イスラムアート紀行

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青のタイルと陶器、ブログの初心、これからも

ブログを始めて満7年と少しがすぎました。当初は「イスラム」と名のつくブログや関連するブログも少なく、心細い感じがしましたが、その後お友達ブログもたくさんできて、世界が広がりました。
1〜2年前から更新が少なくなるか、または休止のブログが多くなり、ちょっと淋しいです。twitter、facebook、iPhoneなど魅力的なメディアが登場。変化も仕方ないですね。
一方、WEBサイトとブログのリンク、facebookとのリンクも多い。全体には、日記的でやや長文、書き手の人柄や考えを伝えるものとして、ブログもまだまだ活気あり、なのかもしれません。

7年、飽きっぽい自分にとっては、ブログはけっこう続いています。本当はもっと頻度をあげたい。そして、初心の2点、「自分の勉強のため」「自分の好きなタイルやイスラムのきれいなものを伝えたい」を精進していかなくては、と思うのでした。
が、今回もまた写真メイン(これではダメなんですけど)。とにかく更新!(これではダメなんですけど)

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(ウズベキスタンからのお持ち帰り品!/左列:本類/上段中右:陶器/下段中右:アトラス、アドラス、バッグ)

絵本は民族衣装の絵を見ているだけでも楽しいです。ハードカバーではなく薄い紙を使っているので軽くて旅行者にはありがたい。

スザニと陶器とガラスの本(というか資料)。「SUZANI ~CENTRAL ASIAN DECORATIVE EMBROIDERY~」「CERAMICS ~THE ARTISTIC CULTURE OF CENTRAL ASIA AND AZERBAIJAN IN THE 9TH~15TH CENTURIES VOL1~」「GLASS ~2~」の3冊は、INTERNATIONAL INSTITUTE FOR CENTRAL ASIAN STUDIESのシリーズ本らしい!2011年の出版。こういう本が出てきました〜!図版や写真も豊富。しかも安かった。たしか1冊15ドル!助かります。

陶器はリシタンのもの。じつは、次からの写真のものが購入のメインで、この白地の青のザクッとした茶碗は”おまけ”。
「焼きが甘かった」とのことで、工房の雨受けみたいになっていたのを発見!一目惚れ♥で、譲ってもらいました。余白の白と青2色と茶色の組合せ、ザクッとしたおおらかな模様に惹かれます。今回出会った陶器の中で一番好きかもしれない。
ちなみに、このようなかたちで奪って?!きたものが上段右に。”まかない”的なシーンで使われていた茶碗。カフェオレマグに最適です。

布は、アドラス(絹と木綿)、アトラス(絹)。光沢や触感、存在感がたまりません。高かったけど、、毎日見て惚れ惚れしているのでOK!お隣はバッグ。微妙でシックな色合い、たくさん入って使いやすい。もっと買えばよかった。

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(2012年夏購入、ウズベキスタン・リシタンの工房の陶器。いわゆる作家ものにあたります。ウズ各地にお土産物で出回っているものとは違いますね)

鉢ものが好きなんですよね〜。そして幾何学模様より植物のモチーフが好き。もちろん青。
昨年の「イラン・トルコ・ウズベキスタンのやきもの」(INAXライブミュージアム)でも展示したウスマノフ工房(下2点)、アリシェル工房(上2点)のものです。工房の特徴、個性が出ています。

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(同。魚皿直径約20㎝。センター部分の図柄、余白の多いものを選びました)

「海のないウズベキスタンで、どうして魚?」と聞かれることが多いのですが、答えは「水が貴重なウズベキスタンでは、水に棲む魚は清浄と幸せ、平和の象徴」とのこと。青色で涼やか爽やかな印象。今回、白地の多いもの(今年の傾向)を選んだので、さらに涼しげではないでしょうか。

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(ウズベキスタン・リシタンのウスマノフ工房。細かい作業が続きます。窯もカッコいい!)

陶芸を習ってみて、たいへんな手間のかかるものだなあと実感します。もちろん毛織物も刺繍も細密画も、どの手工芸も手間と技能が凝縮していますよね。土ものもまた、土の準備から絵付けまで、たくさんの行程を経て、しかも焼成後の歩留まりの問題もあり、たいへんだなあと思います。

ウスマノフ工房の絵付けは繊細で緻密。下書きもきっちりです。慣れているとはいえ、細かい作業、集中が必要。40度を超える夏も氷点下の冬も、黙々と作業する職人さんたち。淡々としていてカッコいいです。

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去年の今頃は、トルコだったんだなあ、、作家さんと会い、陶器を選び確認し、引っ越しかと思うくらいの量の陶器を壊さずに日本まで運ぶというミッション。このすごすぎる運び屋騒動は、(とくに陶器の量を実際に見た人たちには)語りぐさになってます!火事場の馬鹿力ってホントですね(^_^;))

そんなトルコ、写真、アップしていないものが大半です。

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(陶芸産地キュタヘヤ/旧市街の佇まい。もう一度行きたい!/青の館の主人。青に狂った繊細で心やさしいアーティスト。なんとも個性的な方でした/青の館、全館とにかく青青青!)

キュタヘヤ。壺の大きさ、皿の大きさ、それらを収納する赤い飾り箱、、これをどうやって飛行機に乗せるの??、、、呆然クラクラしつつ、、楽しいこともたくさん!
旧市街にある「青の館」は、忘れられない場所。青に狂った作家さん、気持ちわかります〜!でも、すごかった。私なんか、まったくまったく足元にも及ばない。
青の釉薬を作る秘密を語ってくれたときには、通訳してくれたKさんが真っ青になるくらいの?熱の入りよう。後で聞けば、哲学的な独特の言葉遣い、表現で、訳が難しいのだとか。とにかく、この青色を出すために精魂込めている作家さんなのです。

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(キュタヘヤの博物館。タイルと陶器)

トルコで一番の陶器産地キュタヘヤ。が、正直なところ、これまでお土産物的な印象しか持てていませんでした。オスマン朝最盛期の技法を再現する作家さんのお仕事を見て、青の館を見て、やはり現地に来て、人と会うことが大事だなあと思いました。

博物館も良かったです。セルジュークのタイルに熱狂しました。絵付けタイルや、壺、皿の絵付けも品があり伸びやかで、好きになりました。

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(イスタンブールの博物館。セルジューク朝、オスマン朝、イランの陶器とタイル。見応えたっぷり!写真を撮っていいのもありがたいです)

イスタンブールも、もっとゆっくりじっくり見たい、歩きたい!ティムール朝タイル好みの私ですが、セルジュークはもっと知るべき見るべき。11世紀くらいから。タイルも建造物も。


気力復活。気候もすごしやすい。いろいろがんばりたいです。
ブログ、今回もおつきあい、ありがとうございました〜♪
by orientlibrary | 2012-09-30 22:52 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

モンサント、イラン式料理本、これは映画ではない、スケッチ・オブ・ミャーク

矢継ぎ早に見た映画4本。こうしてみると、観るものはドキュメンタリー(〜的なもの)ばかり。トニー・ガトリフ作品や、「ジプシー・キャラバン」など音楽系ロードムービー、中東やインド・パキスタンの文化や人々を描いた映画等が好きな私。今回も、その路線でした。


① モンサントの不自然な食べもの 〜公式サイト

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*** 公式サイトより ***  
私たちに身近な食品、豆腐や納豆、ポテトチップなどのラベルにかならずある 「遺伝子組み換えでない」という表記。当たり前のように食卓にのぼる遺伝子組み換え作物、「不自然な食べもの」。果たしてそれはどこから来るのだろうか?

世界の胃袋を握ること---それがモンサントのビジネス戦略。アメリカに本社を構えるアグロバイオ企業「モンサント社」、世界の遺伝子組み換え作物市場の90%を誇るグローバル企業の、クリーンなイメージに隠された裏の姿をカメラは追う。
遺伝子組み換え作物から、過去に発売された枯葉剤、農薬、PCB、牛成長ホルモン。1世紀にわたるモンサント社のヴェールに包まれた歴史を、貴重な証言や機密文書によって検証していく。


自然界の遺伝的多様性や食の安全、環境への影響、農業に携わる人々の暮らしを意に介さないモンサント社のビジネス。本作は、生物の根幹である「タネ」を支配し利益ばかりを追求する現在の「食」の経済構造に強い疑問を投げかける。 「世界の食料支配、それはどんな爆弾より脅威である・・・」と作中で語られる、世界の食物市場を独占しようとするモンサントの本当の狙いとは?
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「1ドルたりとも儲けを失ってはならない」という”社訓”から始まり、「種」を通じて世界の食をコントロールしようとするモンサントの容赦ない姿勢が様々な角度から描かれます。世界各地でモンサントに脅かされ苦しむ農を担う人たち。グルメ等々、食の恩恵を受けている日本の私たちにも、重い問いが投げかけられているように感じます。各地で自主的な上映会も広がっています。


② イラン式料理本 〜公式サイト

早く観たいと思っていた「イラン式料理本」、あれからあっという間に3か月も経ってしまいました。

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舞台はキッチンと食卓のみ。7人の女性が料理を作り、家族等に食事を供します。「宝石ピラフ」など素敵なネーミングにワクワク、「おいしそうでした!」という感想を書くだろうと予想して観た映画でしたが、印象はもう少し複雑です。

料理自体が詳しく紹介されないこともありますが、作りながら語る作る女性たちの来し方や状況、服装や発言、そしてできあがった料理を食す家族の様子や発言に、いろいろと考えさせられました。
「缶詰シチュー」が簡単(手抜き)料理代表のように映りますが、夜の10時半に大勢のお客が突然来たという設定でもあり、日本ならばそれほど批判されない光景でしょう。むしろ他のメニューの時間のかかり方の方が、すごい。5〜6時間も昼食や夕食作りにかけるとは、、一日が食事作りですぎてしまいます。

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手間をかけた伝統料理、家族の健康や幸せの軸となるお母さん、そのことの幸福、という価値観もあり、それはわかっていても、あまりに理解のない男性の姿との狭間で葛藤する若い世代も。(書き出したらいろいろ書いてしまいそうなので、このへんにしておきます)

台所と料理という見近なテーマ、リアルなドキュメンタリーなのに、どこか不思議で壮大な物語のようでもある、こういう映画を作ってしまうイラン映画の感性は、やはり別格です。


③ これは映画ではない 〜公式サイト

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*** 公式サイトより ***    
映像は、テヘランのとあるアパートメントの一室で始まる。失業中の男の日常? いや、これは軟禁中のパナヒ監督自身の一日を映しているのである。かといって語り口はあくまでユーモラス。限られた空間と時間にも関わらず、見る者を飽きさせない様々な創意工夫に溢れている。ラース・フォン・トリアーの『ドッグヴィル』ばりに絨毯にテープを貼り、そこを舞台にして脚本を再現してみせたり、なぜかタイミングよく上の階の住人が吠えまくる犬を預けに来たり、パナヒが警察に連行された日のことをゴミ回収の青年が知っていたり。どこまでが偶然でどこまでが演出なのか!?
黄金期イラン映画を彷彿させるスリリングなスタイルで周到に組み立てられた映像は、映画のラストでふいに建物のエレベーターを「自由」への逃走の場へと変えてしまう!
観客はパナヒ監督のユーモアにひとしきり笑い、そしてやがてその状況の重さに慄然とするのである。

タイトルの『これは映画ではない』は、20年間の映画製作禁止を申し渡されたパナヒ監督の、映画でなければ何をつくっても違反にならないだろう、という痛烈なブラック・ユーモア。逞しきプロテストが日常をエンターテインメントに変える。数々の映画祭や映画ベストテンで絶賛され、映画レビューサイト“ロッテン・トマト”で驚きの好評価100%を記録したユニークな傑作である。
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キアロスタミ監督の「オリーブの林を抜けて」が、イラン映画との出会いでした。マフマルバフ、ゴバディ、マジディ監督など、強い印象を受けた映画に出会ってきました。
無垢な子どもを主人公にして、役者には素人を使いながら、人生の深淵を描くような、また重い現実をとことん描きながら透明感があり、どこかにユーモアさえ漂わせるような、独特の世界に惹かれてきました。

「これは映画ではない」は、「完成した映像のファイルをUSBメモリーに収め菓子箱に隠したうえで、知人を介して国外に持ち出した」というスパイ映画顔負けのエピソードもあり、軟禁という特殊な状況下にある監督の日々を描く社会性の強い映画では、と思っていましたが、、またしても単純すぎる想像でした。

「これは映画である」、、かなり周到に考えられ練られ作られた映画では?、、製作を禁じられているのに大丈夫?と心配になるくらい、撮っている!ドキュメンタリーのように見えて、かなりシナリオがあるのでは?
すごい。やはりイラン映画はただ者じゃありませんね。


④ スケッチ・オブ・ミャーク Sketches of Myahk 〜公式サイトfacebook

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宮古諸島(ミャーク)、重税や理不尽な治世の中で、神とともに、歌とともに生きてきた人々とその暮らし。伝承の危機と今。
美しい海と緑と風、サトウキビを刈るサクサクという音、深い皺、腰が曲がっていても現役の80代、90代、人間味のある宮古のイントネーション、代々の民謡一家の血を継ぐ少年。
歌い継がれてきた神歌、ブルースのような古謡が、どこか血液のような部分に響いて、心がザワザワしながらも、穏やかでずっしりと落ち着くような、根源的なところで何か懐かしい感じにも包まれる。うまく書けませんが、、
原案・監修の久保田麻琴さんや製作陣の集中と熱に共振する。

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*** 公式サイトより ***  
沖縄県宮古諸島
ここに沖縄民謡と異なる知られざる唄がある。それは、厳しい島での暮らしや神への信仰などから生まれた「アーグ」と「神歌」だ。その唄は宮古諸島に点在する集落の中でひっそりと歌い継がれてきた。特に御嶽での神事で歌われる「神歌」は、やむことのない畏敬の念をもって、数世紀に渡り口承で熱心に伝えられたものである。
ことは音楽家の久保田麻琴が、島でそれら貴重な唄に出会ったことに始まる。
本作は、その唄を生んだ人々の暮らしを追うなかで、失われようとしている根源的な自然への怖れと生きることへの希望を見出したドキュメンタリーだ。監督の大西功一は、秘められた島の神事を追い、生活と信仰と唄がひとつだった時代を記憶する最後の世代である老人達を温かく見守りながら、かつての島の暮らしをスクリーンに鮮やかに浮かび上がらせた。

老婆達が神唄を歌う時、不思議な懐かしさがすべての人々の心を打つ
ミャークには、今まさに失われようとしている大切な「記憶」がある。老婆達は語る。かつて厳しい生活と信仰と唄が切っても切り離せないひとつの時代があったことを。そして今も老婆達の心を映すかのように、この島の御嶽では、神事の火が数百年に渡り人から人へと受け継がれ、神女達が生きる願いとともに「神歌」を神に捧げている・・・。
2009年、九十歳を超えた車椅子の老婆達が島を出て東京へと渡る。コンサートホールの舞台に立ち、禁断の神歌を歌うために。満場の観客を前に彼女らは力を振り絞り、歌う…。ミャークの老婆達が歌い継ぐ神歌に触れられた貴重な機会は、おそらくこれが最初で最後となるであろう…
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久保田麻琴さん。「宮古の言葉の中には万葉時代、上古代の日本の言葉の含有率がとても高いんです。するとおそらくその頃のヤマト的、日本的な心が宮古には残っているのではないかと。(中略)きっと色んな漂着なり、混血なりがあったはず。それと同時に古い日本性が残っている。このことに対する驚きというか、切なさというか、サウダージ(郷愁)を感じたんです。(中略)私が宮古にたどり着いたのは、誰も教えてくれない、そういうところに手を突っ込んで自分で触ってみたかったという希求があったからです」(公式サイト内コラムより)

CD、即Amazonで購入です。宮古上布もいいなあ。
by orientlibrary | 2012-09-23 00:21 | 美術/音楽/映画

ウズ放浪記 〜自転車騒動、独立記念日、肉ジャガ、桃、タイル絵付け

今回のウズベキスタン、いろいろあったけど、カラッとした空気はいいな。雑談風の軽いエピソード編です。舞台はタシケントからフェルガナ地方へ。

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(自転車編/上段の白いのが今回購入の韓国製高級中古車/下段左の黒いのはドイツ製超高級中古車)

マルギランのバザールに出かけ、自転車を買いました。といっても、自転車売場はメンズの場らしく、自分では行けなかったのですが、私がアトラス売場、日用品売場をブラブラしている間に、Gさんが代理購入してくれました。Gさん、上機嫌。車には、すでに白い自転車が積んでありました。

自転車買おう、と思ったのは、リシタンでの足として、「歩き、または車に乗せてもらう」以外の選択肢が欲しかったから。炎天下に長時間歩くのはきつくても、自転車なら楽勝ですからね!そして、他の物価から考えて、自転車なら数十ドルくらいかなと(軽く)考えてました。そんなにすごい自転車、見たことないし。

が、なんと、自転車、高い!安くても100ドルくらいとのこと。わ〜、下手したら日本より高い。私の(日本の)チャリ、8000円くらいだし。
でも、買いたいと言ったので覚悟を決めました。結果、80ドルだったとのこと。写真上段の白い自転車です。韓国製の中古。「すごくいい、しっかりしている」とGさん大絶賛。
新品同様のチャリが放置されている日本に慣れていると、微妙、、ハンドルは大きく曲がり、なんかバネみたいのが飛び出ているし、あれ?ライトない。鍵もない。

ところが、、80ドルはけっして高くなかったんです。写真右列の中段に、車の外に鋭い目つきのメンズたちがいる写真があります。この方々、自転車を食い入るように見ていたんですが、、「300000スム(約1万円)で売ってくれ」と交渉してきたそうです。80ドルで買い1万円で売れば転売で利益が、、いやいや、買うのが大変なのに、そんなことしてる場合じゃないです。

さらに、80ドルの韓国製中古がお買い得だとわかったのは、下段左の自転車を見たとき。ドイツ製の中古で200ドルだったとか。え〜〜〜!、、、 どなたか日本の放置自転車を輸出するビジネスすれば?!?輸送費と商習慣で、ほぼ無理かな。。

バザールでチェーンの鍵を4000スム(140円くらい)で買い、ライトはないけど、後ろには荷台があってこれは荷物を積みやくなってます。Uさんの工房で買った陶器を積んでもらいました☆便利!

リシタンでは、大人の女性は自転車に乗りません。外人で帽子を被り(地元の人は被りません)自転車に乗っていると、、どこにいつ頃いたか、バレバレ。「自転車に乗ってましたね」(苦笑しながら)と、どれだけの人に言われたことか。「〜の場所を人に聞いていたでしょう」、そんなことまで、、(教えてよ、その場で、、)。

ちなみに、下段真ん中の光景は、川の水汲み。リヤカーにバケツで水を汲み、家のタンクに収納し、今回はそれが洗面用^^ 重い水汲み、M君、お世話になりました。


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(ウズベキスタンの独立記念日は9月1日、地方では早めに祝賀行事。たくさんの地元民が集結!)

リシタンのスタジアムでおこなわれた独立記念日の催し、日本語を勉強している子どもたちや先生たちと一緒に行ってきました。
すごい人、人。リシタン、人口多い。そして、日本人に好意的というか、手を振ってくれたり、笑顔で挨拶してくれたり。ありがとうございます。こんな光景、はじめてだ〜、、
地元テレビが取材に。先生の一人にインタビュー。とってもいい感じのやりとり。良かったな〜。

祝賀祭の内容は、よくわからないけど、スタジアムの中で、ひたすら踊りや歌やスピーチがあったような印象です。観客席の子どもたちが踊り出すのがすごかった。うまい!この踊りのセンスは何!?さすがシルクロードの子どもたち!かわいいし〜。ほんとにかわいい子どもたちなんです。


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(日本語や英語を勉強している子どもたち。おにぎり&肉じゃがパーティの様子など/事情があって牛も飼ってます/下段右はお箸の練習!)

独立記念日、ランチはたまたま日本からの短期ボランティア先生の発案と調理による、肉じゃが&おにぎり会。プロパンガスでお鍋いっぱい。和食は子どもたちには微妙なものもありますが、牛肉とじゃがいもは定番食材。おにぎりと合わせ、大好評で元気に食べてました。M先生、どうもありがとうございました☆


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(フード編/桃!もも!モモ!おいしい。。道ばたで桃を売るおばさん、ほんとはもっと前に桃のバケツが出ていて危険だった、、/ブドウも最高/ナン屋さんにて。フェルガナのナンはおいしい!模様をつけたり、ペットボトルの後ろに穴をあけてゴマなどをスピーディにかけていた)

ウズベキスタンはフルーツ天国。いろいろあっても、フルーツを食べれば、シアワセに。今回の最高フルーツは、写真にある道ばた販売の桃。バケツがもっと中央に出ていて、あぶないくらいだった。そんなにまでして売る気満々だったのに、私たちを見ると、「外国人だから、タダで持って行っていい」と、、結局1000スムで(35円程)。バケツ一杯の35円の桃、この味が忘れられない。瑞々しく、自然な甘さ。日本の水密はまた別格だけど、こういう素朴な味の方が好きだなあ。

ブドウもおいしい!日本の果物の値段の高さに日々ショック受けてます。果物は、本当にウズがいいな〜。。

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(リシタンのウスマノフ工房にて)

自転車で行ってきました〜、「青の魅惑 イラン・トルコ・ウズベキスタンのやきもの」(INAXライブミュージアムにて開催)でお世話になったウスマノフ工房。ここの青はやや強くて、絵付けは細密で、巧いです。ウスマノフさんも、あったかくてやさしい人。

最近は、リシタン、このような(写真右下)タイルの絵付けの仕事が多いみたいですね。この装飾タイルパネルは、ウズ国内のお金持ちの家で使われるのだそうです。
伝統工芸は、やはり需要がないと維持発展できない。国内需要があるというのは、いいことですよね。工房は、いつも忙しそう。今は涼しくなったけど、最高に暑い時期は40度超えの日々。冬は寒いし。えらいな〜と思う。
「家には何時頃に帰るの?」と若い職人さんに聞いてみると、「夜の10時くらいになるときもあるよ。仕事が終わったときが帰るときだから」。16歳からこの仕事を始めたR君、巧い。「トランス音楽が好き」というイケメンなんだけど、あれ、写真に顔が映ってない。雰囲気のみですが。

今回は資料もたくさん入手してきたので、勉強しなければと思ってます。。。
by orientlibrary | 2012-09-17 00:56 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

タシケント編・2 〜墓参、陶器、絵画、職人

100均ショップに入ったら、来年のカレンダーがずらり。「季節」を感じました。夏のウズベキスタンも、早くアップしないと、、
というわけで、今回も前回に続き「タシケント編」です。ラフな写真が続きますが、ゆるゆるごらんください。

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(ショップなど。左:タシケントの「セブンイレブン」/右:バザールなど)

タシケントの「7-11」?、、果物にビスケット、レジにはナンも。スイカもころがってました。アルコールはないけれど食品から日用品まで、品揃え豊富!よろずやさんという感じもするけど、セブンイレブンなんでしょうか??ま、いいか。お店の人(若旦那?)、この秋から日本に留学するとのことでした。

ウズの扇風機、カバーなしで元気にブンブン。そうですね、たしかに使い手が気をつければいいことです。自然な日々の緊張感。

バザールの奥で洋服作り。足踏みミシンは偉大です。停電多い地域に電動ミシンを導入しても、実際困りますよね。支援もそのあたり細やかに、と思いますね〜、、。女性の衣装は華やか。美人が多いし、顔立ちがはっきりしてるから、こういう服がお似合いです。


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(左:タシケントの日本人墓地/右:タシケントの街の光景)

今回、行こうと決めていたところ、タシケントの日本人墓地です。
第二大戦直後、スターリンにより日本兵が強制的にシベリアに抑留され強制労働に従事、厳しい環境のなかで約6万人の命が失われたことは、歴史で習うなどしました。けれども、中央アジアのウズベキスタンに2万3千人が送られたこと、抑留され強制労働に従事したこと、817名がウズベキスタンで亡くなったことは、ウズベキスタンに行くようになるまで知りませんでした。
こんなに遅くなりましたが、ようやくヤッカサライ墓地を訪ね、お墓参りをさせていただきました。

何台もの個人タクシー(というか、白タクというか、自発的営業タクシーというか、、ウズ独特のタクシー的クルマ。要はメーターがなく交渉にて値段を決める)に尋ねましたが「わからない」と断られ、ようやく乗せてくれた車あり。親切なドライバーさんと一緒に「やぱーん まざーる(にほんじんのおはか)」と尋ね歩き、ようやく辿り着きました。
お墓は広々としたムスリムの墓地の一角にありました。緑のなか、きれいに整えられ、静かでした。鳥のさえずりが聞こえます。87人の抑留兵の方々がこの地に眠っておられます。

日本人抑留者は、道路、橋などの基盤整備に従事。大地震でもびくともしなかったナヴォイ・バレエ・オペラ劇場を建設したことは、タシケントの人たちに語り継がれていると聞きました。

ウズベキスタンの人は、親日的なことで知られています。実際、年齢を問わず多くの人が笑顔で接してくださり、好意的なことを肌で感じます。戦後日本の経済復興、優れた日本製品などもあるでしょう。しかし、それだけではなく、夏は50度にもなり冬は零下数十度にもなる厳しい気候風土のなか、立派な仕事をされた抑留者の方々と、それを語り継ぎ、墓地の維持にも協力してくださる地元ウズベキスタンの方々のおかげなのだと感じます。ありがとうございます。

時間をかけて一緒に探し、墓地の中まで案内してくれ、帰りも都心まで乗せてくれた自発的営業タクシーのドライバーの方、「受けとれない」と言って、どうしてもタクシー代をとってくれませんでした。ウズにもいろんな人がいて、ボラれることもあります。いろんな思いもします。温かくやさしい気持ちに触れると、宝物のように思います。原点に帰るような思いになります。

コカンドやフェルガナにも日本人墓地があり、多くの魂が眠っておられます。これからもお墓参りをさせていただきたいと思います。


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(タシケント絵画ストリート?の作品。ものづくりのものなど/左列の中と下:こんなのもありましたけど、、)

ウズのアートシーン、絵画が盛んだと感じます。アートギャラリーという立派な建物もあるし、美術館でも絵画展示が充実しています。絵画を見ることが少ない私ですが、写実的でシルクロードの光景を描いたものには吸い寄せられていきます。
毛織物が登場するキャラバンの光景、バザールの陶器商や陶器作りの光景、糸紡ぎや機織り。写真とはまた違って空気感があって、入り込みます。


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(工芸シーン。いくつかのメドレセ、職人さん工房になっています/上:細密画。幾何学模様と物語のシーンが図柄の中心でしたが、右のような生活光景を描いた新商品群登場!陶器のある光景のものなど購入。たくさんあるのに、、懲りない、、/中:ストローアート。バーナーで焦がすことで色をつけていく。立体的になっていて細部まで作り込まれています/下:木工など。少年たちも熱心に修行中)

ウズは工芸のくに。陶芸、テキスタイルを見ることが多いのですが、細密画のレベルもすごいと思います。木工も!細かい作業を黙々と。まだまだ職人スピリット!好きです。


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(ティムール博物館にて/下右はティムール朝時代の中国陶磁器、染付。こなれた筆運びの鳥の図柄)

最後に、ティムール博物館、鳥の図柄の陶器をいくつか。ティムール朝の陶器、ほんとにイキイキしていて、素朴で生命感があって、好き。のびのびしています。
by orientlibrary | 2012-09-13 00:35 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

タシケント〜緑と水、すご技ウズ刺繍、古い青の陶器

陽射しは強いけれど、カラッとしていて快適だったウズベキスタン。日中数時間の暑さ以外、朝夕は本当に気持ちよかった。背伸びして深呼吸。
全然写真撮っていないなあと思っていましたが、実際は1060枚も撮っていました。デジカメって無意識でバシャバシャ撮ってるんですね。フィルムカメラのときは、36枚を1日1〜2本、考えながら、でした。

今回はタシケントの写真を少しご紹介したいと思います。コンデジのオートですからメモ的な写真ですが、雰囲気がお伝えできればうれしいです。

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(左:整備された都心の公園、街路。散水もたっぷり/右:本屋の店出し光景(ダンボール箱が果物ですが果物屋ではなく本屋台?です。本は日本なら古本屋ですが、、。本屋さんが少ないし、本自体子どもの本以外少ない、、でも今回、欲しかった陶器やテキスタイルの本をゲットできて満足^^)。下は旧市街、水をあげないと花もカラカラ状態、、でも元気に空に向かって咲いてます。生命力ですね〜)

タシケント、これまではソ連の都市的な印象でちょっと苦手でしたが、今回朝から晩まで歩き回り、親しみを持ちました。ただ、石造りの重厚な建物は依然苦手なので、建造物の写真はほとんどなし。

街並が整っており、緑が多く、噴水や緑への散水など、水がふんだんに使われている印象。ですが、各所で水しぶきをあげる多彩な噴水については、複雑な気持ちもありました。ホレズム出身の人に「タシケントで噴水を見ると怒りを感じる」と聞いたことを思い出します。この水、どこからきているんでしょう。乾燥地帯では、一滴の水も貴重ですから、、。

新市街は歩きやすく、地下鉄(700スム、約25円程)を使えば、旧市街へも気軽に往復できました。
バスがわかるようになると、もっと歩きやすいだろうなと思いました。でも迷うのも、コミュニケーション。いろんな人に道を尋ね、親切に教えてもらいました。地下鉄の駅まで15分ほど、一緒に歩いてくれた少年も。


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(旧市街、チョルスーバザール近くのクカルダシュ・メドレセ。16世紀建立、独立後修復)

旅行の中で、「このために、旅行に出たんだ」と思える5分間が持てたとき、旅に出て良かったと感じ、幸せな陶酔感に浸ります。多くの旅で、そのような5分間があります。今回も数回ありました。

そのひとつが、クダルカシュ・メドレセの中庭でのひととき。このような感覚は、とても個人的なもので、この中庭が広大で著名なわけではなく、また違う状況だったらサッと通り過ぎたかもしれない。出逢い方次第ですよね。


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(上:工芸博物館近くのホテル。食器などもオシャレです/下:食や新しい感じのもの。メドレセ内のデザイン工房?)

今回は、booking.comで工芸博物館に近いこじんまりしたホテルを選びました。大規模ホテルは、どうも味気ないです。オープンから3か月ということもあり、クリンリネス、清潔さは信じられないほど。アメニティもしっかりでビックリ。ただ、タイミングが悪かったのか、スマイルゼロにもまたビックリ。スマイルなしがcool!と思っているのかと感じたほどですが、たまたま、だったのかもしれません。

新市街にはカフェもいろいろ。まあ、なかなかな感じでしたが、、。写真のセルフのカフェ、庶民的でいい感じ。賑わってました。
タシケントは飲み物の選択肢があるのがうれしかった。ミルクもあるし、桑ドリンクみたいなものも?ヨーグルトも買っていましたが、スプーンがついてこないので、飲んでました、、(^_^;)))


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(このタイルが見えてきたら、、ウズベキスタン工芸博物館☆ 企画展示の刺繍はアンティークではなく、伝統を生かした今のものがコンセプト。ウズ刺繍のすご技を堪能!各地の特徴も存分に見せてもらいました)

こじんまりとしてお気に入りの工芸博物館。スザニや陶器をゆっくりと見られます。
今回は、企画展示で刺繍を特集。しかも一つの最終日と次のオープニング日両方に行ったので、二つの企画展を堪能しました。
オープニングパーティにはテレビ局の人たちがきていて、急に喋るように言われ、ピンマイクをつけられ、、語ってきました。


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(工芸博物館のリシタン陶器。やはりこの青は格別ですね。上左:これはショップにあったもの。リシタンの1800年代中頃の乳製品作りの鉢)

左上の味わいのあるリシタンのアンティーク鉢。「チョルグーシャ」=4つの耳と言うと聞きました。紐で揺れるうちにヨーグルトクリーム的なものができるようです。
ふふふ、購入してきましたよ〜!^^重かった。ずっしり重いんです。もう一つ、同時代の深皿があり、それは軽かったんですが、この鉢に魅せられました。民具の質感が、とってもいいです。

やはりリシタンの青はいいですね。品があります。深みもあり軽やかさもあり、いろんな表情を見せてくれます。

陶器は年を経ると、ギラギラしたものがなくなるというか、ますます素敵になる印象。今持っているリシタンやトルコの陶器、年を重ねるごとにいい表情、質感、味わいになると思っています。
自分もそんなふうに年を重ねたいものです。なかなか難しいです。本当に。

タシケントだけでも、まだまだエピソードがあります。ウズ2012夏シリーズ、しばらく続くかも。よろしければ、また遊びにお立ち寄りください。
残暑きびしい日本、ご自愛くださいね。

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コラージュがラクなので、この形式ばかりですが、、インパクトで締めくくろうと思い直し、、ドカンと!!

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by orientlibrary | 2012-09-04 23:17 | ウズベキスタンのタイルと陶芸