イスラムアート紀行

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花咲くタイル 東京ジャーミー

すこし暖かくなってきました。近所の神社の梅も満開。

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久々に東京ジャーミーへ。タイルをゆっくりみました。ゆっくり見ると、壁面上部のコーナーごとにかわいい花が咲いていました。カーネーション、チューリップ、ヒヤシンスなど、それらの組み合せもかわいいです。上の方をコンデジの望遠で撮るので、ピンぼけが多いですが、、(^_^;)

ー*ー*ー 東京ジャーミーの、春らしく、Turkishなお花畑です! ー*ー*ー

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(地の青色がしっかりときれいに塗ってあります。丁寧な仕事)

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(カリグラフィーのまわりの模様も愛らしい)

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(ランプも花が咲いたよう)

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(ミンバル〜説教壇のタイル。トルコらしい花模様。密度があり遠目にもしっかりと映えるタイル)

*↓下3点はトルコにて↓*

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(イスタンブルの博物館にて撮影。オスマン朝時代のイズニックタイル。淡い白地に青とどぎつくない赤がかわいい。傾いている様子も愛らしい)

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(イズニックの博物館にて撮影)

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(イズニックの博物館にて。赤がしっかりと盛り上がっています)

ウズベキスタンでもイランでもトルコでも、それぞれに花模様は愛らしく、生き生きしています。どの地域でも植物好きの人が多いですね。花模様の個性を比較するのも楽しいかもしれませんね!^^


* … * … * …* … * … * … * …* … * … * … * … * * … * … * …* … * … * … * …* … * …

花畑のあとで、なんですが、、、

静かにデスクトップMacが替わりました。今回は「?」と感じた時点で交代を決め、涙の別れをしたあと(4年間苦楽を共にしたloveMac)、新たな友だちは「10.6.8 Snow Leopard」(「Lion」をバージョンダウン)。速い、、、何これ、、WEBの速さが驚き。作業も全体に速い、、は〜、、ビックリ。

そして本日めでたく、長年の苦労から解放されました〜。^^
Macご利用の方で、Windowsとの間で、Excelデータを交換されている方。日付が「化け」ませんか?!たとえば、Windowsから「2012年2月22日」で来たものをコピペすると「2016年2月23日」になってしまう。なぜ〜???数字がヘンすぎ!!、、これは直るものではないとずっと思っていて、あきらめつつも毎回イライラしていました。もうホント、入力が面倒。
それが、なんと、Macと、Windowsが、「日付計算の開始日が違う」せいだったんです。
え、それ何?!Windowsでは<1900年1月1日からの計算>、Macでは<1904年1月2日からの計算>。1900年とか、いったいなんなんですか??Macの1904年って、さらにわからん。
教えてもらって設定変更したら、すんなり。よかった〜、、。
スティーブ・ジョブズ、MacにiPod、iTunes、ありがとう! ☆ LOVE Mac ☆
by orientlibrary | 2012-02-24 23:42 | 日本のタイル、やきもの

「大漁旗展」ご案内&「イランの冬のお茶会」写真レポ

* … * … * …* … * … *    「東日本大震災復興支援 大漁旗展」   * … * … * …* … * … *

東日本大震災から1年となる3月10日〜18日、「東日本大震災復興支援 大漁旗展」が東京都杉並区でおこなわれます。会場の壁一面に大漁旗を飾り付け、昔日の港の賑わいを再現!プログラムもいろいろあります。行かなくては!

「大漁旗から放たれるパワーによって全国の方々にエールを送るとともに、今も続く現地の苦悩を少しでも共有できたらと思います」(「大漁旗展」チラシ)

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主催するのは、大漁旗を、「漁撈に関する庶民文化を形として残したものであり、漁民信仰との結びつきや海のアートとしての日本独特の表現方法など、更に研究を深めるべき重要な資料」として愛し、研究、紹介してきた「大漁旗研究会」。「大漁旗を復興のシンボルとし、更なる支援活動を呼びかけたい」との渾身の思いで、企画されました。

「大漁旗は漁師さんにとって、大漁と海上安全を祈る大切な「お守り」であると同時に、危険な大海原に漕ぎ出す海の男達を勇気づける「応援歌」でもあります。その為に、大漁旗は明るく力強くデザインされ、人々に元気を与えてきました」(「大漁旗展」チラシ)
たしかに、大胆で力強い図柄と色合いが多いですね。パッと目に入ります。

そして、この「大漁旗展」に、あの真っ赤な大漁旗が、故郷気仙沼から旅をしてきます。昨年6月、横浜にて、多くの方の「手」で生き生きと蘇った「勝栄丸の大漁旗」。(*経緯は、こちらです)

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(気仙沼の瓦礫の中から伊藤雄一郎さんが探し出し「東北の手仕事」に送ってくださいました。届いたのは開催初日の前日でした)

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(会場設営中にも関わらず、手仕事好きが旗の回りに一人、二人。針を持ち、一心に修復を始めました)

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(「東北の手仕事」開催中、たくさんの来場者が一針一針心を込めて再生。魚や貝をつけてデコレーションも)

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(色も赤々と蘇った大漁旗です!)

 大漁旗の持ち主勝倉漁業さんは遠洋まぐろ漁業の会社。「勝栄丸ブログ」では、まぐろを通して国内外の動きなどを知る事ができます。現在の気仙沼の状況も。

 再生大漁旗は、伊藤さんから持ち主の手に。「3.11の大津波で流失した会社倉庫に保管してあった勝栄丸の大漁旗。跡形もなく流されたので、あきらめていました。ところが、なんと、なんと見事に修復が施されて、温かいメッセージと共に戻ってきました」と喜んでくださいました。「蘇った大漁旗!!!(勝栄丸ブログ)」

一番の見どころは会場を埋め尽くす大漁旗です。
これら大漁旗の熱い波動を体感してください。
気仙沼の瓦礫の中から見つかり、多くの人々の力で修復された「蘇った大漁旗」も展示します。

さあ、「大漁旗展」で再会です!10日には勝倉漁業の勝倉宏明さんのトークが、18日には伊藤雄一郎さんのトークがあるそうです。その他、朗読、物産販売、合唱など、プログラムが盛りだくさん!ぜひ杉並へ!

***
日時: 平成24年3月10日(土)~3月18日(日)[9日間]
日時: 午前10時~午後5時(最終日は午後4時終了)
入場料: 無料
会場: セシオン杉並 1F展示室(杉並区梅里1-22-32)
「東日本大震災復興支援 大漁旗展」WEBサイト
***

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* … * … * …* … * … *    アートでかわいいイランの小物たち   * … * … * …* … * … *

写真だけになりますが、salamx2さんの「1日だけの冬のお茶会」の様子を。

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(アンティーク?のマッチ。青の色味が魅力的)

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(タイルの青もいい感じ)

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(アイコウさん手作りのバラ水クッキーが絶品!^^)

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(紅茶パッケージもめくるめく感じ)

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(絵本や小物、繊細で感性豊かなイランも多くの人に見て欲しいですね)

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(かわいい、、、、、、)

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(基本の絵本。要約が日本語で紹介されているのがうれしい)

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(買った絵本3冊の青色のページを重ねてみました。それぞれ魅力的な青です)

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(スタンプの色合い、切抜きの中の文字、う〜ん、さすが、、)

広くない空間なのに、撮りたい対象たくさん。う〜ん、すごいなあ。どうしてこんなにチャーミングなんだろう。イランのモノたち。選ぶ目次第なのかな。。各地でイランの絵本やアーティストの紹介を続けるsalamx2さん、ありがとうございます。
by orientlibrary | 2012-02-19 22:22 | 日々のこと

食卓の美と技、テーブルウュア・フェスティバル

「テーブルウュア・フェスティバル2012」、東京ドームいっぱいに、世界と日本の陶磁器が食シーンとしてコーディネートされたかたちで紹介される大規模イベントです。

西アジア・中央アジア・南アジアあたりのモノや音楽に親しんでいる日々から出かけていくと、華やかな異次元世界、「セレブ」な感じにドギマギ。こんなに食器重ねなくても、、と思ってしまう貧乏な感性が、美しいコーディネートを見る眼を曇らせます、、、 が、それだけではなく、和の陶磁器、漆などもあり、日本の有名産地の気合いの入った展示を見られるのが楽しい。

気になったものや印象などを(たくさんの中から極々一部、偏り気味な個人的興味にて)ご紹介します。
まず、こちらは「白薩摩」。テーブルコーディネートしてもゴテっとならないところが品ですね。

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沈寿官窯だったと思います。メモしておらず、、。「間」のあるセッティングが素敵)

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(同上。乳白色がやさしい。余白が上品)

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(同上。繊細優雅な絵付け。細い貫入が絵のようできれい)


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(別の工房。豪奢だけどレトロな感じでやさしい。息苦しくない)

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(細密な金襴手。彫りの細工が見事)

そしてガラスケースには、煌めく大皿が!この豪華絢爛さはなに〜〜!?

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(廣田実雪/薩摩金襴手雄飛鷹図四季花紋額皿/ドバイにて展示されたもの)

解説を見ると、、 「この作品は、アラブ首長国連邦ドバイで、外務省、在ドバイ日本総領事館、ホテル・グランドハイアット・ドバイの協力で白薩摩を紹介する文化交流・カクテル・レセプションを主催し、展示した作品です。ドバイと日本を表現する上で、中心に鷹を描き、日本と同じ「鷹狩り」もアラブの伝統である等、両国のものを取り入れ構図として描き、白薩摩金襴手の技法で多彩な構図、色彩と金盛を使った豪華で気品ある作品です」とのことです。

アラブの方々の好みに合わせているのですね。この大皿、細密さが素晴しく、さらに勢いや伸びやかさを感じました。上の白薩摩も同様ですが、豪華だけでなく、気品があるところ、愛らしいところが好きです!

会場、広いです。日本の各産地(美濃/瀬戸/多治見/有田/常滑/波佐見を中心に多数)コーナー、作家の展示、世界各地の陶器や工芸、アンティーク、見きれない。

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(美濃焼・土岐。丼が人気。普段使いできる食器がたくさんあり、楽しい)

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(瀬戸。黄瀬戸を前面に出しての展示でした。黄瀬戸、好きです。織部の多彩さはさすが瀬戸)

このフェスティバルでは「テーブルウエア大賞」として、プロとアマチュアがコーディネートの技を競います。その成果、テーマ設定から食器選定、細部まで練られたアイデア、センス、素敵です。

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(「テーブル・コーディネート」のイメージとして。メーカーの展示)

が、このような機会によく思うのですが、、個人的には画一的に見えて仕方ありません。自分の知らない世界のものって、違いがわからず、同じに見えてしまいます。そういうことだと思うのですが、細部にこだわればこだわるほど、総体として見ると同じに見えてしまう。

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(同。こちらもメーカーの展示)

他にないのかな、というのが、いつも思う疑問です。素敵なコーディネート(知識とセンスが伝わります!これは本当)の数々は、他のメディアやブログでたくさん紹介されているでしょうから、このマイナーブログではナシということで!

そのなかで、少〜し違いを感じたコーディネート。

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(卓越した何かを感じました。たしか何かの賞を取っていた作品の一部)

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(テーブルではなく、床での和の提案。左右対称でない作品を見て少しホッとしました。和のコーディネートって、真ん中に川が流れているものが多いですね。平安貴族テイストかな。実も蓋もないことを言いますが、、現実はここに「座れない」人が多そう。シニアは膝が痛い。若者は正座が辛い、、)

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(これも和のシーン。ロースタイル、座もいいと思いますけどね〜、、いちばんいいと思うのは「腰掛け程度のちょっと座」なんですけど、、)

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(西洋食器は「揃い」で「左右対称」。「食器重ね」で重厚感。ガッツリで息苦しく感じる。こってりした食べ物が合いそうです。アジアや日本のものは「抜け」があり落ち着く。揃いでも模様違いなど、遊びやゆとりを感じます。デザインの余白も落ち着きます。長いときの重なりがもたらす洗練を感じます)

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(ガッツリ豪奢展示のなかでは、アーモンド、干しイチジクにさえホッと。せめてもの中東的な匂い、、こういうものが皿に乗るようになっただけでも、少しは変化なのかも、、エアープランツはちょっと違うと思うけどな〜、、)

中東などで壁際のクッションで談笑し、床に並べられた美味しいものを和やかにつまむ、そういうのもいいと思うけどなあ。モロッコのテーブルなんて、すごくお洒落だと思うし。天幕の中だってカッコいい。もうちょっと、そういうテイストが紹介されればいいのになあ。マーケットサイズが小さくて、こういう場では無理なのかな。好きな人、少なくないと思うのですが。。

日本は、何気ない町中の食べ物屋さんでも、料理や季節と合わせたたくさんの器でもてなしてくれる。季節と料理とおもてなしの心が、セッティングを自然にしてくれるのかな。
などなど、いろいろ感じた見応えのあるフェスティバルでした。

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(多治見コーナーで購入したカップ類。色合いが穏やか。インドのブロックプリントと)
by orientlibrary | 2012-02-14 18:54 | 日本のタイル、やきもの

ペルシア、ムガルの草花愛好から生まれた「ペイズリー」

ペイズリー、あの先方がちょこっと傾いだ感じに惹きつけられます。ずっと気になる存在。
装飾タイルや中東、中央ユーラシアあたりが、気になりかけていた頃、松濤美術館(東京・渋谷)で見た「ペイズリー模様の展開 ーカシミアショールを中心に」(1993年)。自分が「このあたり」のものに惹かれる傾向があることを自覚しました。

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(「ペイズリー模様の展開 ーカシミアショールを中心に」図録より引用/カシミールショールの裾に施された草花模様、17世紀後半、綾地絹織)

とくに、ペルシアの花模様「ボテ」、インド・ムガル朝の花模様「ブータ」の神秘的な清楚さに魅了され、ブータからカシミールショールにあらわれたペイズリー模様への変化にドキドキしました。
けれども、(時代の美意識もあるのでしょうけれど)19世紀中頃からの過剰なまでに濃密になったペイズリーは苦手。ヨーロッパの洗練されつつも濃厚なタイプも苦手。
装飾タイルと同じで、生命力があり、生き生きして、ピュアで、どこかかわいいものが好きです。それが自分にとっての「きれい」。

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(文化学園服飾博物館ホームページより)

文化学園服飾博物館(東京・新宿)で、「ペイズリー文様 発生と展開」が開催中(3月14日まで)。
ペルシア、ムガルから中央アジアや日本、ヨーロッパなど、世界のペイズリーが一気に見られてペイズリー好きには、とてもうれしい展覧会でしたが、残念ながら図録がないので、記憶にとどめるのみ。

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(左:掛布(部分)インド、19世紀末/右:ショール(部分)インド・カシミール地方、19世紀初期/文化学園服飾博物館ホームページより引用)

まだ少し展示の記憶があるうちに、自分の手持ちの写真や布で<ペイズリー讃歌>を。

と、その前に少しだけ。起源は、イラン・サファヴィー朝の花模様にあると言われます。それがインドのムガル朝に伝わり、宮殿などに描かれた花模様が王侯貴族のショールにも。当初は、大地に根を張り風にそよぐ一輪の花、それが次第に花が密集した灌木の姿になり、根の代わりに花瓶が描かれるなどしていきます。

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(タージマハルの大理石レリーフ。固い石とは思えないほど優美に花模様を表す。しっかりと大地に根ざしている。17世紀頃)

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(ムガルの花模様。根が描かれている。たぶんジャイプールのアンバー城?)

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(ムガルインドの花模様を再現したサンガネールのブロックプリント(木版捺染)。固い木に細密な線を彫り出し精密に捺していく。一本の清楚な花、大地を感じさせる根がついている/orientlibrary)

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(カシミールショールの17世紀頃の花模様を思わせるサンガネールのブロックプリント。風に揺れるように少し傾いでいる/orientlibrary)

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(糸杉、生命の樹?ペイズリー的にも見える。透ける白地が涼しげ。orientlibrary)

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(サンガネールのブロックプリント。花や灌木が一つにまとまり少し傾いだり壺に入るなどしてくる/orientlibrary)

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(インド更紗、型/18〜19世紀/鳥のような動物に襲いかかるライオンと孔雀。その周りには大小の花をつけた花唐草が隙間なく配され、両端にはペイズリー模様をあらわす/東博にて撮影)

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(肩掛け/赤紫地ペイズリー花文様絞り/インドネシアスマトラ島バレンバン/20世紀初頭/インドネシアのペイズリーはインドのものとは逆さまに描かれる/東博にて撮影)

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(イランで購入した飾り布。草花がびっしりぎっしり詰まったペイズリーがぎっしり並び重量感大。orientlibrary)

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(オスマントルコの女性の衣装。バックルがペイズリー。重厚カワイイ)

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(オスマントルコの女性の衣装とバックル。少しペイズリー入ってる?きっと世界中で流行したんでしょうね!)

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(バングラデシュの刺繍布カンタ/望月コレクションより/自由でノビノビした模様。色もカラフル)

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(同上。愛らしさや動きからミジンコを連想!?)

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(タイルではペイズリーはこれまで見た経験がないのですが、、滴形が近いかな。滴形はタイルの模様にたくさんあり!)

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(ウズベキスタン・リシタンの青の陶器。これはペイズリーというより唐辛子だと思いますが、、)

中央アジアでは、この傾いだ水滴状の模様は、アーモンド、唐辛子などとも言われます。ウズベキスタンの織物「アトラス」「アドラス」にも多数登場。
ヨーロッパでは、球果や松かさ(多産や豊穣の象徴)とも。日本では、勾玉模様とも呼びますよね。

なぜ、ペイズリーと呼ばれるか、は、産業革命期のイギリスのペイズリー市で機械織りのカシミール風のショールが大量生産されたため。
ペルシア生まれ、ムガル育ちの模様なのに、ヨーロッパの地名がついても意外と違和感がないのは、(個人的な見解ですが)ペルシアのPが入っていること、ムガルなどのLが入っていることで、オリエンタルなニュアンスがあるからだと思います。^^

ペルシア、ムガルの植物愛好、自然観、生き生きと描く美的感性、それを「根」として花開き、世界で愛されるようになったペイズリー。あらためて、いいなあと思いました。
寒さは続きますが、立春頃らしく花のトピックでした!
by orientlibrary | 2012-02-05 19:18 | 絨緞/天幕/布/衣装