イスラムアート紀行

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中央アジアの工芸・芸能、そろそろくるかな!?

ブログ更新できず、時間がたってしまいました。映画、展覧会、本、布など、書きたいこともあるんですが、、このところ、歯治療(根っこのあたりが細菌感染)と軽い風邪で、ずっと微熱状態。冷えピタが乾いてしまう。歯のズキズキ感が時々やってくるけど、治療中なのでこれ以上どうしようもないし鎮痛剤で効くものでもなさそうので、時の経過を待つという残念な状態。
テンション上げようと(というか、ある種、妙に上がっている)いろいろやってみてましたが、集中作業がしにくい。ほんと根性ない、、情けない、、、 でも、元気にしてます(変かもしれないけど、基本は元気)。。

今回は写真のみのアップで、、しかも、これまでにご紹介したものもあるんですが、ご紹介したいアングルがたくさんあったので、この機会にアップです!  イタタタ、、、(>_<。。。)))))))

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(Kannotextilevol.2 展示より/上左:ウズテキスタイルの魅力が伝わるポーチ類。真ん中は手織りベルベット/上中:シャツやワンピース、すべてハンドメイド/上右:ベカサムというストライプが特徴の布のワンピース/下左:ラカイの刺繍を使ったブーツ/下中:ラッキーなゲリラライブ!/イギルというトゥバの楽器、哀愁ある風のような音でした。多謝!)

以前ご紹介した「Kannotextile」さん、10月初め頃に一か月のウズベクの工芸と布調査旅を終えて無事帰国と思ったら、即仕事に突入。入手した布で短期集中、ステキな服たちを作りあげ月末には展示会。この疾走感と密度、すごいな。
そして服、とっても良かった!仕立てがていねいでベーシックなかたちなので、大胆な柄が生きる。こんなに洗練されたアトラスやアドラスやベカサム、、とてもうれしかった。感慨です。

ウズや中央アジアの染織は、やはり魅力あります。私もスタディして、またご紹介できればと思います。

写真下の2枚は、ギャラリーでの「ゲリラライブ」。トゥバ音楽演奏家寺田亮平さんが、たまたまコンサート帰りに楽器を持ってギャラリーに遊びに。流れでライブに!衣装まで纏って頂き、ふだんなかなか聴けないトゥバの音楽を対面で聴かせてもらって、本当にラッキー!うれしかった。素晴らしい喉歌もたっぷり聴かせてもらいました。寺田さん、どうもありがとうございました!

そんな寺田さん渾身の企画、「中央アジアの音楽 テュルク・ミュージック・イン・トーキョー」が、2013年1月27日(日)開催。こちらでも、また随時ご案内します!

最近は、ウズベキスタンダンスも人気だし(一部?)、kannoファッションもカッコいいし、音楽も多彩だし、なんてったって染織や陶芸、木工、金属加工等、工芸の奥行がすごいし、「中央アジア」、そろそろくるかな!?!?^^

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8月のウズ行きで、ウズ(〜中央アジア)染織の中心地マルギランへ。海外のバイヤーさんも訪れる有名な工房へ。さすが、質が高い。全然違う。発色がパキッとしている。模様、デザインが鮮烈。色合わせのセンス。そして手触りが違う。なめらかで持って気持ちいい。ちょっとハマりそう、、

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「フラグメントからアンティーク絨毯まで。「コレクター」という人生の愉しみ方」と重複する写真もありあますが、衝撃まだ冷めず、再度ディテールのご紹介。自分の好みなんですが、ほんとにこういうフラグメントやクタクタになったものが好きです。。

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(トルクメン、テッケ族、女性衣装「chyrpy」)


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(Central Asian Silk Velvet Ikat )


<突然ですが、展覧会情報> 
世界各地のさまざまな織りや染めの技法を紹介する展覧会、「織りの服、染めの服」が文化学園服飾博物館で開催中(12月22日まで)。ホームページの記述や写真では、なかなか展示内容が伝わらないのが残念。織の構造見本が多数あり、とても勉強になりました。

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布ものが続いているので、土ものを少々。タシケントにあるティムール博物館の内部空間と展示されている陶器の一部です。陶芸好きにはうれしい博物館。ゆったりしていて、じっくり好きなだけ見られます。

<突然ですが、土つながりで、、>
facebookのシェアから知った「久住章のトイレット」(シェフと庭師Mの庭造り日記)、左官の神様と言われる久住章さんとの仕事現場で感じたこと、メイキングストーリー。みずみずしい感性で、久住さんからたくさんのことを感じ、学んだ若い庭師さん。久住さんの言葉にしびれる。庭師さんの文章も素直で、とってもいい。良かったです。

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(以下、一部引用)
ある時、「今後の左官に必要なものはなんやとおもう?いや、建築業全体にいえることでもあるな。」と久住さんが私に質問してきました。工事現場で交わされるにはあまりに高尚な質問で、もちろん、建築関係の仕事をしている私としては即答したいところですが、その答えなど用意しているわけがありません。

「今の左官屋に足りないことは、幸せ感や。技術的なことやないねん、実は。要するに壁を塗ることで、人を幸せにしようと思う気持ちやねん。本気で幸せにする気がないと、決して壁で人を幸せにすることはできへんねん。今は日本中しょうもない建物ばっかりやろ。でもこれは、能力のない建築家がいかに多いか、ということやねん。能力がない建築家は完成度をあげるために緊張感を上げるようなデザインをするんやけど、でも、それは、結局お施主さんへのごまかしなんや。そんなもんすぐ飽きてしまうし、もちろん、リラックスなんてできるわけないやろ。本気でお施主さんを幸せにしようなんてちっとも考えてない。これからの建築業はいかに人を幸せにするかやで。その点、ケーキ(施主がパティシエ)はすごい幸せにする力があるよな。我々もこれが必要やねん。」
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職人さんって、ほんとにいいな。

それに引き換え、ダメダメな私(泣)。まとまりなく、失礼しました。とにかく一度アップしようということで書いてみました。また次回!お元気で☆

(わ、、まとまらない文章なのに、、いいね、をたくさんありがとうございます。m(_ _)m)
by orientlibrary | 2012-11-09 19:09 | 日々のこと

ウズ放浪記 〜自転車騒動、独立記念日、肉ジャガ、桃、タイル絵付け

今回のウズベキスタン、いろいろあったけど、カラッとした空気はいいな。雑談風の軽いエピソード編です。舞台はタシケントからフェルガナ地方へ。

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(自転車編/上段の白いのが今回購入の韓国製高級中古車/下段左の黒いのはドイツ製超高級中古車)

マルギランのバザールに出かけ、自転車を買いました。といっても、自転車売場はメンズの場らしく、自分では行けなかったのですが、私がアトラス売場、日用品売場をブラブラしている間に、Gさんが代理購入してくれました。Gさん、上機嫌。車には、すでに白い自転車が積んでありました。

自転車買おう、と思ったのは、リシタンでの足として、「歩き、または車に乗せてもらう」以外の選択肢が欲しかったから。炎天下に長時間歩くのはきつくても、自転車なら楽勝ですからね!そして、他の物価から考えて、自転車なら数十ドルくらいかなと(軽く)考えてました。そんなにすごい自転車、見たことないし。

が、なんと、自転車、高い!安くても100ドルくらいとのこと。わ〜、下手したら日本より高い。私の(日本の)チャリ、8000円くらいだし。
でも、買いたいと言ったので覚悟を決めました。結果、80ドルだったとのこと。写真上段の白い自転車です。韓国製の中古。「すごくいい、しっかりしている」とGさん大絶賛。
新品同様のチャリが放置されている日本に慣れていると、微妙、、ハンドルは大きく曲がり、なんかバネみたいのが飛び出ているし、あれ?ライトない。鍵もない。

ところが、、80ドルはけっして高くなかったんです。写真右列の中段に、車の外に鋭い目つきのメンズたちがいる写真があります。この方々、自転車を食い入るように見ていたんですが、、「300000スム(約1万円)で売ってくれ」と交渉してきたそうです。80ドルで買い1万円で売れば転売で利益が、、いやいや、買うのが大変なのに、そんなことしてる場合じゃないです。

さらに、80ドルの韓国製中古がお買い得だとわかったのは、下段左の自転車を見たとき。ドイツ製の中古で200ドルだったとか。え〜〜〜!、、、 どなたか日本の放置自転車を輸出するビジネスすれば?!?輸送費と商習慣で、ほぼ無理かな。。

バザールでチェーンの鍵を4000スム(140円くらい)で買い、ライトはないけど、後ろには荷台があってこれは荷物を積みやくなってます。Uさんの工房で買った陶器を積んでもらいました☆便利!

リシタンでは、大人の女性は自転車に乗りません。外人で帽子を被り(地元の人は被りません)自転車に乗っていると、、どこにいつ頃いたか、バレバレ。「自転車に乗ってましたね」(苦笑しながら)と、どれだけの人に言われたことか。「〜の場所を人に聞いていたでしょう」、そんなことまで、、(教えてよ、その場で、、)。

ちなみに、下段真ん中の光景は、川の水汲み。リヤカーにバケツで水を汲み、家のタンクに収納し、今回はそれが洗面用^^ 重い水汲み、M君、お世話になりました。


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(ウズベキスタンの独立記念日は9月1日、地方では早めに祝賀行事。たくさんの地元民が集結!)

リシタンのスタジアムでおこなわれた独立記念日の催し、日本語を勉強している子どもたちや先生たちと一緒に行ってきました。
すごい人、人。リシタン、人口多い。そして、日本人に好意的というか、手を振ってくれたり、笑顔で挨拶してくれたり。ありがとうございます。こんな光景、はじめてだ〜、、
地元テレビが取材に。先生の一人にインタビュー。とってもいい感じのやりとり。良かったな〜。

祝賀祭の内容は、よくわからないけど、スタジアムの中で、ひたすら踊りや歌やスピーチがあったような印象です。観客席の子どもたちが踊り出すのがすごかった。うまい!この踊りのセンスは何!?さすがシルクロードの子どもたち!かわいいし〜。ほんとにかわいい子どもたちなんです。


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(日本語や英語を勉強している子どもたち。おにぎり&肉じゃがパーティの様子など/事情があって牛も飼ってます/下段右はお箸の練習!)

独立記念日、ランチはたまたま日本からの短期ボランティア先生の発案と調理による、肉じゃが&おにぎり会。プロパンガスでお鍋いっぱい。和食は子どもたちには微妙なものもありますが、牛肉とじゃがいもは定番食材。おにぎりと合わせ、大好評で元気に食べてました。M先生、どうもありがとうございました☆


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(フード編/桃!もも!モモ!おいしい。。道ばたで桃を売るおばさん、ほんとはもっと前に桃のバケツが出ていて危険だった、、/ブドウも最高/ナン屋さんにて。フェルガナのナンはおいしい!模様をつけたり、ペットボトルの後ろに穴をあけてゴマなどをスピーディにかけていた)

ウズベキスタンはフルーツ天国。いろいろあっても、フルーツを食べれば、シアワセに。今回の最高フルーツは、写真にある道ばた販売の桃。バケツがもっと中央に出ていて、あぶないくらいだった。そんなにまでして売る気満々だったのに、私たちを見ると、「外国人だから、タダで持って行っていい」と、、結局1000スムで(35円程)。バケツ一杯の35円の桃、この味が忘れられない。瑞々しく、自然な甘さ。日本の水密はまた別格だけど、こういう素朴な味の方が好きだなあ。

ブドウもおいしい!日本の果物の値段の高さに日々ショック受けてます。果物は、本当にウズがいいな〜。。

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(リシタンのウスマノフ工房にて)

自転車で行ってきました〜、「青の魅惑 イラン・トルコ・ウズベキスタンのやきもの」(INAXライブミュージアムにて開催)でお世話になったウスマノフ工房。ここの青はやや強くて、絵付けは細密で、巧いです。ウスマノフさんも、あったかくてやさしい人。

最近は、リシタン、このような(写真右下)タイルの絵付けの仕事が多いみたいですね。この装飾タイルパネルは、ウズ国内のお金持ちの家で使われるのだそうです。
伝統工芸は、やはり需要がないと維持発展できない。国内需要があるというのは、いいことですよね。工房は、いつも忙しそう。今は涼しくなったけど、最高に暑い時期は40度超えの日々。冬は寒いし。えらいな〜と思う。
「家には何時頃に帰るの?」と若い職人さんに聞いてみると、「夜の10時くらいになるときもあるよ。仕事が終わったときが帰るときだから」。16歳からこの仕事を始めたR君、巧い。「トランス音楽が好き」というイケメンなんだけど、あれ、写真に顔が映ってない。雰囲気のみですが。

今回は資料もたくさん入手してきたので、勉強しなければと思ってます。。。
by orientlibrary | 2012-09-17 00:56 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

タシケント〜緑と水、すご技ウズ刺繍、古い青の陶器

陽射しは強いけれど、カラッとしていて快適だったウズベキスタン。日中数時間の暑さ以外、朝夕は本当に気持ちよかった。背伸びして深呼吸。
全然写真撮っていないなあと思っていましたが、実際は1060枚も撮っていました。デジカメって無意識でバシャバシャ撮ってるんですね。フィルムカメラのときは、36枚を1日1〜2本、考えながら、でした。

今回はタシケントの写真を少しご紹介したいと思います。コンデジのオートですからメモ的な写真ですが、雰囲気がお伝えできればうれしいです。

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(左:整備された都心の公園、街路。散水もたっぷり/右:本屋の店出し光景(ダンボール箱が果物ですが果物屋ではなく本屋台?です。本は日本なら古本屋ですが、、。本屋さんが少ないし、本自体子どもの本以外少ない、、でも今回、欲しかった陶器やテキスタイルの本をゲットできて満足^^)。下は旧市街、水をあげないと花もカラカラ状態、、でも元気に空に向かって咲いてます。生命力ですね〜)

タシケント、これまではソ連の都市的な印象でちょっと苦手でしたが、今回朝から晩まで歩き回り、親しみを持ちました。ただ、石造りの重厚な建物は依然苦手なので、建造物の写真はほとんどなし。

街並が整っており、緑が多く、噴水や緑への散水など、水がふんだんに使われている印象。ですが、各所で水しぶきをあげる多彩な噴水については、複雑な気持ちもありました。ホレズム出身の人に「タシケントで噴水を見ると怒りを感じる」と聞いたことを思い出します。この水、どこからきているんでしょう。乾燥地帯では、一滴の水も貴重ですから、、。

新市街は歩きやすく、地下鉄(700スム、約25円程)を使えば、旧市街へも気軽に往復できました。
バスがわかるようになると、もっと歩きやすいだろうなと思いました。でも迷うのも、コミュニケーション。いろんな人に道を尋ね、親切に教えてもらいました。地下鉄の駅まで15分ほど、一緒に歩いてくれた少年も。


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(旧市街、チョルスーバザール近くのクカルダシュ・メドレセ。16世紀建立、独立後修復)

旅行の中で、「このために、旅行に出たんだ」と思える5分間が持てたとき、旅に出て良かったと感じ、幸せな陶酔感に浸ります。多くの旅で、そのような5分間があります。今回も数回ありました。

そのひとつが、クダルカシュ・メドレセの中庭でのひととき。このような感覚は、とても個人的なもので、この中庭が広大で著名なわけではなく、また違う状況だったらサッと通り過ぎたかもしれない。出逢い方次第ですよね。


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(上:工芸博物館近くのホテル。食器などもオシャレです/下:食や新しい感じのもの。メドレセ内のデザイン工房?)

今回は、booking.comで工芸博物館に近いこじんまりしたホテルを選びました。大規模ホテルは、どうも味気ないです。オープンから3か月ということもあり、クリンリネス、清潔さは信じられないほど。アメニティもしっかりでビックリ。ただ、タイミングが悪かったのか、スマイルゼロにもまたビックリ。スマイルなしがcool!と思っているのかと感じたほどですが、たまたま、だったのかもしれません。

新市街にはカフェもいろいろ。まあ、なかなかな感じでしたが、、。写真のセルフのカフェ、庶民的でいい感じ。賑わってました。
タシケントは飲み物の選択肢があるのがうれしかった。ミルクもあるし、桑ドリンクみたいなものも?ヨーグルトも買っていましたが、スプーンがついてこないので、飲んでました、、(^_^;)))


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(このタイルが見えてきたら、、ウズベキスタン工芸博物館☆ 企画展示の刺繍はアンティークではなく、伝統を生かした今のものがコンセプト。ウズ刺繍のすご技を堪能!各地の特徴も存分に見せてもらいました)

こじんまりとしてお気に入りの工芸博物館。スザニや陶器をゆっくりと見られます。
今回は、企画展示で刺繍を特集。しかも一つの最終日と次のオープニング日両方に行ったので、二つの企画展を堪能しました。
オープニングパーティにはテレビ局の人たちがきていて、急に喋るように言われ、ピンマイクをつけられ、、語ってきました。


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(工芸博物館のリシタン陶器。やはりこの青は格別ですね。上左:これはショップにあったもの。リシタンの1800年代中頃の乳製品作りの鉢)

左上の味わいのあるリシタンのアンティーク鉢。「チョルグーシャ」=4つの耳と言うと聞きました。紐で揺れるうちにヨーグルトクリーム的なものができるようです。
ふふふ、購入してきましたよ〜!^^重かった。ずっしり重いんです。もう一つ、同時代の深皿があり、それは軽かったんですが、この鉢に魅せられました。民具の質感が、とってもいいです。

やはりリシタンの青はいいですね。品があります。深みもあり軽やかさもあり、いろんな表情を見せてくれます。

陶器は年を経ると、ギラギラしたものがなくなるというか、ますます素敵になる印象。今持っているリシタンやトルコの陶器、年を重ねるごとにいい表情、質感、味わいになると思っています。
自分もそんなふうに年を重ねたいものです。なかなか難しいです。本当に。

タシケントだけでも、まだまだエピソードがあります。ウズ2012夏シリーズ、しばらく続くかも。よろしければ、また遊びにお立ち寄りください。
残暑きびしい日本、ご自愛くださいね。

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コラージュがラクなので、この形式ばかりですが、、インパクトで締めくくろうと思い直し、、ドカンと!!

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by orientlibrary | 2012-09-04 23:17 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

ウズの絣、素敵な仕立てで/日本初の移動式メリーゴーラウンド/石とタシケント

まあまあの暑さのこの頃、東へ西へ、小さな訪問旅。

中央アジア・ウズベキスタンの魅力的な絣布「アドラス」(縦糸絹×横糸木綿)「アトラス」(絹)などを使い、手仕事で仕立てた服などの展示会。KANNOTEXTILE「身に纏う色彩と熱」(板橋にて、21日まで)。

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(上左:きれいな水色のアドラスのワンピース。大胆な柄なのにかわいさや安心感がある/上中:スカーフのフリンジ。捻って捻って全部にフリンジ/上右:この色合いがウズ/下中:ミラー刺繍をほどこしたサッシュ、稠密な刺繍を白シャツにオン)

女性が好きなファッションの世界も、実際は男性デザイナーが多いですが、KANNOさんはサクサク仕立ててしまうのがすごい。ラインがきれい。また、別名「刺繍男子」。ミラーワークなど多彩な刺繍をこなす。
「あのあたり偏愛系」としては、アドラスやアトラスの布としてのパワーが、日本になじむかたちで開花しているのを見るのがうれしいです。
布と工芸を巡る旅のなか、今後どちらの方を志向していく人なのかまだわからないけれど、これからも中央アジアをよろしくね!☆!

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横浜本牧、米軍ハウスを改造したというスタジオで、汗だくになって作業している人たちが。作っているのは、、「移動式メリーゴーラウンド」。メリ~ゴーランド研究所というメリーゴーランド研究開発ユニットの皆さん。

メリーゴーランドとは、、「回転する床の上に、床の回転に合わせて上下する座席を備えた遊具。座席は馬に似せて作られ騎乗のような体験ができる。1860年頃、フランスで蒸気機関を動力として作られ、1870年頃にヨーロッパやアメリカ等に広まった」もの。「日本で最初に設置されたメリーゴーランドは、1903年に大阪で開催された勧業博覧会。現在、東京ディズニーランド、ユニバーサルスタジオ等に設置されている」のですが、本格的でアート性の高い「移動式」は初めてではないかということです。

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(日本とイタリア合作のメリゴ。基礎部分、動力部分も苦心したところ。安全第一でしっかりしています。これから電飾も付き、さらにノスタルジックな音楽が流れるそうです。そのエネルギーは太陽光!3頭の馬は画一ではなくそれぞれ個性。手作りならではです。どんな色合いになるんでしょうね。楽しみです/下左:これが「エコデコ」/下右:カフェがあるとHPに書いてあったのでお茶しようと算段していたら、カフェって冷蔵庫だった(^_^;)。冷えた瓶ビール。暑いですからね、いただきます☆ハサミで栓を抜く技を見せるメリケンのケンさん。煙草は「エコー」。「馬にお金がかかりすぎて、、」)

このメリーゴーラウンドには、開発経緯から構造に至るまで、興味深い点がたくさんあるのですが、土族の私が超反応したのが、馬のボディに使っている「エコデコ」という素材の話。質感がよく、耐久性に優れるそうです。
イタリアのトスカーナ州でカーニバルの山車を作っている「ラ・ソシエタ・デッラルテ」というスタジオが開発。石、木、土を原材料にした土に還る新素材、天然素材の粘土。
そして、、元々はチベットに伝わる素材だというのです。それがなぜイタリアで!?チベットの歴史を考えると、世界に(否応無しに)移住した人がいるのですから、各地でチベットの技能が活用されても不思議ではないのかもしれません。
すぐに固まるので、造作が大変みたいです。でも、確かに質感がいい。きっと完成後にジワジワと違いを感じることができるでしょう。素材の力。
通常の木馬はFRP製。今は「木馬」ではなく「プラ馬」なんですね。が、今回は「土馬」または「石馬」って感じです!
9月中旬完成予定。日本各地で見られる(乗って楽しめる)日も近いはずです。

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新宿で、手仕事やパキスタンの話など。そのとき見せてもらったチベット等の石。パキスタンに詳しいTYさん所有のもの。ちょこっとチベットづいてた2日間。
石は赤の印象が強いですね。パワーがビシビシ。

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(居酒屋のテーブルの上で写真撮り。ストールが便利。ともちゃん、ありがとう/石の名前はわからないので、記載なしです〜^^。ちなみにTYさんにパキスタンの短編集の訳本コピーをいただきました。TYさんの訳、素晴らしい!ミステリアスな短編、ラクナウやペシャワールの光景と一体となって心に残ります。パキスタン、興味高まる一方です)

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春の「青の余韻」から、もう4か月。早いなあ。桜からツツジの季節だった。その時の写真です。魅惑の青。ウズベキスタン・リシタンの青の皿や茶碗たちです。

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(ウズじいちゃんが持ってるのはメロン。極暑にたいして神様が与えてくれたと思えるような瑞々しい甘さ。甘露)

ユーラシア各地の青が依然気になるけれど、やはりこの青が好き。リシタンの青。
また会いに行ってきます。今回はタシケントも歩いてみようかなと。ちゃんと歩いたことがない首都なのでした。(あれ?上の内容との関連が、、タシケントってテュルク語で「石の町」っていう意味ですよね^^)

アトラス産地のマルギランやフェルガナの濃い町コカンドも行きたいけれど、どうなることか。日本みたいに、スラスラサクサクいかない面があるし。ご縁次第と思っています。
とにかく、無事でいきたいと思います。

そんなわけで、次のブログ更新は9月初旬になりそうです。皆さん、お元気でおすごしくださいね!!
by orientlibrary | 2012-08-20 02:34 | 日々のこと

「ユーラシア横断旅」を旅する日曜日

若者論、というのは、いつの時代にもあるもので、上の世代から否定的な見方をされることが多いものです。

この頃でいうと、草食系、内向き、消費に関心が低い(車にも興味がなくお酒も飲まずファッションもユニクロで満足等々)、外に(海外ばかりか家の外にも)出ない、指示待ち、等身大志向過ぎる、など、素直だけど何を考えているのかわからない、内向きで覇気がないというイメージは確かにあると思います。とくにおとなしい男子への風当たりはなかなかにキツい。

でも、東北にボランティアに通っている若者も多いし、NPO・NGOで地道に活動している若者も多い。語学もできるし、デジタルのスキルも高い。会議やイベントの仕切りも慣れたもの。起業志向だってある。いいなあと思うことが、私は多いです。

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(代々木公園では土日にアースデーもありました)

いちばんいいと思う点は、理屈や大義を言うより、小さなことであっても自分が動いているところ。いつまでたっても変わらない大人の社会に見切りをつけ、自分たちで動いていこうとしているように思えます。年代を超えて、そういう人たちに出会えるということは、幸せなことだと思います。

ちょうど1年前の今日、ポルトガルのロカ岬から自転車をこぎ出した大学生二人、CoCの田澤さんと加藤さん。(以下、サワディーとコウスケと記させていただきます)ユーラシア大陸を自転車で11か月かけて横断し、31カ国、20000キロを旅して、3月無事に日本に帰国。
彼らの旅は、チャリの冒険譚というだけでなく、「子ども1人に1本の糸。旅中に出会った子どもにそれを繋いでもらって1本の長い糸にする」というテーマが。

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(スライドでのイントロ)

「チャリだからできる、1本の長い世界のつながり」。そして、つないでくれた子どもの数は5003人。(結び目をカウントしたというのも根性!)

”「誰かがやる」ではない。「僕らがやる。」”。
一昔前なら、このような言葉には、ちょっと悲壮感があったかもしれません。が、彼らは一貫して、軽やかで自然体。気負いを感じません。

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(20000キロを走り抜いた自転車&サワディー&コウスケ)

そんなCoCのチャリ旅報告会に参加、いろんな面で興味深かったです。会の進行、仕切り。わ〜、今ってこんな感じなんだ。みんなで話すんだなあ。びっくり。皆、「人と話すのが好き」と言う。(そういう人が集まっているのでしょうけれど。二極化しているのかなあ)。

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(旅の途中もマメに写真を撮り文章を書き、メルマガ、facebook、ブログ等から発信。報告会もUstream、twitterなどリアルタイムにいろいろ。時代は変わった、、)

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(会の仕掛けとして、オーディエンスが動く。う〜〜〜、、、若者向けの趣向かも、、)

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(最後に、つないだ糸を披露!!)

先日も、環境をテーマとしたある会に迷い込み、まじめで真摯な人が多いことに、かなりびっくりしたばかりですが、、、 バブル世代やその上の世代は、やはりどうも消費や右肩上がりやイケイケ的なところが染み着いています。「それは時代背景が違うからですよ。人が違うのではありません」。会の主催者の方がおっしゃってました。そうかもしれませんね。

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(中央アジアの砂漠でのエピソードがすごい。が、何度も何度も現地の人の温かさに救われる。一方で硬直的、官僚的なシステムのため大変な思いをする。最後にうるっとくるエピソードもあり、聞かせるなあ)

旅のエピソード、語りもうまい。もっとも関心のあった中央アジアをたくさん語ってくれたのがうれしい。すごい体験いろいろ。ややこしいなあ、中央アジア、、、。たくさんの大変なことがありつつ、カムチック峠をチャリ超えしてフェルガナにたどり着き、NORIKO学級(ウズベキスタンのリシタンにある日本語塾)の子どもたちと濃密な交流をしてくれました。ありがとう!

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(サワディー。音楽専攻)

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(コウスケ。体育専攻)

会の第2弾もあるそうです。
5月13日には、NORIKO学級主催の報告会でも話をしてくれます。*** 13日ご参加の方へ==内容は、シンブルに「トーク&スライド」+「ウズダンス簡単ワークショップ」です。シンブルです。とくに凝った仕掛け?はありませんが、交流をお楽しみください。m(_ _)m ***

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横浜「青の余韻@エスニカ」は、こんな感じですすんでます。

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(じいちゃんたちが、ちょっとテレ気味でお出迎え)

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(外からガラス越しに中を見る。夜景です。幻想的な感じも!?)

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(去年の夏、買ってきた「盃」が好評。元々販売を考えていなかったこともあり、もう残りわずか。青がやはりいいです)

若者たちに刺激を受け、私も自分のテーマをコツコツやります!
まず、イスラム圏の装飾タイル、陶芸、工芸の本を少しずつ訳してみたいと思います。こういうコツコツをやらないとダメですね、きっと。今年は、そういうことをしていこうと思います。(書くことで、自分にプレッシャー!!) うん!
by orientlibrary | 2012-04-22 23:55 | 日々のこと

1990年代、ウズ陶芸激動の時代を支えた「平山郁夫ウズベキスタン陶器コレクション」

昨年秋、横浜のシルク博物館で「平山郁夫シルクロード美術館コレクション 豊穣なる色彩 ウズベキスタンの布と器」を見ました。とても充実した展示で、見応えがありました。
とくに、シルクロード染織の代表ともいえる「経絣」の衣装や布が見事。華やかな色彩と大胆な文様を存分に楽しみました。

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(展覧会チラシ)

陶器展示は、自分にとって馴染み深いリシタンの作家の作品の他、タシケント、サマルカンド、ホラズム、キジュドワン、アンディジャンの皿や壺が展示されていました。クレジットには「20世紀」とあります。

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(リシタンの彩画文皿/図録より引用)

これまでウズベキスタンの陶器を見てきていながら、知らなかったことがありました。今回、図録を読み、知りました。まだまだ、です、私。

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<ウズベキスタンの陶芸の現在、そして平山郁夫コレクショ>(「ウズベキスタンの歴史と文化」/元ウズベキスタン共和国大使 孫崎亨氏/図録〜発行は2009年3月〜より引用、一部要約)

(孫崎氏が赴任された1993年頃、ソ連から独立したばかりのウズベキスタンの経済・社会は大変に混乱し、人々の収入も10分の1になるほどに激減。陶芸等の美術品を買う人がまったくいなくなり、これが陶芸家を直撃した。次々に窯が閉鎖されていた。ちょうどこの頃、平山郁夫先生がウズベキスタンを訪問された)

私から平山先生に、ウズベキスタンの美術界が困っていること、特に伝統ある陶芸が消滅しつつあることを伝えた。

平山先生から即座に資金を渡された。その資金で購入したのが、今日平山郁夫コレクションに加わったウズベキスタン陶器である。

今回のウズベキスタン陶器のコレクションは、平山先生の他のコレクションと少し趣を異にする。それは美術品の収集だけではない。ギジュドワン、タシケント、リシタンと、まさに崩壊しつつある陶芸活動を支えたという点がある。


その後、援助を得て、九谷焼の陶作家とリシタンの陶作家が互いの窯を訪問するなど、平山郁夫先生団長の政府文化派遣団の影響は続いた。こうして、九谷焼の技法がリシタンの作家に影響を与え、ウズベキスタンの風土が九谷焼の作家に影響を与えるという双方向の交流が実現したのである。

中央アジアの陶芸は長い伝統の上に、色、文様の面で多様性を有している。多くの人が中央アジアの陶芸に関心を持ち、それが伝統文化の維持に貢献することを強く期待している。

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じつは以前、他の博物館で、平山さんのウズ陶器コレクションを見たとき、複雑な気持ちでした。「もっといいものがあるのでは?」との疑問があったのです。「コレクションなのに、なんで20世紀とか1990年代のもの?それなら平山さんでなくても、一般人でもできるのでは?」とも思っていました。
上の事情や背景を、まったく知らず、想像さえしていませんでした。恥ずかしいです。

90年代の半ばから、平山さんと同じように、陶芸産地や作家を支えた方がありました。大崎重勝さん、紀子さんご夫妻です。(詳細はここでは記さないことにします。ご関心がある方はこちらをごらんください。)現在友人のT氏が所蔵管理されているコレクションから、数点をご紹介します。

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(1990年代と思われるリシタン陶器。カリグラフィー主体ですが、色合いも良く、スッキリしたいい作品だと思います。大崎氏が蒐集されたものを、現在T氏が保存管理されています。大崎さんは陶芸コレクターということではなく、支援の気持ちでたくさんの作品を買い、当時の産地や作家を支えた方です)

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(1990年代と思われるリシタン陶器。大崎氏蒐集。素朴な印象ですが、上の図録の作品と似たニュアンス。この後、破竹の勢いでリシタン陶器が進化していきます)

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(リシタン陶器、Tさん所蔵。2000年代でしょうか。中国風の魚と藻、花が渋い!絵付けが細かく、深くなってきているように感じます)

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(この青の色合いやザクッとした絵付けも大好きです!!リシタンのウスマノフ工房内私設ミュージアムにて。陶芸家による蒐集品)

孫崎さんの文章に、九谷との交流のエピソードがありました。リシタンの陶芸家アリシェル・ナジロフ氏は1994年に九谷の工房で、九谷の絵付けを学び、相互の技術やデザインの交流がありました。

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(アリシェル氏が九谷で制作した染付皿。ウズ風でもあり、生き生きとした魅力ある作品です)

平山先生、孫崎さん、どうもありがとうございました。今、リシタン陶器の工房では、盛んに美しい青の陶器が作られ、ウズ国内はもちろん、中央アジアのミュージアムショップや土産物店で見るのもリシタン陶器。ヨーロッパや日本からの観光客もリシタンを訪れます。

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(リシタンの工房にて。絵付け場の光景)

青の魅惑 イラン・トルコ・ウズベキスタンのやきもの」でも、ウズベキスタンの陶芸作品、好評です。

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(「青の魅惑」ウスマノフ工房展示作品)

やきものは、美術品であり日用品なのですが、歴史や社会、経済と切り離せないもの。そのなかで発展し、停滞し、消滅の危機に陥ることもあり、また新たな舞台を得て飛躍していきます。

日本とウズベキスタンの交流は、初代ウズベク大使以降歴代大使がやきものを愛好されたこともあり(このあたり、日本ですね〜!)、陶芸を一つの契機にして深まってきた面があると感じています。
美しいもの、手仕事の技、美的感性の交感などを通じて、人と人が、国と国が、良き交流を続けていければと思います。

陶芸の写真ばかりだったので、最後に元気な光景を一枚。葡萄棚と少女です。

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by orientlibrary | 2012-01-21 23:24 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

バーブルの生地、アンディジャンへ

ウズベク滞在中に、フェルガナ盆地にあるウズベキスタン共和国第4の都市・アンディジャンに行ってきました。人口35万人の大きな町。自動車産業が盛んです。

、、なんて、じつはアンディジャンに行くまで、町のプロフィルはほとんど知りませんでした。日本ではサッカーで知名度が高まってきたウズベキスタンですが、なかなか情報は入ってきません。『地球の歩き方 シルクロードと中央アジアの国々」でもフェルガナ全体で5ページ。町としてはフェルガナ(州都)、マルギラン(シルク織物で有名)、コーカンド(コーカンドハーン国の首都だった)のみ。

でも、アンディジャンはある意味有名。名前を聞いたことがある、という方も多いのでは?そう、2005年の「アンディジャン事件」。武力衝突と言われますが、真相は私にはよくわかりません。でも元々情報が少ないところに事件では、恐いところといったイメージが作られていきがち。(実際、外務省の「危険情報」でも、「勧められない」といった感じになっています)

無責任なことは言えませんが、、私がみたアンディジャンは普通の町だったし、新しくできた大通りには店舗やホテルが立ち並んでいました。出会った人たちは人懐っこく温かく、訪問したお宅はまるでパラダイスのようでした(いつか書きますね)。
「アンディジャンは平和ですよ。怖がって人が来てくれないのが悲しい」と、案内してくれたアンディジャン出身のB君。「ぜひ、このことを伝えてください」と言われました。

日本から観光に行く人もほとんどないようですが、私は行きたかったんです、アンディジャン。なぜかというと、、バーブルさまの生地だから!!^^

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(バーブルさま。ムガルの植物愛好、花模様の繊細さはたまらない魅力/『MUGHAL INDIA splendours of the peacock throne』(NEW HORIZONS)より引用)

ムガル帝国の初代皇帝バーブル(1483〜1530)は、アンディジャン出身。父はティムール系貴族、母はチンギス・ハーンの次男チャガタイ系の王女。あの地域の2大英雄を祖先に持つチュルク・モンゴル系。
これだけでもドキドキなのに、ムガル建国にいたるまでのステージが、悲願の地サマルカンド、本拠地としたカーブル、支配したラホール、そしてデリー、アグラと、私のツボの地ばかり。クラクラ、、、
その上、文人、詩人でもあり、回想録「バーブル・ナーマ」は傑作と言われています。

そんなわけで、まずは「バーブルパーク」(正式名称は?)に連れて行ってもらいました。市内を案内してくださったのはB君のお父さん。15歳のすっごくかわいい妹さんも一緒で、楽しかった!

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(思慮深いバーブル像と博物館)

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(この日は午後には気温42度に。この時間帯はそれほどでもなく、地元の人もこのスタイル)

博物館が見えてきました。

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(MUSEUM BOBOR AND WORLD CULTURE)

中に入ると、、、いきなり、あったんです〜〜〜〜〜〜!!!入り口にさりげなく置かれていたんです〜!!

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タ、タイル!!!B君によると、「バーブルがアフガニスタンから持って帰ったもの」とのこと。私がタイルオタクであることは知らないB君、熱狂している私を不思議そうに見ながら奥へ。

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バーブルが持ち帰ったということは、カブールのタイル!?それとも昔日のヘラート!?このザクザクした粗い感じが何とも言えない!真ん中のコバルトブルー、、アフガンはラピスラズリの産地。この青の強さ、厚めの釉薬、もっと浸っていたかったけどな〜。。

** ヘラートのタイル ** このタイルについて、コメント欄より、「ヘラートの町の・・・・・・の廟の墓石」となっているようだと、お教え頂きました。Hさま、ありがとうございました。

*** ナヴァーイー墓廟のタイル *** 追記:H様より加えて教えて頂きました。このタイルは「ティムール朝の宰相で詩人のアリ-シール・ナヴァーイー」の廟のもののようだと。私の写真で切れていた上部から読み取って頂きました。感動です。。アリ-シール・ナヴァーイーは、ティムール朝ヘラート政権時代の文人で、ヘラートの芸術や文芸を振興した人。バーブルさんも尊敬し賞賛している人。その人の墓廟のタイルだったんですか、、。「持ち帰った」との言葉から支配地からの戦利品的ニュアンスを感じていた私、大間違いでした!!逆です。タイル建築がほとんどないインドにティムール朝のタイル、ナヴァーイーさんのタイルを持ち帰った、、中央アジア人のバーブル、タイルに思い入れがないはずがありません。しかも尊敬する人の墓廟のタイルです。大事な大事なタイルだったんです。このタイルが入ってすぐの場所にある意味を理解することができました。そして新たなタイルの見方を教えて頂きました。H様、お教え頂き、本当にありがとうございました。

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(何のタイルかわからなかったけど、建物のどこかに使われたもの?ターコイズブルー、深みがあります。細密画と一緒にあることには何かの意味があるのかな?)

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(『バーブル・ナーマ』は世界で翻訳されている名著。世界の『バーブル・ナーマ』が揃っていました)

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ティムールから始まる家系図。バーブルは5列目、右から2番目。家系図の上部は、サマルカンド・シルダリマドラサの獅子と太陽のタイル。ウズベキスタンといえば、このタイルですが、奪還できなかったサマルカンドへの思い入れというのもあるのかな、というのは考え過ぎ?

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(肖像画)

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(博物館内部壁面)

博物館内部の壁面は、一面に細密画が描かれています。壁面なので本物のミニアチュールの緻密さは無理ですが、噴水の水の渦まできちんと描かれていました。
細密画にはタイルが描かれていることが多くてうれしい。水場のまわりは、六角形タイルと菱形の組み合わせでした。

タイルに心を残しながら、外へ。次に来ることは、まずないだろうなあ、、なかなか来れないところだもの、、

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(ミュージアムから町を見る)

一帯が公園になっているので、植物が茂り、ロープウエーみたいなものもあり、チャイハネもあり。水場と植物と木陰とチャイ、ウズだなあ。

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(モニュメントのチャイポットと茶碗、大きい!左真ん中くらいにいる人と比べてみてください)

バーブルが中央アジア恋しさで涙を流したともいわれるウズのメロン。

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(メロン、スイカ、ブドウ、アーモンド、ピスタチオ。最高!アンディジャンにて)

フェルガナのメロンは本当に最高。とびきりおいしいからなあ、、。写真だけでも、どうぞ。ちょっとうるうるきそうなバーブルファンの私です。

B君、お父さん、妹さん、お母さん(仕事中の職場でお会いできました)、本当にありがとうございました!!お会いした温かいアンディジャンの人たち、どうぞお元気で!!


◆ バーブルとムガル関連 ◆ たとえば、こんなの書いています。
 「フェルガナ、カーブル、ヒンドゥスターン ムガル花模様の旅」
 「インド・ラジャスターンに咲く サンガネールの優雅なブロックプリント」
 「日差しを遮り風を通す 実用と装飾の美 ムガルの透かし彫り」
 「モンゴル系王朝が拓き、輝かせた、装飾タイルの世界」
by orientlibrary | 2011-09-10 10:26 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

魅力全開☆14世紀からのタイル&陶器(tile&pottery around the 14th century)

そんなわけで、愛知県常滑に行ってきました。駅周辺やまちのあちこちに陶のオブジェがあり、やきものの街らしい風情が漂います。

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最近は「東北の手仕事」の諸々のゆえ、イスラムタイルや青の世界と少々離れてしまってましたが、、今回は「イスラームと建築タイル」(『砂漠に燃え立つ色彩』/深見奈緒子さん)より引用(一部要旨)させて頂きながら、14世紀からのタイルに触れてみたいと思います。

<14世紀から>
・ 11世紀以来漸進的に発展をとげたタイル文化は、14世紀中頃になると変貌する
・ モザイクタイルはこの時期までにレンガ色の地や隙間の充填材を残すことなく釉薬タイルでぎっしりと埋め尽くされるようになり、流麗は植物文を描くものも現れる。イランでは全域を飾る例も現れる

・ ラスター彩タイルはめっきり減少し、代わりに「ミーナーイー」や「ラジュバルディナ」と呼ばれる白や空色や紺の釉薬をかけて焼成した後に赤や金彩をまじえて上絵付けする技法が見られる

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(色絵人物文鉢/イラン出土/イスラーム時代、12〜13世紀/玉座に座り盃を手に取る人物とかしずく従者が描かれている。錫白釉を掛け、いったん焼きあげたのち器表に絵付けを施し、再度窯に入れて低火度焼成をして焼き付けている。華やかなイスラーム陶器時代を代表する技法の一つである、ミーナーイ手とよばれる/東京国立博物館にて撮影)

・ これらは陶器の技法が建材へと汎用された過渡期的なもので、注目は「ハフト・ランギー」(ペルシア語で七色の意味)技法の出現。サファビー朝技法の先駆けとなった

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(タイル教室にて。虹色タイル作り。ハフトランギ)

・ その初例はサマルカンド北部にある聖者廟を核とする墓廟群シャーヒ・ズインダーにある。14世紀を通して造営が重ねられ、ティムールの女性家族が葬られた 600年を経た後もタイルの標本箱のようにさまざまなタイル技法を満載、技法だけでなく使用法によってイランやティムール朝建築には見られない雰囲気を醸し出している

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(シャーヒズインダ墓廟)

・ なぜこの時代の中央アジアでタイル文化が躍進したのか。それをとく鍵はシャーヒ・ズインダーに加えてウイグルのイリに1363年に建立されたトゥグルグ・ティムールの廟、また同時代のホラズム地方のコニヤ・ウルゲンチに建立されたトゥラベク・ハーヌム廟に求められる

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(トラベクハニム廟/クニャウルゲンチ)

・ ティムールがサマルカンドを拠点として大帝国を築く直前の中央アジアの建築=この時代のペルシア世界は、モンゴル大ハーン帝国が、イランのイル・ハーン朝、トルクメニスタンのチャガタイ・ハーン朝、ホラズム地方を領有したキプチャク・ハーン朝へと分裂した後、次第に弱体化し、各地で地方勢力が乱立する情況を呈していた
・ コニヤ・ウルゲンチのトゥラベク・ハーヌム廟はモザイクタイルを多用し、そこには流麗な植物文も見られ、イルハーン朝のタイルの影響を現している。トゥグルグ・ティムールの廟のファサードはシャーヒ・ズインダーの初期の墓廟に酷似している

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(シャーヒズインダ墓廟)

・ シャーヒ・ズインダーの初期の数例とトゥグルグ・ティムールの廟は、セルジューク朝の文様積みレンガ建築をそのまま釉薬タイルで置き換えたような建築で、幾何学文が多く、部品化に徹している。部品の中には柱頭や大型のパネルもあり大型のせんの文化を持つ中国との関係が想起される 
・ シャーヒ・ズインダー廟最古のクーサム・イブン・アッバース廟が建立された1300年頃に中央アジアにはイランを中心としたイルハーン朝のタイルとは異なるタイル文化の中心があったのでは?

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深見先生の論文からすっかり引用させて頂き、、恐縮です。

そんなわけで、「東北の手仕事」、見たり調べたり驚いたり、しています。
by orientlibrary | 2011-05-25 20:40 | タイルのデザインと技法

リシタンの青の陶器とともに

イスラム圏のタイルを好きになってかなりの月日がたちましたが、タイルの絵付けや釉薬について実際に習い始めたという点で、今年は新しいスタートの年だったのかもしれません。

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夏には、ウズベキスタンの陶芸産地リシタンで、職人さんたちの中に入れてもらい、作業を見たり、作品のスケッチなども。本当にいい経験、楽しい時間でした。

秋に、リシタンの若い陶芸職人ディヨル君が日本のテレビ番組の主役となり、放映されたのも、うれしいことでした。

今年最後の更新は、リシタン陶器の写真(この夏入手したもの)とともに、ウズベキスタン陶芸についての論文要旨をご紹介したいと思います。

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「中央アジア美術の至宝(陶芸)」(アクバル・ハキモフ ウズベキスタン芸術研究所所長/『偉大なるシルクロードの遺産』展カタログより)

<ティムール時代の陶磁器>
・ 13世紀初頭のモンゴル軍の襲来は中央アジアのオアシス都市を荒廃させ厳しい経済危機が押し寄せた
・ 14-15世紀のティムール時代には再度創作活動を始めた。それは都市建設、建築、芸術、文芸、工芸が勃興した時代として特筆される

・ ティムールの宮殿の肖像画は写本を豪華に装飾したロマン派の細密画に近似していた
・ また精巧な織物、豪華な刺繍、鋳造容器、武器、宝石などの手工芸も繁栄した

・ 陶器制作では、白地にコバルト絵具を用いて自由奔放な絵を染付けた極東の陶磁器の影響を受けて、まったく新しいスタイルが形成された
・ 中央アジアの職人により制作された陶器はカシナと呼ばれる土着の陶土を素材として、ブハラ、シャフリサブス、ウルゲンチなどで制作されたが、その中心はサマルカンドだった
・ 施釉陶器を制作した職人はティムール朝期の建築物に広く用いられた建築用装飾タイルの制作にも携わっていた

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・ 14〜15世紀の工芸美術の発展は、現地の職人の伝統と中東全域の職人の技に負うところが大きかった
・ この時期の装飾文様は絶妙の域に達していた

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・ 陶器では多彩陶が残り続けるとともに、青地もしくは白地の器面に黒色で画を描く、色調を押さえた単彩画も用いられた

・ 植物文と文字文を持つすべての模様構成は、驚くほど見事に、器形とその分割に従っている。器面にめぐらされた幾何文、緑、縞模様は、バランスを保ちながら連続した動きを見せている

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来年はうさぎ年。こんな写真をシェアして頂きました。このオレンジのもの、何だかわかりますか?

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(写真:Masahiro.Uさん)

正解は、「柿」。柿もちゃんと干支を知って実るんですね!

今年も、「イスラムアート紀行」にご訪問いただき、本当にありがとうございました。
見てくださる皆さんや温かいコメントのおかげで、当ブログもゆるゆるとした更新ではありますが、5年以上続けることができました。ありがたいことです。感謝しています!!!

皆様にとって2011年が素晴らしき年となりますように、心よりお祈りしております。
by orientlibrary | 2010-12-26 21:35 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

SBオリジナル釉薬、3つの色名、決定☆

数学、物理、化学の理科系トリオには、さんざんな目にあわされてきました。中学はギリギリ持ちこたえても、高校では登校拒否寸前。今ならドロップアウトしているかも。
大人になっても、数字そのものまで嫌いなまま。機械と電気が掛け合わされたようなパソコンなど、当初どれだけ挫折しそうになったことか。

ところが、深夜に再放送されている「高校講座」や教育系の番組を見るともなく見ているうちに、「あれ、こういうことだったの?」と思うように。リラックスして見ていると、理解できないものではないことに気づいてきました。というか、意外とシンプル。面白いとさえ、思うことも。

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(リシタン陶器)

え〜、、なんだったんだろう、、。教え方もあると思うし、テキストもむかしはわかりにくかったと思う。そして自分自身、知ろうとする前に肩に力を入れて拒否していたのかも、と思えてきました。
リラックスして自然に聞くとスッと入ってくるのに、、今さらわかっても遅いんだけど!!

あ、こういう愚痴を書く予定ではなかったんです。
人間、どこでどうなるかわからない例ですが、装飾タイルにハマる→イスラムタイルを見て歩く→タイル教室で絵付けを習い始める→ますます青に興味が高まる→釉薬を知りたくなる→釉薬を習い始める。

そこで出てきたのが、鉱物の種類や元素記号。仕方ない、青のためなら、と思って見ているうちに、拒否反応が薄れてきています、、単純。

で、こんなの見つけて喜んでいます。えらいぞ、文部科学省!「一家に1枚周期表」、よく言った。というか、わかりやすく作ったところがエラい。こんなの他にないですよ。^^(ダウンロードできます。ご興味あれば検索してみてください)一家に1枚がおもしろいので、ご紹介しちゃいます。

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(一家に1枚周期表)

&青にちなんで、銅とコバルトをアップで。

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<青釉>(出所:記載していたものが消えてしまいました。出所元さん、ごめんなさい)
アルカリ釉をベースにして、銅イオンで発色させた不透明低火度釉。明るい青に発色する。西アジア、エジプトなどで生産された。中国の出版物で青磁釉を「青釉」と呼ぶこともある。青釉は次のような方法で作られる。
1)無色釉に青顔料を5-10%加える 
2)無色釉に酸化コバルトを加える。コバルトだけではわずかに紫がかった青になる
3)無色釉に酸化コバルトか燐酸コバルトを、亜鉛華まはたアルミナとともに加える。ウルトラマリン、あるいは空色の釉になる 
4)無色釉に酸化コバルトと少量の酸化マンガンとの混合物を加える、紫がかった青釉が得られる 
5)無色釉に酸化コバルトと少量の酸化クロムとの混合物を加える、帯緑青色釉が得られる

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(リシタン陶器)

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本題である「青への道&絵付け教室編」です。

絵付けの師匠「さぶ先生」制作のオリジナル釉薬、微妙な色合いが何ともいえません。そこで「勝手に命名委員会」と称して、釉薬に名前をつけさせてもらっています。
従来ある日本の色名はシックで知的でなんとも素敵。あまりに素敵。なので、違う切り口でいくしかない。俳句や万葉集を見たり、詩的な言葉を拾ったり、作業は難航していますが、昨日ついに、、

3色の色名が決定しました。(*^_^*) 発表しま〜す!☆

■「山羊白」yagishiro
■「羊白」hitsujishiro
■「椋卵」mukuran


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*左:山羊白 yagishiro/正式名「山羊は白し」〜「藤房に山羊は白しと旅すぎゆく」(金子兜太)より 
*右(SB5):羊白 hitsujishiro/正式名「羊も白し」 
・イラン出身のさぶ先生にちなみ、植物名の多い日本の色名から離れ、動物名でいってみました。
・山羊があれば羊ははずせません。みんなが大好き、暮らしの基本、羊さんです。
・通称は山羊白ですが、正式名が文章的な「山羊は白し」であるのがポイントです。

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椋卵 mukuran/正式名「椋鳥の卵」 
・椋鳥の卵がこんなきれいな色だなんて!(↓下写真)。そしてこの釉薬のまんまの色だなんて!
・釉薬見本が卵を思わせる形をしているのは偶然です。いろんなパターンで釉薬の色が見やすい形なんだそうでうす。(でも今や、すっかり卵に見えてます、、)
・mukuran、ウルドゥーとかアラビア語っぽい響き!?「ムクラン シュクラン!^^」

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(椋鳥の卵、ネットから)

装飾模様ハタイの練習も、ゆっくりですが続けています。多角星と十字形に絵付けして制作予定です。
by orientlibrary | 2010-12-05 00:26 | 青の道