穫時に強制的に児童労働を使用していることから、ウズベキスタン産コットンの調達を中止するよう、世界中の自社納入拠点に命じた」「これを受けてウズベキスタン政府は9月12日、児童労働の使用を撤廃するための国家行動計画を発表した。ウォルマート社は、同政府によるこれらの措置がきちんと確認できれば、納入業者への指示を修正する方針だ」(出所:Inteletex/2008年10月02日)

はあ〜、、秋の収穫期には学生も勤労者も綿花摘みに行くって言ってたからなあ、、その後「国家行動計画」はどうなったんでしょうか。
ファッション立国の前に、生産のシステム、物流の整備、法制、民主的な商習慣、、いろいろありそうだ。
がんばってね、ウズベキスタン(国家)さん。ホントにホントに応援してるんだから!!

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(もう〜、、絶句するほどカッコいい!!!くらくらくら、、/タジク民族衣装イラスト/1960年代のソ連作成の資料集より)
by orientlibrary | 2010-04-17 00:40 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

水のような青。グルエミルのタイル装飾

前回、バザールで冬のメロンとスイカについて書きましたが、冬のフルーツの姿その2です!

この不思議な形状のものは、、干しメロンでした。サマルカンドのバザールで購入。発酵系の匂いがして、やや塩気も感じつつ、やはりメロンだと思う味。粘着度が高く、カットするのが大変。ちぎって食べるものなのかも。

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こちらはプラムの中にクルミが入っているもの。やわらかくて甘いプラムとカリッとしたクルミの食感がいいです。ニューカマーのウズじいちゃんズ(タシケント出身)も一緒です。

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ウズ干しフルーツ&ナッツ集合写真。リシタン陶器やウズの織物もきれいでしょ!?

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右下のは干し杏。こちらが本物の色。味わいも自然&素朴で、ほどよい甘さです。日本で売られているオレンジ色のものとは、別ものですね。ナッツはアーモンド。「アーモンドの瞳」って、中の実の形状から来ているのかと思っていましたが、殻こそがキリリとしたアーモンドの形なんですね。

◆ グル・エミル(サマルカンド)のタイル ◆

フルーツが豊富なサマルカンドは、ティムール朝の都でした。繁栄をきわめたサマルカンドの歴史的な建築遺構のひとつ「グル・エミル」(1404)。壮大なドームやティムール時代の美しいタイル装飾が見られます。

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「1403年にスペインのカスティーリャ王国の使節団の一員に選ばれたイ・ゴンザレス・デ・クラヴィホは国王エンリケ3世の友好使節としてスペインを発ち、ティムールの死の前年にサマルカンドを訪ね、1406年に帰国した。彼が残した貴重な記録には当時のサマルカンドの繁栄ぶりとティムールの宮廷が生き生きと描写されており、貴重な資料となっている」(「中央アジアにおけるティムール時代の建築遺構と装飾タイル」杉村棟/ 『シルクロード学研究7 中央アジアのイスラーム陶器と中国陶磁』より)。

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「1403年に死去した甥のムハンマド・スルタンを記念してティムールが建てさせた墓廟を中心にマドラサとハーナカーが付属している建築群である」「イランからも職人を徴用しティムール自らが指揮をとったと言われるほど力を入れて建造した墓廟である」「後にティムール自身の墓とティムール一族の王子たちの墓廟となった」(同書より)

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「記念碑的な墓廟はマドラサとハーナカーの間に建てられており、墓廟でありながらモスクのようなファサードを備え、丈の高いドラムとリブ付きのドーム、施釉レンガ、タイル装飾を施した外壁などにより複合使節の特徴がある」「ここには濃淡の青、黄土色、白色のタイルや施釉レンガが使われ、ドームとリブの基部のムカルナスにも同様の色彩が用いられている。主文をなすのは幾何学文である」(同書より)

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「中央アジアのモザイクタイル装飾で興味深いことは、銘文帯の構成や異なった色調の青、白、黒、黄色などの色の組み合わせにイラン的なスタイルが見られること。それはおそらくイランの職人がティムール朝に徴用されたことによるのであろう」(同書より)

グル・エミルはコバルトブルーと金彩のドーム天井が有名ですが、タイルもとても魅力的。個人的に好きなのは、内部壁面を飾る六角形のターコイズブルーのタイル。青のグラデーションが何ともいえません。

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たゆたう水を思わせる色合いで、タイルの湖に浸るようです。
by orientlibrary | 2010-03-22 01:44 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

春待ちウズのバザール&ミュージアム

夏のウズベキスタン、極暑のなかの楽しみはみずみずしいフルーツ。とろけるように甘いメロンやスイカですよね。
冬のバザールにもありました。このゴールデンコンビ。
私の視線を感じたのか、おじさんが一切れ味見させてくれました。
自然な甘さがぎゅっと凝縮された感じ。しかも水分もほどよくあります。じょうずに保存しますね〜!

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ざくろも、やや水分はとびますが、サクっとして風味があります。
フルーツ天国ウズベキスタン、夏と比較するとさみしいけれど、保存の知恵と技術に感心しました。

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かぼちゃ、色が濃いですね〜。いろんな野菜と合わせて薄味のスープ煮がおいしい。

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ピラフなどウズの料理に欠かせないにんじん、多彩。臭みがなく、食べやすい。自然な味。

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唐辛子とにんにくの強力コンビ。唐辛子も力強い。日本の唐辛子が繊細に感じます。

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パブリカ。おしゃれな野菜もあります。タシケントのバザール。

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工芸博物館は、内部を一部リニューアルして展示が見やすくなっていました。だんだん展示技術が上がっていきますよね。
でも世界共通のグローバルな見せ方とは一線を画して、ウズらしい土着性も失わないで欲しいなと思いました。

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細密画(ミニアチュール)のレベルが世界一と私が思っているウズベキスタンですが、工芸博物館に入って最初の部屋では、イラストで工芸職人さんを紹介。こちらは木工の職人さん。
以前アップした『乙嫁語り』(中央アジア工芸や衣装の描き込みが素晴らしい)の森薫さんに見て欲しいなあ。
森さんも木彫りをビシビシに細密に描いていましたが。どちらもすばらしい。

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ティッラカッリマドラサ(レギスタン)のショップは、クローズさせられたところが多いようです。本来、マドラサですからねえ。
そのぶん、「ショップスペース」がリニューアルされていました。商品ジャンルごとにコーナーを分け、ディスプレーも見やすくなっていました。
商品も年々充実。新製品も続々登場。だんだんトルコのようになっていくのかな。
商品が少なくても、おしゃれじゃなくても、素朴なところのあるウズの商売スタイルがいいなあ。

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クローズせずに残っている(許可の基準がどこにあるのか不明)ショップでミニアチュールの本を購入。いつかアップしたいと思います。
&タイル写真もしつこく撮ってます。ウズのタイルは見れば見るほど最高〜!

今回も写真のみとなりましたが、まずはアップしちゃいます☆
by orientlibrary | 2010-03-12 00:11 | ウズベキスタンのタイルと陶芸