イスラムアート紀行

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中央アジア 自然、建築、陶芸、職人さんに、会いに行きます

●中央アジアに行ってきます。前半はカザフスタンとキルギスで廟建築と大自然メインの観光を。後半はウズベキスタンで陶芸やスザニ、絹織物、細密画の産地や製作の場などを訪ねる個人的な時間になります。

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●主な目的地トゥルケスタン(カザフスタン)は上の地図の水色ラインの一番北のあたり。15世紀初頭にティムールが建てた「アフマド・ヤサヴィー廟」の町です。

●水色の丸いエリアは後半のメイン、フェルガナ地方です。(サマルカンドやブハラは行かないと思いますが、いちおう場所の関係性から水色ラインに)。

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●ブログ復帰は5月中旬になるかと思います。けっこう長いお休みとなりますが、忘れられたら悲し〜!(涙)。旬の中央アジアの記事と写真、元気に掲載しますので、「イスラムアート紀行」、また遊びに来て下さいね〜!(叫)。

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●皆様も良き日々を&楽しい連休をお過ごしください。行ってきま〜す!

*地図は、「砂漠に燃えたつ色彩 中近東5000年のタイルデザイン」(岡山市立オリエント美術館)より引用。
by orientlibrary | 2007-04-24 22:21 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

日本で食べる世界各地の味 ウイグル家庭料理の巻!

●なんだか慌ただしくて、ブログ更新がなかなかできません。遊びに来て頂いている皆様、ごめんなさい。お詫びの気持ちをこめて、今回はトルキスタンの味をご紹介!(↓ ウイグルの少女たち)

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●JR南与野(さいたま市)から10分くらい歩いたところにある「シルクロード ムラト」は06年秋のオープン。ウイグルの家庭料理が美味しい!との噂を聞いて行ってきました。若いお客さんが多くて、店内は和気あいあいとした雰囲気。カウンター席から店主のエリさんの調理光景が見られるのもうれしいな。

e0063212_1551270.gif●まずはウイグル名物の「ポロ」。羊肉入りのピラフに、ヨーグルトがついてきます。

●脂っこいかなあと少し心配していましたが、これが意外なほどあっさりとして食べやすい。ヨーグルトを混ぜて食べる食べ方が好きなので、さらに美味しく感じました。

  


e0063212_15513110.gif●ちなみに、こちらはウズベキスタンのプロフ(人参と羊肉入りピラフ)です。先日、民放のテレビ番組でウズベキスタンをやっていて(「やってるよ〜」と電話で教えてもらいました)、プロフを朝ご飯に食べていましたが、ホントですか?お祝いやもてなしのときに食べると聞きましたが、、




e0063212_15515044.gif●さて、ウイグルに戻って、、ワインはその名も「シルクロード」。嫌みのないいい感じのワインでした。ウイグルは葡萄で有名。ワインもイケますね。


e0063212_1671518.gif●手前にあるのはウイグルのナン。じっくりこねた生地の真ん中を独特の用具でくぼませ、そのまわりをフォークなどで飾りをつけています。これがおいしさの秘密かも。焼きたてホカホカのナンは、、モチモチとしておいしい〜!


e0063212_15521415.gif●ちなみに、こちらはウズベキスタンのナンです。大きくてずっしりと重い。バザールなどで味を競いながら売っています。





e0063212_1610257.gif●調理場ではエリさんが麺作りをスタート。手際の良さに歓声をあげたあといただく「ラグメン」(ラムと野菜のトマト味炒め)は、また格別。からめて食べる麺のコシが最高です。



e0063212_15523357.gif●感心したのは(調理場が見えて材料も明らかなので書いてもいいと思いますが)、日本のスーパーで売っている普通の小麦粉(最もポピュラーなもの)を使って、あれだけの味のナンや麺を作る腕です。

●私はグルメではなく、いわゆる「こだわり素材」などは、あまり気にしません。むしろ一般的な材料で、納得の味を作り上げる職人さんに共感します。エリさんに拍手!



e0063212_15532214.gif●先日の新聞によると、地域を絞り込んだレストランが各地にできて人気を博しているそうです。(「ムラト」は、ここでも紹介されていました)。タイ南部・イサーン地方の辛い料理を出す店(東京・新大久保)、グルジアの家庭料理の店(東京・吉祥寺)、アゼルバイジャンの伝統料理の店(京都市)、韓国済州島料理(滋賀県)、予約限定ではあるけれどパレスチナ料理(川口市)、などなど。

●来日して居を構えた人が作った店、また世界各地に旅行した人がその地の料理に惚れ込んで作った店など、さまざま。いかにも日本の下町という風情の谷中の「夕焼けだんだん」には、かの「ざくろ」(イラン・トルコ料理)のカフェ(← 左にぶら下がっているのはドネルケバブ)もあります。

多国籍風、無国籍風に変化していくなかで、日本の良さも、また深化・変化しながら魅力を増していくのでは、と私は思います。おいしいもの、きれいなもの、ばんざ〜い!
by orientlibrary | 2007-04-23 16:14 | ウイグル/アフガン

街角から聖地まで 東南アジア 祈りの景

先回の少女特集のとき、ネパールの女の子たちが路地の祠にお供えをしている写真を載せました。あらためて写真を見てみると、表情こそ見えませんが、このような行為が日々の時間に溶け込んでいることを感じます。

人が神様といる景、祈りの景。ふと気がついてアルバムを見直してみると、その系統の私の写真のほとんどはアジアのものでした。イスラム圏では、宗教施設にはかなり行くのですが、祈る人の姿を撮ってはいけないと聞いているので、祈りの写真は残念ながら、まったくありません。

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●アジアのなかでも圧倒的に多いのは、タミルナードゥ州などインドの南部です。 (写真↑は、トリヴァンドラム・バドバナーマスワミ寺院・1789〜・ケーララ様式とタミル様式の結合。男性は上半身裸で布一枚をまとう。ヒンドゥー教徒以外は入れないので中の様子はわかりませんが、壁面は漆喰彫刻で神々が乱舞しています)

南インドは、本当に神様の国。写真の大半はヒンドゥー寺院や聖地、祈る人、修行者、巡礼、祭りになりました。

e0063212_051929.gif●ヒンドゥー寺院は、装飾が考えられないくらいに過剰です。イスラムの優雅・精緻・繊細の美の世界とは180度違います。本来は私の好みではないはず。

●でも好みを超えて納得するものがあります。この地にはこの装飾がいいのだ、と。神様への思いがあふれんばかりにみなぎっている、そんな豊穣感は旅人の私をも幸福にします

●毎日のようにおこなわれている神を喜ばせる祭り、巡礼、沐浴、多様なお供えもの、寺院の門前商店街のキュートな神様グッズの数々、、ほんとうに神様はアイドルなんだと思います。

(写真←は、南インド・海の聖地。カーニャクマリなど有名な聖地は朝日礼拝から夕日まで、六本木ヒルズ並みの人出?で驚きました)



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ネパールも広場から路地まで、神様がいたる所にいて、地域の暮らしに溶け込んでいるようでした。子どもたちが祈る姿もごく自然です。姿が恐ろしい神様も多いのですが、人びとは親しみと敬意をもって接しているように見えました。(↑ 写真はカトマンズ)


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カンボジアでは多くの僧侶を見ました。袈裟のオレンジ色が、アンコール遺跡などの時をへた石の赤茶色に映えます。敬虔に祈り、とびきりの微笑を浮かべる人々、、かの地の過酷な現代史を思うと、少し複雑な気持ちになりました。(↑ 写真はシェムリアップ)


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インドネシアの中部ジャワ、ボルブドゥールやプランバナンなどが有名ですが、私は山岳寺院遺跡のスクやチェトに強い印象を持ちました。スク寺院の石像はポリネシアの巨石文化との関連があると言われているそうです。ヒンドゥーの寺院なのですが、雲をも見下ろす寺院には人影もなく、どの時代、どの場所にいるのか、トランスするような感覚に襲われます。(↑ 写真はスク寺院)

●神に最高のものを捧げようとする宗教建築、美術、音楽などに惹かれます。そして同時に、ふだんの暮らしのなかの祈りの景もまた、旅行者の心を捉えます。今回は、またしてもサクサクと駆け足になってしまいましたが、いつかもう少しじっくり各地の信仰を書いてみたいです。
by orientlibrary | 2007-04-18 00:36 | 東南アジア/極東

日々を彩る、美への意思。ウズベキスタンのペインティング

タイルばかり見ている私が、見過ごしがちなのがペインティング。ウズベキスタンは天井や壁面など、建築物を彩るペインティングもとてもきれいです。知識がないので、これまで書くに書けなかったのですが、今回トライしてみようと思います。

コーカンドのペインティング
また中央アジアに行ってくるつもり。その前に、昨年のウズベキスタン旅行関連記事で触れていない地域やテーマについて書いておきたいのです。で、浮上したのが、コーカンドのペインティング。あの美しさは、私にとって「謎」でした。

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ウズベキスタン東部・フェルガナ盆地のコーカンドは、コーカンド・ハーン国の首都だった町。19世紀前半に繁栄し、当時はブハラに次ぐイスラムと貿易の中心地だったといいます。しかし1876年にロシア軍に占領され、ロシア領トルキスタンになりました。

コーカンドで有名なのは、「フダヤル・ハーン宮殿」です。ハーン国最後の支配者フダヤルによって1863 年から10年の歳月をかけて造られた豪華な宮殿でしたが、ロシア軍が破壊。その後修復を経て、現在は博物館となっています。当初112あった部屋のうち、現在23の部屋が残っており、内装もきれい。メインエントランスの外壁はタイル装飾で輝いています。

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けれども、ブハラ最後のハーンが造った「スィトライ・モヒ・ホサ宮殿」でも感じたのですが、美しさよりも西洋に負けないほどの豪華さが重視されたような印象。時代性でしょうか。どこか退廃感があるというか、、「その贅沢さが痛々しい」という感じで、素直に美の世界に入っていけません。

でも、ペインティングはとてもきれいで驚きました。どうしてコーカンドのペインティングがこんなにきれいなのかなあと、以前買ってそのままにしていた『DECORATIVE PAINTING OF UZBEKISTAN 』(1987年)という本を見てみました。

すると、コーカンドだけでなく、アンディジャンやナマンガンなど、フェルガナ地域のモスクやマドラサのペインティングが多数紹介されており、タシケント、サマルカンド、ヒヴァなどよりも多いのです。

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地方ごとに特色のある建築や美術が発達
本の解説は、・・・「19世紀から20世紀初頭は、建築や美術の分野で、空間構成や装飾が各々に異なる各地方の流派が発展した。フェルガナとホレズムの装飾絵画の比較は好例である」として、フェルガナが独自の地位を築いていたことを示します。

特徴は、「フェルガナは明るい赤と緑色で描かれた植物文様を持つ独自の円形装飾(メダリオン)」。これと比較して「ホレズムは青とオレンジ色の幾何学文様が芸術的」だったようです。

シルクロードの関連でよく紹介されるのは、アフラシャブの丘のソグド人を描いた青の壁画です。そして芸術が高いレベルに到達したティムール時代、15世紀サマルカンドや16世紀ブハラの建築には、天井やムカルナス(壁面から天井に移行する部分の蜂の巣状の装飾)に、素晴らしいペインティングが施されています。

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中庭とアイワン、その空間を快適に、もっときれいに
どうしてウズベキスタンでこのような絵画が盛んになったのか。上の本では次のように説明しています。・・・「建築に描かれる素晴らしい絵画は、短い冬、長く暑い夏というウズベキスタンの気候的特性に大きな影響を受けている。ウズベキスタンの住居や公共建築は、中庭とアイワン(AIVAN)という屋根付き回廊を持つ。人々はこの戸外領域の涼しい屋根の下で快適な時間を過ごす。この回廊が美しく装飾されるのはきわめて自然なことである。住居、モスク、マドラサなどのアイワンには、鮮やかな壁画が描かれたのである」。

気候や暮らしの中で求められ、発達してきたのがペインティングなんですね。タイルは宗教建築や宮殿など権力に関わる建造物を主に彩ります。けれどもペインティングは住まいや生活用品など身近なものを彩ります。なんだか、ペインティングにも関心を持てるようになりました。ウズベキスタンの細密画小物も、とっても素敵なんですよ!

*写真は上から順に、「フダヤル・ハーン宮殿」3点=orientlibrary/「ANDHIJYAN/OTAKUZI MADORASA」=(20世紀初頭/『DECORATIVE PAINTING OF UZBEKISTAN 』より引用)
by orientlibrary | 2007-04-13 20:58 | ウズベキスタンのタイルと陶芸

ユーラシアの少女たち、くらしのなかの表情

桜吹雪の下を歩くときって、どんな人も、ヒロイン、ヒーローになれると思いませんか?ふわふわ降りてくる淡いピンクの花びらを受けながら歩くとき、ちょっと幸せな気持ちになります。

●そんな桜の季節を記念して、各地の少女の写真をサクサクっとピックアップしてみました。どこの子どもたちも、かわいいですよね!

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カンボジアの女の子。小学校の前で朝からスナックや飲み物を売る屋台が店開き。校庭の中にもあってびっくりしました。子どもたちも、好きなものを買って、食べたり飲んだり、、。朝からいいのかなあと思いましたが、、。飴細工の屋台もあって、人気を集めていました。

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ヨルダンの女の子。放課後、家に帰るところ。白いスカーフがよく似合ってます。笑顔が可愛いですね。中東は美人が多いからなあ。

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カシュガルの女の子。ウイグルの女の子、子どものときベリーショートにしてますよね。短い髪に帽子が似合ってます。お祭りの日なので、お揃いの赤いドレスで。赤ちゃんもかわいい〜。

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モンゴルの女の子馬乳酒、一気飲み中。酒といってもアルコール分は微量で、子どもたちも清涼飲料水感覚でゴクゴク。この子の飲みっぷり、とくにイケてました。自分の体くらいありますもんね、ペットボトル。

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ネパールの女の子。祠のようなところに集まってお供えをして、お祈りをしているようでした。ネパールでは、いろんなところに神様がいて、子どもにとってもごく自然な、身近な存在のように感じました。

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ウズベキスタンの女の子。ブハラの路地。民族衣装がよく似合う。おばあさんの顔もいいなあ。家族の暮らしが見えてきそう。


●こうしてみると、やっぱり女の子って、かわいいなあ。少女から大人の女性まで、どうも私の写真は女性比率が高いです。このところ、体力強化月間!?をやっていて、ちょっと疲れ気味。そんなときのサクサクネタで、、失礼しました〜
by orientlibrary | 2007-04-07 22:37 | 中央ユーラシア暮らしと工芸

科学論壇で、イスラム装飾タイルの”数学的高度さ”が話題に!

渋谷でアッラー・アクバル!
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関東地方の花見のピークとなった4月1日、たまたま通りかかった渋谷で、「アッラー・アクバル!」の声を聞いてびっくり。見れば、緑の旗を掲げた男性たちの一団が、渋谷の最も華やかな通りである公園通りを行進しています。相当数の警官がまわりを囲んで、何やらものものしい雰囲気。

何が起きたの!?とプラカードなどを見てみると、預言者ムハンマドの誕生日を祝うパレードとわかり、ひと安心。日本では一般的にデモや行進でも女性が一緒なので、男性だけの行進にはビックリとしました。女性が入るとダメなんでしょうか。綺麗な民族衣装の女性が入ると、ずいぶんイメージも変わって、いいアピール機会になると思うんですけど、、。

「装飾タイルにみる高等数学」がニューズウイークに載ってました!

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(「ニューズウイーク」4月4日号を誌を撮影したもの)

そんなイスラム圏のタイル好きのの私に、憂無庵さんから雑誌『Newsweek』にタイルの記事が載っていたというメール着信。さっそく買って見てみました。すると、ほんとにイスラムの装飾タイルが載ってるわ〜!

タイトルは、「Islam got it first 〜装飾タイルにみる高等数学〜 新説・中世のイスラム教徒は欧米で30年前に発見された概念を知っていた」。科学専門誌サイエンスに先頃掲載された論文に基づく記事だそうです。

記事の記述に沿って、書いていきたいと思いますが、じつは、ちょっとピンときていません。ひとつは、数学が弱いので、説明が理解しにくいから。もうひとつは、何を発見してすごいと言っているのかが、よくわからないからです。

・・・「著者のピーター・ルーとポール・シュタインハートは500年前のイスラム建築を飾るタイルに高度な数学的パターンが潜んでいることを発見した。欧米では70年代になるまで知られていなかったものである」・・・ということで、イラン・マラガの廟の写真が載っています。

でも、、『The art of the Islamic tile』にはどうみても、これと同じ廟が載っているのですが、セルジューク朝イラン1194年に作られたと記されています。500年前って、、??
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(IRAN・MARAGA / GUNBAD-I KABUD /1194
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(同)

「装飾タイルの存在は、中世イスラム教徒の学識の高さを示す証拠ともいえる」。記事は続きます(以下、要旨)。
・ 「1973年、理論物理学者ロジャー・ベンローズは正五角形を分割した2種類の形(カイトとダート)を使って5分の1回転すると対称形になるパターンを発見した。西洋でこの「5回対称性」の図形を作ったのは彼が初めてだった」
・ 「ベンローズのパターンには極めて面白い数学的発見があった。小さく分割していくにつれ、対称性になるパターンの割合は、人間にとって最も美しいとされる黄金律に近づいていく。黄金律は自然界の秩序を示すフィボナッチ係数とも関連がある。このパターンは原子のレベルでも見られる」
・ 「中性のイスラム教徒はこの数学の一部を理解していたようだ。イランの廟の2種類の大判タイルは円形の小さなタイルの集合体で、その比率がほぼ黄金律に近いことを発見した」「このタイルを作った人物は黄金律を理解し、ギリシア科学の知識を受けついでいたはず」
・「中世からイスラム教徒は5回対称のパターンに魅せられ、デザインに組み込もうとしていた」


ずっと前からそこにあった・・・

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(TUERKEY・SIVAS/KEYKAVAS COMPLEX /1219-20

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(IRAN・SHIRAZ/ FRAIDAY MOSQUE /1351)(以上、『THE ART OF THE ISLAMIC TILE』・FLAMMARIONより引用)

でも、、このようなパターンってイスラムタイルの本などにたくさん事例が紹介されています。ずっと代表的な模様なのだと思っていました。大好きで、携帯の待ち受け画面にも使っています。どうして今、問題(話題)になっているのか、ピンときません。記事中で専門家も指摘しています。「こっけいなのは、この模様がずっと前からそこにあったことだ」と。

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(「IRAN・KERMAN/ FRAIDAY MOSQUE /1369&1559」)(『COLOUR AND SYMBOLIZM IN ISLAMIC ARCHITECTURE』より引用)

とにもかくにも、「高度に進化した社会としての中世イスラム世界のイメージにぴったり適合する」「当時のイスラム世界には計算機もあり医学や数学の知識はヨーロッパよりはるかに進んでいた」ということで、タイルが紹介されたことだけでも、嬉しいことでした。憂無庵さん、どうもありがとうね〜!
by orientlibrary | 2007-04-02 20:57 | タイルのデザインと技法