イスラムアート紀行

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春の中央アジア文化祭

あまりに長いご無沙汰、、すいません!!!セルジュークのタイルでテンション上がりつつ、なんだかんだと時間が経ち、もう青葉の季節になりました。いやもう、ほんとに冷汗です。今後は、ちょっとペースを上げていきたいと思います!さっそく、スタートします〜m(_ _)m。今回は、軽いトピックス。次回からタイル、行きます!

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<パキスタンフェスティバル>

まず、パキスタンのポップ(と書いていいのかな、ジャンルがわかりません)シンガー、COKE STUDIOのファンにはおなじみのZeb(Zebunnisa Bangash)さん、Arieb Azharさんがバンドとともに来日、「Pakistan Japan Friendship Festival」(上野公園、4月26、27日)にて、数ステージを披露しました。

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(Zebさんの伸びやかな明るいヴォーカル、Azharさんの物語を感じさせる深い声、素晴らしいフルートはミカール・ハサン・バンドのレギュラー・フルート奏者Ahsan Papuさんだそうです)

昨年の熱狂のカワーリとは、また性格が違いますが、パキスタンポップスの魅力、レベルの高さを垣間見ることができました。30分の屋外ステージだけでは残念。コンサート会場でしっかり聴きたいという声が多かったです。また、いい音楽を聴かせてもらって書くのもなんですが、、時間が押したりスケジュールがわかりにくかったり、イベント自体の告知が広まっていなかった気がする(当日朝知りました)今回のイベントの運営が残念と思ってしまいました。なかなかない機会ですし、ファンも多いのですから、、来年またよろしくお願いします!待ってます。


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「春の中央アジア文化祭2014 〜工芸と人とものがたり、中央アジアをめぐる旅を西早稲田で〜」(4月18〜20日)

「中央アジアに魅せられた仲間が集い、その文化、工芸、芸能を、来場者と分かち合う試み。会場は昭和の一軒家。コレクションアイテム、暮らしで用いられてきた布や道具、進行形でものづくりが進んでいるものまで、展示紹介。トーク、音楽ライブも」という趣旨と概要です。

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今回、活動や情報やコレクションをシェアする中央アジア熱中人は、「美しきアトラスの世界(東京農工大学ウズベキスタンプロジェクト)」「カザフ刺繍のお店・ケステ屋(北方アジア文化交流センターしゃがぁ)」「草原の赤い絨毯 トルクメン族(triBe)」「ものがたりの部屋(イラン絵本、サラーム・サラーム)」「ワークショップ「アトラスでつくる お月見うさぎ」(高橋ゆり)」「コンサート&トーク「トゥバ共和国の伝統音楽とホーメイ」(寺田亮平)」の皆さん。

3日間、中央アジアを愛する、関心を持つ、ご縁のある、年代や出身もさまざまな、たくさんの方々がご来場。なごやかでディープな時間と空間になりました。必要があれば「交流タイム」を作ろうと思っていましたが、そんな必要なし。各所で自然に熱い語りの輪が。

簡単ではありますが、写真で少々ご紹介(今回は写真をあまり撮っていなくて、、適当な写真がなく、、失礼します)。

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(会場は西早稲田学生街、レトロな建築が建ち並ぶ路地の中にある昭和の一軒家。趣き最高ですが、周囲のご迷惑にならないよう、その点は気を使いました/玄関ホール、受付にはお客様歓迎のタオルを持つウズじいちゃん人形、お客様が集まるシンボルであるティーポットが描かれたウズの絵付けタイル、ホールはウズのバランジャやスザニ、アトラスなどで飾りました)


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(ウズベキスタン部屋/プロジェクトの紹介および、色鮮やかなさまざまなアトラスの布とアトラス商品の展示販売/トーク「養蚕交流とアトラス」川端良子/日本でのコンテスト入賞作品を現地で製作、現在ウズでも人気商品になっている捻り香合、テディベアなどを展示紹介。常に女性が集まっているコーナーでした。トークはプロジェクトのこと、養蚕のことなど、専門的かつ具体的でわかりやすく、聞き入りました。プロジェクトでは、現在、ヒバのイチャンカラにアンテナショップを準備中!)


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(カザフ部屋/カザフ人が長きに渡り日常生活の中で用いてきた刺繍布や手織り紐の展示、刺繍実演/トーク「カザフ女性の手仕事 ーつくり、つたえる、母心ー」廣田千恵子/大きく色鮮やかな刺繍布で注目を集めたカザフコーナー。かぎ針を使う刺繍の実演ではドスドスッという大きな音が。大胆さが魅力!トークも現地で暮らした人ならではの臨場感と現地への愛情にあふれていました。廣田さんのこれからの展開が楽しみです!/台の掛け布に使っているウズのアンティークスザニ、、いいですね〜、、)


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(トルクメン部屋/村田清、田井みず、橘コレクションを中心に、道具として織られたトルクメン絨毯〜敷物、袋物、暖簾、テントベルト等〜を展示。絨緞織実演や解説も/トーク「優雅なる野生人」/濃く熱い空気が充満していた真っ赤なトルクメ部屋。ディープな絨緞ファン、織物ファンが集まり、歴史から織の構造やテクニックまで深い語り合い。素晴らしいです/乙姫語りをイメージした衣装を床の間に。森薫さん歓迎万全の構えでしたが来場叶わず、、忙しい方だから仕方ないです、、)


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(イラン絵本部屋/1960年代より絵本が多く作られるようになったイラン。作り手たちは、革命や戦争など時代の荒波に揉まれながらも、豊かな感性と確かな技術を武器に、絵本を作ってきました。革命前のものから新しいものまで、ふだん目にする機会の少ないイラン絵本の紹介。古更紗を使ったカードホルダー等の展示も/皆さん熱心に絵本や小さなかわいいものをごらんになっていました/朗読と演奏「ペルシャ語の物語を楽しもう」朗読:愛甲恵子(ペルシャ語絵本翻訳家)、ゲスト:蔡怜雄(トンバク、ダフ、ダイェレ奏者)/朗読会はペルシアらしい雅な雰囲気に包まれていました。&奥にある青い大壷=あのトルコのお壷様。まるで100年前からここにいるような風情で鎮座、さすがの貫禄)


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(2階では、縮緬のお顔とお耳に綸子とアトラスシルクを纏う「お月見うさぎ」づくり。アトラスを使い手作りした名古屋帯や数寄屋袋の展示紹介も/高橋さんの温かい雰囲気が和の空間と合って居心地良い!いろんな人が2階に集まってきて、日だまりのなかでのんびり。高橋さんは毎日異なる着物と帯の組み合わせで、とってもステキでした/プライバシーの観点から、了解を取った方以外、お顔のアップのある写真掲載をなるべく避けており、写真が限定されます。残念)


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(上段右:トゥバの伝統楽器、イギルやドシュプルールを用いてのトゥバの伝統的な歌と演奏。トゥバの基本的な情報や旅の記録などの紹介も。初めてトゥバ音楽に触れるかたも多かったようですが、心を揺さぶる音世界に会場が一体となっていました。&楽器好きが多く音楽談義も盛り上がってました/会場ではヒバの帽子が人気。被る人によって雰囲気が変わるのが面白い。来場者の中には中央アジア各国からの留学生、現在日本で働いている中央アジア出身者も。そして日本から中央アジアに留学するという学生やその経験者も訪れ、多彩でした)


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(受付=民家なので靴箱の台ですが鮮やかなアトラスを掛けて雰囲気を/イラン部屋に行く角には現代イラン作家の装飾タイル。イラン部屋は4畳半で和風な作りですがディスプレーの工夫が魅せました/中央アジア各地直送のお茶も販売。味の違いを入れると20種類くらいあり、スタッフも全部は飲みきれない。ウズ直送のドライフルーツやナッツも/チョイホナと名づけたカフェ空間でなごみます)


無事に終了して何より。いろんな人の笑顔に出会い、満たされました。ありがとうございました。


*** ブログ等でのご紹介 ***
中央アジア文化祭のこと その3:まさに「文化祭」でありました。(salamx2の雑談)
春の中央アジア文化祭初日(My Favorite Rugs and Kilims)


*** ラブコ〜〜〜ル ***
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(『乙嫁語り』の森薫さん「マンガ大賞2014」受賞!おめでとうございます。当初より「森薫さんを文化祭に呼ぼう」が内部スローガン。熱いラブコールをお送りしつつ(勝手に)お待ちしていましたが、、イメージを持てただけでも楽しかったです)


そんなわけで、トピック編終了。皆さん、大型連休、爽やかな青葉の季節を存分にお楽しみくださいね!
by orientlibrary | 2014-04-27 23:40 | 日々のこと