カテゴリ:青の道
- 青の余韻 青い陶器の春の旅、桜のまちへ[ 2012-04-14 21:11 ]
- タイルやスーフィーの本/イスラムの凝縮力/青の魅惑[ 2011-12-06 00:33 ]
- 青の陶片と青の絵付け[ 2011-11-28 21:19 ]
- 羊クラフト/イランのザクロ/青で描かれた鳥や魚[ 2011-11-21 14:39 ]
- 「青の魅惑 イラン、トルコ、ウズベキスタンのやきもの」、コバルトロードの旅へ[ 2011-11-13 21:24 ]
- 常滑陶散歩 やきもの散歩道から青の陶器展へ[ 2011-11-02 21:58 ]
- 真っ赤な大漁旗&真っ青なイスラムの釉薬[ 2011-06-23 20:27 ]
- 青に魅せられた人たち(picturesque blue)[ 2011-04-17 21:55 ]
- SBオリジナル釉薬、3つの色名、決定☆[ 2010-12-05 00:26 ]
- 釉薬の青。空と海と湖と[ 2010-11-14 22:46 ]
桜咲く街へ。トルコ、イラン、ウズベキスタンの青のやきものたちが旅をしてきました。
題して、「青の余韻」。「青の魅惑 イラン・トルコ・ウズベキスタンのやきもの」(INAXライブミュージアム/2011年11月〜2012年3月)展示作品他、ウズベキスタンの工房の作品が集まりました。
「青の余韻@エスニカ」(4月14日〜5月14日、12時から19時、水曜日休/横浜市青葉区桜台25−5 tel:045-983-1132/概要、会場等は←リンク内ご参照ください)。青の陶器たちは、中国家具やアジアの布といっしょに、くつろいだ表情を見せています。

(トルコ、メフメット・コチェル氏によるブルー&ホワイト3点。流麗細密重厚優美、オスマン朝最盛期を思わせる。タシュチニ絵付け大壺、皿、蓋付扁平壺)

(トルコ、アディル・ジャン・ギュヴェン氏のクラシックかつ軽快な世界。和とも共通する「間」のある粋な世界)

(ウズベキスタン、ウスマノフ工房の青の世界。律儀でおおらか。大胆で細密。中央アジアの空の蒼です)

(ウズベキスタン、アリシェル工房など、ミックスしたコーナー。中国家具の濃い茶色と青が抜群の相性。白い壁面をカジュアルに飾っています)

(販売可能なものも少々。すべて手描き。あまり数がありません。なくなった場合はごめんなさい。陶器はとにかく運ぶことが大変なのです、、)

(青、青、青。ガラスの向こうは桜吹雪)

(韓国の木とアディルジャンさんの染付風小皿)

(鳥かごとアディルジャンさんの小皿)

(ウスマノフ工房の細密な絵付け皿)

(タシュチニ大壺。圧倒的な筆運び。石英分の多い白地の光沢が見事)

(デジタルフォトフレームで青いタイルや景色の画像をスライドショーしています)
展覧会ではなく規模は小さいですし、販売できるものも少ししかありません。
でも、、かなりカッコいいと思います(自画自賛!?)。
デジタルから大工仕事まで何でもこなすエスニカの田原さん、手仕事クイーンTさんのセンスとスキルのおかげです。多謝!!!
すっかり見とれてました。青、好きだなあ、、と見ていました。
人生で二度はできないと思いつつ(そう言いつつ)、また青の世界へ。ご縁のおかげです。「青の余韻」第一報でした。
* orientlibraryの在店日程=たくさんの日数は行けませんが、土日の午後あたりを中心に考えています。(GW中やGW後の土日はまだ未定です)。
題して、「青の余韻」。「青の魅惑 イラン・トルコ・ウズベキスタンのやきもの」(INAXライブミュージアム/2011年11月〜2012年3月)展示作品他、ウズベキスタンの工房の作品が集まりました。
「青の余韻@エスニカ」(4月14日〜5月14日、12時から19時、水曜日休/横浜市青葉区桜台25−5 tel:045-983-1132/概要、会場等は←リンク内ご参照ください)。青の陶器たちは、中国家具やアジアの布といっしょに、くつろいだ表情を見せています。











展覧会ではなく規模は小さいですし、販売できるものも少ししかありません。
でも、、かなりカッコいいと思います(自画自賛!?)。
デジタルから大工仕事まで何でもこなすエスニカの田原さん、手仕事クイーンTさんのセンスとスキルのおかげです。多謝!!!
すっかり見とれてました。青、好きだなあ、、と見ていました。
人生で二度はできないと思いつつ(そう言いつつ)、また青の世界へ。ご縁のおかげです。「青の余韻」第一報でした。
* orientlibraryの在店日程=たくさんの日数は行けませんが、土日の午後あたりを中心に考えています。(GW中やGW後の土日はまだ未定です)。
トルコ・イスタンブールにて。「ルキエ」さんに、バザールの奥まったところにある本屋さんに連れて行っていただきました。現地の本屋さん、やはりネットでも買えないものがあります。

今回はこれ(写真上右)。『TILES -TREASURES OF ANATOLIAN SOIL- 〜 TILES OF THE SELJUK AND BEYLIK PERIODS 〜』。セルジュークのタイル。草創期の青いモザイクタイルの壁面、濃いトルコブルーに黒で文様を描いた陶器、、最高です☆ うっとり。
こちら(上左)もそのときに購入。『CERAMICS FROM ISLAMIC LANDS 〜KUWAIT NATIONAL MUSEUM〜 - THE AL-SAVAH COLLECTION -』 。イスラム陶器の歴史や地域の個性を概観できそうな本。ハードカバーではないけれど500ページを超える立派な本で豊富な図版がうれしい☆ これはAmazonの方が安かった。円高なんですね〜。
そして、♪♪♪『COLOR IN ISLAMIC ART AND CULTURE 〜AND DIVERSE ARE THEIR HUES〜』♪♪♪(下)は ネットで買いました。表紙写真、グルエミル(サマルカンド)のタイルをAmazonで見て、即購入決定です☆ 色を切り口にしているのが、今の関心にぴったり。うれしい!タイルや陶器だけでなく、細密画や絨毯の色など、多彩に言及(しているみたいです。買ったばっかり)。
いずれも素晴しい本。すべて片手では持てないくらいに、ずっしりと重い。円高のおかげなのか、1万円を超えることなく購入できるのがありがたいです。
このボリュームで英語ということもあり、たぶん全部読むことはないかも。でも折々に写真を見たり、気になるところを読んだりしているだけで充分満足。うれしいな。
↓ 下の写真。数ヶ月前に買って、最近やっと開いてみた(まだ読んでいません)のが、パキスタンの芸能音楽に詳しいMさん推薦の3冊。

『スーフィー イスラームの神秘主義者たち』(写真もいいです。読みやすそうなレイアウト)/『4億の少数派 南アジアのイスラーム』(ムスリム人口多いです。インド・パキスタンのイスラム建築も興味大)/『聖なる学問、俗なる人生 中世のイスラーム学者』(タイトルがいいですね!)。
『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(ホームレスは理想の家を持っている!?のコピー)。先日、『ダンボールハウス』の著者、長嶋千聡さんのお話を聞いて、とてもおもしろかったので、工夫満載の「家」に興味がわいてきました。もともと天幕が大好きだし。でも、こちらの方が、より”定住型”です。
* … * … * …* … * … * … * …* … * … * … * … * * … * … * …* … * … * … * …* … * … * … * … *
こうして、タイルや陶器の本、スーフィー関係の本を見つけて喜んでいるのですが、結果的にイスラーム関係の本が増えていくことになります。
といっても、イスラム教徒ではない私。教義も興味深いし、共感する点も少なくないですが、教徒になろうと考えたことはないです。何が好きって、やはりイスラム文化の「五感」に関わる部分なんですよね〜。
圧倒的な凝縮力と無限の広がりの予感、緻密と鮮烈、集中と余韻、端正でありながら強烈な熱のある手仕事、青の多用とその組み合わせの多彩、陶酔の音律と音階、朗唱、底流に流れる「意志」、そこへの共鳴性。そういうものに惹かれます。
メッカという一つの方向に向かって、世界中のイスラム教徒が祈っている、あの概念。あの集中と凝縮。完璧な拡散型の自分の感性とは違うのですが、逆なものに惹かれるのかな。
アブダビの空港で見たポスター。花びらかと思ったら、飛行機が中心に向かっている。中心の言葉は読めませんが、言葉が立ちますよね。この構図、意外と単純かもしれないけど、発想できない。

(アブダビの空港で見たポスター)
もちろん装飾タイルや建築装飾には、中心に凝縮しながら同時に無限の広がりを感じさせる、たくさんの例があります。

(サマルカンド、ティッラカッリマドラサ〜たぶん)

(サマルカンド、ウルグベクマドラサ〜たぶん)

(これもサマルカンドかな。幾何学模様が発達したイスラム装飾。透しがきれいです)
そう思うと、日本の「余白」「間」、これも別の意味で、成熟した、素晴しい美意識だと思います。
日本人は芸術家ではなくても、余白によるバランスが自然にとれます。すごいことですよね。

(東博にて撮影。説明を引用:黄瀬戸草花文平鉢/美濃/安土桃山〜江戸時代、16〜17世紀/俗に油揚手、菖蒲手と呼ばれる黄瀬戸の典型作。中国龍泉窯青磁に従ったつば縁の平皿に、見込に草花文を釘彫し、失透する灰釉をかけ、銅で斑文を施し、ほのかな色の対比がまさに和様の雅びとなっている)
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最近、恒例のシリーズ!
西アジア、中央アジアの現代のやきものを特集展示している「青の魅惑 イラン、トルコ、ウズベキスタンのやきもの」展示作品(〜出展作家作品)より、何点か、ご紹介。(「青の魅惑」は、常滑市の「世界のタイル博物館」にて開催中/2012年3月20日まで)。

(トルコ・イズニックに工房を持つアディル・ジャン・ギュヴェンさんの作品/アナトリアの技法を再現しているギュヴェンさん制作のスリップウエアです)

(トルコ・キュタヘヤで制作を続けるメフメット・コチェルさんの絵付け、部分。ウサギでしょうか、躍動感が魅力的。花もイキイキとしています。線の運びがきれい!)

(ウズベキスタン・リシタンの陶芸家、アリシェル・ナジロフさんの絵付け。自由でのびのびとした絵柄はお人柄だなあと思います)

(ウズベキスタン・リシタンのウスマノフ工房の作品、アップです。こちらはアップで見たくなります。濃い青に引き込まれます)
秋の夜長の読書、は全然できなかったけど、冬は少し本を読もうかな。やるべきことをこなしきれない毎日(情けない、、)だけど、久々に本で旅したくなってきました。

今回はこれ(写真上右)。『TILES -TREASURES OF ANATOLIAN SOIL- 〜 TILES OF THE SELJUK AND BEYLIK PERIODS 〜』。セルジュークのタイル。草創期の青いモザイクタイルの壁面、濃いトルコブルーに黒で文様を描いた陶器、、最高です☆ うっとり。
こちら(上左)もそのときに購入。『CERAMICS FROM ISLAMIC LANDS 〜KUWAIT NATIONAL MUSEUM〜 - THE AL-SAVAH COLLECTION -』 。イスラム陶器の歴史や地域の個性を概観できそうな本。ハードカバーではないけれど500ページを超える立派な本で豊富な図版がうれしい☆ これはAmazonの方が安かった。円高なんですね〜。
そして、♪♪♪『COLOR IN ISLAMIC ART AND CULTURE 〜AND DIVERSE ARE THEIR HUES〜』♪♪♪(下)は ネットで買いました。表紙写真、グルエミル(サマルカンド)のタイルをAmazonで見て、即購入決定です☆ 色を切り口にしているのが、今の関心にぴったり。うれしい!タイルや陶器だけでなく、細密画や絨毯の色など、多彩に言及(しているみたいです。買ったばっかり)。
いずれも素晴しい本。すべて片手では持てないくらいに、ずっしりと重い。円高のおかげなのか、1万円を超えることなく購入できるのがありがたいです。
このボリュームで英語ということもあり、たぶん全部読むことはないかも。でも折々に写真を見たり、気になるところを読んだりしているだけで充分満足。うれしいな。
↓ 下の写真。数ヶ月前に買って、最近やっと開いてみた(まだ読んでいません)のが、パキスタンの芸能音楽に詳しいMさん推薦の3冊。

『スーフィー イスラームの神秘主義者たち』(写真もいいです。読みやすそうなレイアウト)/『4億の少数派 南アジアのイスラーム』(ムスリム人口多いです。インド・パキスタンのイスラム建築も興味大)/『聖なる学問、俗なる人生 中世のイスラーム学者』(タイトルがいいですね!)。
『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(ホームレスは理想の家を持っている!?のコピー)。先日、『ダンボールハウス』の著者、長嶋千聡さんのお話を聞いて、とてもおもしろかったので、工夫満載の「家」に興味がわいてきました。もともと天幕が大好きだし。でも、こちらの方が、より”定住型”です。
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こうして、タイルや陶器の本、スーフィー関係の本を見つけて喜んでいるのですが、結果的にイスラーム関係の本が増えていくことになります。
といっても、イスラム教徒ではない私。教義も興味深いし、共感する点も少なくないですが、教徒になろうと考えたことはないです。何が好きって、やはりイスラム文化の「五感」に関わる部分なんですよね〜。
圧倒的な凝縮力と無限の広がりの予感、緻密と鮮烈、集中と余韻、端正でありながら強烈な熱のある手仕事、青の多用とその組み合わせの多彩、陶酔の音律と音階、朗唱、底流に流れる「意志」、そこへの共鳴性。そういうものに惹かれます。
メッカという一つの方向に向かって、世界中のイスラム教徒が祈っている、あの概念。あの集中と凝縮。完璧な拡散型の自分の感性とは違うのですが、逆なものに惹かれるのかな。
アブダビの空港で見たポスター。花びらかと思ったら、飛行機が中心に向かっている。中心の言葉は読めませんが、言葉が立ちますよね。この構図、意外と単純かもしれないけど、発想できない。

もちろん装飾タイルや建築装飾には、中心に凝縮しながら同時に無限の広がりを感じさせる、たくさんの例があります。



そう思うと、日本の「余白」「間」、これも別の意味で、成熟した、素晴しい美意識だと思います。
日本人は芸術家ではなくても、余白によるバランスが自然にとれます。すごいことですよね。

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最近、恒例のシリーズ!
西アジア、中央アジアの現代のやきものを特集展示している「青の魅惑 イラン、トルコ、ウズベキスタンのやきもの」展示作品(〜出展作家作品)より、何点か、ご紹介。(「青の魅惑」は、常滑市の「世界のタイル博物館」にて開催中/2012年3月20日まで)。




秋の夜長の読書、は全然できなかったけど、冬は少し本を読もうかな。やるべきことをこなしきれない毎日(情けない、、)だけど、久々に本で旅したくなってきました。
今回も、ぬくぬく系から。
手仕事クイーンTさんが、前回のヒトコブラクダだけでは、ということで、フタコブラクダにもキリムをプレゼント。お似合いです。

(ミニチュアって、独特のかわいさがありますね)
秋のトルコ行き以来、なんだかトルコ関連のモノ・コトに興味が湧き始めております。キリムなども以前より興味が高まっているものの、織りを拝見していると自分にはムリだなあと思ってしまいます、、

(色合いや質感、あったかい。図面を見ず頭の中のデザインで織っていくYさん)
* … * … * …* … * … * … * …* … * … * … * … *
そして、今回も「青」でいきますよ〜☆
日本の青との比較も気になっています。東博の陶片でも、ついつい青を探していました。伊万里の陶片。

(東博にて撮影。説明も引用:百間窯址出土陶片/伊万里/江戸時代・17世紀/武雄市山内町宮野に位置し、江戸時代に活動した。製品は主に磁器で、この他少量の陶器も焼いている。青磁染付、外面に黒釉を掛け、内面に染付を施した椀など、特色ある様々な技法がおこなわれた)
こちらは鍋島の青陶片。一瞬意外な感じも。シックな印象。

(東博にて撮影。説明も引用:大川内山鍋島藩窯址出土陶片/鍋島/江戸時代、17〜18世紀/青磁も一定量焼かれていた)
鍋島の青い磁器。デザイン性と細密さが、たまりません、鍋島。

(東博にて撮影。説明も引用:色絵柴垣図大皿/鍋島/江戸時代、17世紀/鍋島焼は佐賀県鍋島藩の藩窯で、将軍家や上流武家階級を対象として製作された。この作品はやや青みをおびた白磁肌に、染付と赤・緑・黄の上絵付けで柴垣を描く。精選された材料と熟練した技術によるわが国色絵磁器中最も精巧な鍋島焼の代表作である)
モンゴル時代のイラン、13〜14世紀頃のラジュヴァルディナ陶器のきれいなもの、東博にあります。何度も見に行ってます。金色が渋くなっていいですね。模様もかわいいです。

(東博にて撮影。説明も引用:青釉色絵金彩大壺/伝イラン出土、イスラーム時代、13〜14世紀/土製、施釉/コバルトを呈色剤とする青釉の上に、白、赤、金、黒の絵具で文様が描かれている。ペルシア語で青藍色を「ラジュヴァルド」ということから、ラジュヴァルディナ陶器と呼ばれる)
そんなイランなど、西アジア、中央アジアの現代のやきものを特集展示している「青の魅惑 イラン、トルコ、ウズベキスタンのやきもの」展示作品より。

(トルコ・キュタヘヤの作家メフメット・コチェルさんの作品。赤のカーネーションがトルコのやきものの矜持でしょうか。手描きの精密さがすごい。薄い青が上品です)
ウズベキスタンは強い青が印象的です。

(ウズベキスタン・リシタンのウスマノフ工房の作品。一見、青の強さや大胆さに目が行きますが、青の強弱が効果的で、丹念な絵付けです)
そんな展示は、常滑市の「世界のタイル博物館」にて開催中(2012年3月20日まで)。
博物館にちなんで、長い歴史のある陶の街、常滑のやきものをご紹介。

(東博にて撮影。説明も引用:自然釉壺/常滑/平安時代、12世紀/常滑窯は平安時代末期に愛知県の知多半島に成立し、壺・瓶・摺鉢といった日用の器物を主に生産した。口部から肩にかけて降り掛かった自然釉が鮮やかであり、12世紀の常滑焼を代表する作品の一つである)
寒くなってきましたが、まあまあ元気にやっているこのごろ。マイペースでいきます☆
* 23日、トークにご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。m(_ _)m
** 今、facebookでシェアが増えています。歌詞の深さ、思いの表現の透明さ、その力強さ。こういう歌詞だったのですね、、「同じ過ちを繰り返さないでください」、この思いを抱いて歌うナターシャさんの心が伝わります。〜〜 「千と千尋の神隠し」主題歌『いつも何度でも』/ Nataliya Gudziy sings "Spirited Away" 〜〜
手仕事クイーンTさんが、前回のヒトコブラクダだけでは、ということで、フタコブラクダにもキリムをプレゼント。お似合いです。

秋のトルコ行き以来、なんだかトルコ関連のモノ・コトに興味が湧き始めております。キリムなども以前より興味が高まっているものの、織りを拝見していると自分にはムリだなあと思ってしまいます、、

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そして、今回も「青」でいきますよ〜☆
日本の青との比較も気になっています。東博の陶片でも、ついつい青を探していました。伊万里の陶片。

こちらは鍋島の青陶片。一瞬意外な感じも。シックな印象。

鍋島の青い磁器。デザイン性と細密さが、たまりません、鍋島。

モンゴル時代のイラン、13〜14世紀頃のラジュヴァルディナ陶器のきれいなもの、東博にあります。何度も見に行ってます。金色が渋くなっていいですね。模様もかわいいです。

そんなイランなど、西アジア、中央アジアの現代のやきものを特集展示している「青の魅惑 イラン、トルコ、ウズベキスタンのやきもの」展示作品より。

ウズベキスタンは強い青が印象的です。

そんな展示は、常滑市の「世界のタイル博物館」にて開催中(2012年3月20日まで)。
博物館にちなんで、長い歴史のある陶の街、常滑のやきものをご紹介。

寒くなってきましたが、まあまあ元気にやっているこのごろ。マイペースでいきます☆
* 23日、トークにご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。m(_ _)m
** 今、facebookでシェアが増えています。歌詞の深さ、思いの表現の透明さ、その力強さ。こういう歌詞だったのですね、、「同じ過ちを繰り返さないでください」、この思いを抱いて歌うナターシャさんの心が伝わります。〜〜 「千と千尋の神隠し」主題歌『いつも何度でも』/ Nataliya Gudziy sings "Spirited Away" 〜〜
さすがに寒いです。もう11月下旬。ぬくぬくものが恋しくなってきますね。

(手仕事クイーンTさんがラクダのサドルバッグを作成。「サドルバッグはバンバンじゃないとダメ」との持論から、ミニチュアでもパンパン。その場でどんどん作るクイーンの仕事ぶりはこちらで)
このところ「青」づいていたオリエント・ライブラリーも、ちょっとだけぬくぬく気分を味わいました@「ひつじクラフト」。ぬくぬく〜と温かい写真はこちら。
* … * … * …* … * … * … * …* … * … * … * … *
イランのザクロ、日本に届きました。
日本橋のダルビッシュショップにて購入。アイドルの文鳥が入り口まで一直線に飛んで来て迎えてくれました。が、つつかれまくり(>v<)、、でも、かわいいです☆

美容にいいと人気になっているザクロ。ジュースはよくみますが、イランのザクロの生を見る(食べる)のは初めて。
酸っぱくて、コリッ、ギシッとして少し固いですが、でも、おいしい。後味がいいというか、ケーキとの二者択一なら、私はこちらを選びます。
実がぎっしりと詰まったザクロは、豊穣のシンボルとして、ウズベキスタンのタイルによく描かれます。ウズの家々の中庭にも、たわわに実っています。

* … * … * …* … * … * … * …* … * … * … * … *
タイルに戻ってきたところで、ただいま開催中の「青の魅惑 イラン、トルコ、ウズベキスタンのやきもの」の展示作品などについて、少しご紹介。
西アジア、中央アジアの陶芸産地、その「青」を軸に、各地の青のニュアンスの違いや個性、作家が青に込める思いなどを特集した展示です。
イラン、トルコ、ウズベキスタン、古代や中世の陶器の展示は時々見ることがありますが、現代のやきものの紹介は少ないように思います。さらに青の比較というのはおもしろいのでは!?^^

(トルコ・イズニックに工房を持つ作家、アディル・ジャン・ギュヴェンさんの作品。伸びやかな鳥。余白の多いブルー&ホワイト。鳥の表情が愛らしいですね)

(ギュヴェンさんの工房にて。女性の作家さんが絵付け中)

(トルコ・キュタフヤのメフメット・コチェルさんの絵付け。細密でありながら勢いがあり素晴しい。鳥の眼、まるで生きているよう。何かを話しかけてくるようです。今も1日に10〜15時間も作業をするというコチェルさん、つい「そんなに仕事をして疲れませんか」と聞いてしまいましたが、「描かないと死んでしまう」と。「夜中に描いていると、花たちが”私をもっと綺麗に描いて”と語りかけてくる」そうです☆)

(ウズベキスタン・リシタンの陶芸家、アリシェル・ナジロフさんの鳥。大胆な構図、筆致が力強い。鳥と植物が一体化しているようです。強い青と相まって印象的な作品。 *展示のためテグスがかかっています)

(ウズベキスタン・リシタンにあるウスマノフ工房の作品。双鳥もありますが、魚二匹の構図も時々見ます。伝統的なのでしょうか。ウズベキスタンでは魚を見る機会は少ないと思いますが、魚のモチーフがとても多いです)

(アリシェル工房での絵付けの様子。葉の形の良さとイキイキ感が見せどころ。若い職人さんたちは、朝から夕まで熱心に仕事をしています)

(これは今回の展示品ではありません。日本の青の例。東博にて撮影/以下解説より引用。「染付草花文輪花大皿/伊万里/江戸時代、17世紀/中国の芙蓉手写しの大皿を作っていた伊万里は、1660年代以降、和様の表現を持つ精作を作り出す。この大皿では、周縁部を和様の表現とし、見込みも余白を生かした絵画性の高い意匠とする。染付の筆致も繊細で、伊万里染付の新しい方向をよく示している」)
中国染付への憧れ、模倣から始まった各地のブルー&ホワイトの表現。気候風土や歴史的な背景が、どのように影響しているのでしょう。青の道は、まだまだこれから、のオリエント・ライブラリーです。
*** 11月23日は、会場である「世界のタイル博物館」におります。お天気も良さそうでよかったです♪♪♪
<追記> 13時30分より、トーク「シルクロードの暮らしとやきもの」をおこないます。こちらにもどうぞ☆ 現地の写真を200枚以上ご紹介しますよ〜^^。
(facebook&twitterカウンター、今回はちゃんと働いてくれるでしょうか??、、→ どうもダメみたいですね、、どうなってるんだろう!? +;+)

このところ「青」づいていたオリエント・ライブラリーも、ちょっとだけぬくぬく気分を味わいました@「ひつじクラフト」。ぬくぬく〜と温かい写真はこちら。
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イランのザクロ、日本に届きました。
日本橋のダルビッシュショップにて購入。アイドルの文鳥が入り口まで一直線に飛んで来て迎えてくれました。が、つつかれまくり(>v<)、、でも、かわいいです☆

美容にいいと人気になっているザクロ。ジュースはよくみますが、イランのザクロの生を見る(食べる)のは初めて。
酸っぱくて、コリッ、ギシッとして少し固いですが、でも、おいしい。後味がいいというか、ケーキとの二者択一なら、私はこちらを選びます。
実がぎっしりと詰まったザクロは、豊穣のシンボルとして、ウズベキスタンのタイルによく描かれます。ウズの家々の中庭にも、たわわに実っています。

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タイルに戻ってきたところで、ただいま開催中の「青の魅惑 イラン、トルコ、ウズベキスタンのやきもの」の展示作品などについて、少しご紹介。
西アジア、中央アジアの陶芸産地、その「青」を軸に、各地の青のニュアンスの違いや個性、作家が青に込める思いなどを特集した展示です。
イラン、トルコ、ウズベキスタン、古代や中世の陶器の展示は時々見ることがありますが、現代のやきものの紹介は少ないように思います。さらに青の比較というのはおもしろいのでは!?^^







中国染付への憧れ、模倣から始まった各地のブルー&ホワイトの表現。気候風土や歴史的な背景が、どのように影響しているのでしょう。青の道は、まだまだこれから、のオリエント・ライブラリーです。
*** 11月23日は、会場である「世界のタイル博物館」におります。お天気も良さそうでよかったです♪♪♪
<追記> 13時30分より、トーク「シルクロードの暮らしとやきもの」をおこないます。こちらにもどうぞ☆ 現地の写真を200枚以上ご紹介しますよ〜^^。
(facebook&twitterカウンター、今回はちゃんと働いてくれるでしょうか??、、→ どうもダメみたいですね、、どうなってるんだろう!? +;+)
日本のタイル好きなら、必ず見ているであろう「イスラームのタイル」(INAXブックレット)。

この青に惹かれました。もちろん、こちらの青も。

(イラン・タブリーズの博物館にて)
旅先で見る青のモスク、マドラサ、聖者廟は、青のタイルに包まれて、この上もないほどに青く輝き、紺碧の空と呼応していました。

(ウズベキスタン・サマルカンド)
大好きなモザイクタイル。土を用いてここまで美しくできるのかと感嘆する緻密で精巧な手仕事。異なる表情の青が醸し出す陶酔。天空に至るかのような、至高の美を感じます。

(イラン・タブリーズ/ブルーモスク=マスジドキャブード/最高に好きなモザイクタイルです)
ウズベキスタンでは、タイルだけでなく、陶芸とも出会いました。

シルクロードを旅行しながら、各地での青のニュアンスの違いを感じるようになりました。青は時代によっても違うような気がしてきました。
5年くらい前でしょうか。ウズベキスタンの陶芸産地リシタンの工房で、陶芸家のアリシェルさんと雑談をしていたとき、アリシェルさんが言いました。
「各地で青は違う。コバルトロードってあるんじゃないかな。較べてみるとおもしろいね。そういう展覧会があったらいいと思う」。
* … * … * …* … * … * … * …* … * … * … * … *
「青の魅惑 イラン、トルコ、ウズベキスタンのやきもの」、愛知県常滑市のINAXライブミュージアム内「世界のタイル博物館」で11月3日より開催中です(2012年3月20日まで)。

(「青 空と水とやきものの始まり」)
大きなテーマは「青」。「青 空と水とやきものの始まり」というテーマの中で、現代作家の青の表現をギャラリーにて展示しています。

(「青の魅惑 イラン、トルコ、ウズベキスタンのやきもの」/チラシ、両方キレイですよね!大好評です)
イラン、トルコ、ウズベキスタンから、各国2工房(作家)が参加。ギャラリーですから、展示点数は50点ほど。ささやかともいえるでしょう。けれども、見比べてみると、興味深いです。各地の青の表情。違いもあり、共通点もあり。
* … * … * …* … * … * … * …* … * … * … * … *
イスラームの青。西アジア、中央アジア、イスラム文化圏といわれる地域には、青で飾られた建造物が多く、青い陶器も多い。かといって、工芸が青一色なのではなく、民族衣装は赤など華やかな色が好まれますし、毛織物も赤が主体です。
やきものに青が多いのです。
材料や製法上の問題、魔除けなどの信仰、宗教(イスラム)、水や空への憧れ、トルコ石やラピスラズリへの願望、気候風土がもたらす美的感性、、いろいろ考えられそうです。書籍や資料からも、そのように学びましたし、どれも納得、得心できるものだと思います。
今回は、出展作家に聞いています。どうして青なのか、と。正解はわかりません。
ただ、青の作り手、青に(ある種、病のように)魅せられた人たちが語る、青の理由。その言葉は生のものです。少なくとも、その作家にとっては、真実なのです。
「イランの青、至高の“フィルゼ”は自然のトルコ石の色。自然にある色こそ最良である」 (ムハンマド・マフディ・アヌシュファル/イラン・テヘラン)
「イランでは青(フィルゼ)は水を意味する。水は命の根源。自然にも人間にも」 (サイード・アクバリー・ソヒ/イラン・イスファハーン)
「“作家が熟練すればするほど色数が減ってゆく”という言葉は、まさにブルー&ホワイトを表す」 (メフメット・コチェル/トルコ・キュタフヤ)
「青は深遠でありながら自由そのもの。困難の末に得られる高貴の色」(アディル・ジャン・ギュヴェン/トルコ・イズニック)
「砂漠に水があると嬉しくなると同時に安心して心が落ち着く。陶器の青もそれと同じことだ」 (ルスタム・ウスマノフ/ウズベキスタン・リシタン)
「青は、活力・生命力・愛情・感謝などすべての心の動きを活性化する。幸福と勝利をもたらす聖色である」 (アリシェル・ナジロフ/ウズベキスタン・リシタン)
真摯に質問に答えてくださった作家さんたちの言葉は、青の魅惑を解く鍵として珠玉ではないかと思います。たくさん話してくださった方もあります。全部をご紹介できないのが残念です。(このブログで折々にご紹介していきたいと思います。また、何かの機会に発信できればと思います)
* … * … * …* … * … * … * …* … * … * … * … *
(展覧会のこのようなかたちでのご紹介)、書こうかどうしようか、迷いました。(ホントはまったくの「黒子」がいちばん。内気なんですよ〜^^)。でも、やはりブログで書くべきだと決めました。
ブログを通して知り合ったイスタンブールのchinichiniさん、ブログによく登場するサブさんに、トルコ、イランの作家さんコーディネートでお世話になりました。chinichiniさん、9月のトルコ、本当にありがとうございました。
ウズベキスタン関係の皆様、手仕事の仲間たちにも、強力なサポートをいただきました。
私のタイル愛好への道を開いた一冊「イスラームのタイル」のINAX社の博物館、「イスラームのタイル」の著者でありタイルを求めて世界を歩いた山本正之氏のコレクションをもとに作られた「世界のタイル博物館」での展示。なんだかタイルの道をぐるっと廻ってきたようにも思えます。
この間、とくにこの数ヶ月、振り返る暇もなかったけれど、これって本当に有り難く、素敵なことなんだな、、ちょっとだけ落ち着いた今、ようやく少しリアルになりました。
これから、作家さんのこと、作品のこと、青の陶器の産地のことなど、写真をまじえながら、少しずつ書いていきますね。会期は長いので、ぼちぼちと、かもしれません。でも、けっこうせっかちなので、青に関する次のテーマに走っていくかも??
コバルトロードは、まだ第一歩を歩み始めたところ。謎と魅力に満ちた青の道、探検は続きます。みなさんも、ご興味があればご一緒に!
***
11月23日は、会場におります。愛知近郊の方、タイルオタクのお話などできれば楽しいですね〜!^^
(これから毎年)11月23日は「タイルオタクの日」! 古今東西のやきもの職人さんに感謝する日!^^
***

(ウズベキスタン・ウスマノフ工房の出展作品より。直径32センチの皿のセンター部分、細かい絵付けです。濃淡もあり素晴しい。鮮烈な青のなかに清潔さ、律儀さがあるように感じます。今年の夏、この展覧会のために制作されたものです。40度を超える毎日、もちろん工房に冷房などありません。しかも時間がなく、非常に短期間でお願いしてしまったのです。他の注文仕事もあります。こうした中での18枚の絵付け皿の制作。それを思うと、この細密さが、とてもとても愛おしくなります。日本への梱包の、ここまでか、というほどの完璧さにも、職人さんの矜持を強く感じました。梱包、それは技能であり、誇りであり、矜持です。愛情であり、責任です。梱包まで含めて作品ではないか、私はそう思います)
・facebook、twitterカウンターが、また調子悪いようです。せっかくの「いいね!」、反映なくごめんなさい。残念。Excite、、も少しがんばってくれ〜〜。。(「ヘッダー」なんか要らない!スッキリが持ち味なのに、、あ〜あ、またまた残念なエキサイトの「新規機能向上」、、哀、、、)

この青に惹かれました。もちろん、こちらの青も。

旅先で見る青のモスク、マドラサ、聖者廟は、青のタイルに包まれて、この上もないほどに青く輝き、紺碧の空と呼応していました。

大好きなモザイクタイル。土を用いてここまで美しくできるのかと感嘆する緻密で精巧な手仕事。異なる表情の青が醸し出す陶酔。天空に至るかのような、至高の美を感じます。

ウズベキスタンでは、タイルだけでなく、陶芸とも出会いました。

シルクロードを旅行しながら、各地での青のニュアンスの違いを感じるようになりました。青は時代によっても違うような気がしてきました。
5年くらい前でしょうか。ウズベキスタンの陶芸産地リシタンの工房で、陶芸家のアリシェルさんと雑談をしていたとき、アリシェルさんが言いました。
「各地で青は違う。コバルトロードってあるんじゃないかな。較べてみるとおもしろいね。そういう展覧会があったらいいと思う」。
* … * … * …* … * … * … * …* … * … * … * … *
「青の魅惑 イラン、トルコ、ウズベキスタンのやきもの」、愛知県常滑市のINAXライブミュージアム内「世界のタイル博物館」で11月3日より開催中です(2012年3月20日まで)。

大きなテーマは「青」。「青 空と水とやきものの始まり」というテーマの中で、現代作家の青の表現をギャラリーにて展示しています。

イラン、トルコ、ウズベキスタンから、各国2工房(作家)が参加。ギャラリーですから、展示点数は50点ほど。ささやかともいえるでしょう。けれども、見比べてみると、興味深いです。各地の青の表情。違いもあり、共通点もあり。
* … * … * …* … * … * … * …* … * … * … * … *
イスラームの青。西アジア、中央アジア、イスラム文化圏といわれる地域には、青で飾られた建造物が多く、青い陶器も多い。かといって、工芸が青一色なのではなく、民族衣装は赤など華やかな色が好まれますし、毛織物も赤が主体です。
やきものに青が多いのです。
材料や製法上の問題、魔除けなどの信仰、宗教(イスラム)、水や空への憧れ、トルコ石やラピスラズリへの願望、気候風土がもたらす美的感性、、いろいろ考えられそうです。書籍や資料からも、そのように学びましたし、どれも納得、得心できるものだと思います。
今回は、出展作家に聞いています。どうして青なのか、と。正解はわかりません。
ただ、青の作り手、青に(ある種、病のように)魅せられた人たちが語る、青の理由。その言葉は生のものです。少なくとも、その作家にとっては、真実なのです。
「イランの青、至高の“フィルゼ”は自然のトルコ石の色。自然にある色こそ最良である」 (ムハンマド・マフディ・アヌシュファル/イラン・テヘラン)
「イランでは青(フィルゼ)は水を意味する。水は命の根源。自然にも人間にも」 (サイード・アクバリー・ソヒ/イラン・イスファハーン)
「“作家が熟練すればするほど色数が減ってゆく”という言葉は、まさにブルー&ホワイトを表す」 (メフメット・コチェル/トルコ・キュタフヤ)
「青は深遠でありながら自由そのもの。困難の末に得られる高貴の色」(アディル・ジャン・ギュヴェン/トルコ・イズニック)
「砂漠に水があると嬉しくなると同時に安心して心が落ち着く。陶器の青もそれと同じことだ」 (ルスタム・ウスマノフ/ウズベキスタン・リシタン)
「青は、活力・生命力・愛情・感謝などすべての心の動きを活性化する。幸福と勝利をもたらす聖色である」 (アリシェル・ナジロフ/ウズベキスタン・リシタン)
真摯に質問に答えてくださった作家さんたちの言葉は、青の魅惑を解く鍵として珠玉ではないかと思います。たくさん話してくださった方もあります。全部をご紹介できないのが残念です。(このブログで折々にご紹介していきたいと思います。また、何かの機会に発信できればと思います)
* … * … * …* … * … * … * …* … * … * … * … *
(展覧会のこのようなかたちでのご紹介)、書こうかどうしようか、迷いました。(ホントはまったくの「黒子」がいちばん。内気なんですよ〜^^)。でも、やはりブログで書くべきだと決めました。
ブログを通して知り合ったイスタンブールのchinichiniさん、ブログによく登場するサブさんに、トルコ、イランの作家さんコーディネートでお世話になりました。chinichiniさん、9月のトルコ、本当にありがとうございました。
ウズベキスタン関係の皆様、手仕事の仲間たちにも、強力なサポートをいただきました。
私のタイル愛好への道を開いた一冊「イスラームのタイル」のINAX社の博物館、「イスラームのタイル」の著者でありタイルを求めて世界を歩いた山本正之氏のコレクションをもとに作られた「世界のタイル博物館」での展示。なんだかタイルの道をぐるっと廻ってきたようにも思えます。
この間、とくにこの数ヶ月、振り返る暇もなかったけれど、これって本当に有り難く、素敵なことなんだな、、ちょっとだけ落ち着いた今、ようやく少しリアルになりました。
これから、作家さんのこと、作品のこと、青の陶器の産地のことなど、写真をまじえながら、少しずつ書いていきますね。会期は長いので、ぼちぼちと、かもしれません。でも、けっこうせっかちなので、青に関する次のテーマに走っていくかも??
コバルトロードは、まだ第一歩を歩み始めたところ。謎と魅力に満ちた青の道、探検は続きます。みなさんも、ご興味があればご一緒に!
***
11月23日は、会場におります。愛知近郊の方、タイルオタクのお話などできれば楽しいですね〜!^^
(これから毎年)11月23日は「タイルオタクの日」! 古今東西のやきもの職人さんに感謝する日!^^
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・facebook、twitterカウンターが、また調子悪いようです。せっかくの「いいね!」、反映なくごめんなさい。残念。Excite、、も少しがんばってくれ〜〜。。(「ヘッダー」なんか要らない!スッキリが持ち味なのに、、あ〜あ、またまた残念なエキサイトの「新規機能向上」、、哀、、、)
秋の陶散歩、常滑編です。
常滑は日本六古窯のひとつ。そのなかでも最も古く、最大の規模だったそうです。よい土が豊富だったんですね。有名なのは朱泥の急須。明治時代からは、産業資材としての陶製の土管やタイルの生産が盛んになりました。
そんな歴史を感じさせるのが、町の各所に見られる再利用の、または飾られた、あるいは置かれたままの、土管や陶器。
たくさんの飴色のやきものは、そこで長く暮らしてでもいるように光景に溶け込んでおり、町の景色を温かく、そしてゆたかにしているように感じました。
駅から陶磁器会館までは数分。そこを起点とした「やきもの散歩道」は約1時間のコース。陶芸工房やお店、煙突や登り釜、明治期の土管と昭和初期の焼酎瓶が左右の壁面をびっしりおおう「土管坂」などを、のんびりと楽しめます。





(この陶板使い、トルコのキュタフヤやイズニックを思い出します。陶の町の光景、共通するところがありますね)
おもしろかったのは、レトロなモノを集めた雑貨店的なお店。何店かあり、何がでてくるかわからないおもちゃ箱のようで、見応えありました。何気なく素朴な感じで存在しつつ、東京下北沢のレトロショップなどより、凄みがあるというか、とことんイッてる感がありました。



食事でも満足感。和風のお食事どころも美味しく器使いがさすがでしたが、ビストロやショットバーのフードが、想像以上の大ヒット。びっくり。(写真は「常滑屋」さんのランチ。ちらし寿司とデザート。上品で繊細。素材のおいしさを味わいました)


そして、こちらでは、こんな展覧会が。

(「青の魅惑―イラン、トルコ、ウズベキスタンのやきもの The Allure of Blue -The Ceramics of Iran, Turkey and Uzbekistan」/2011年11月3日(木・祝)~2012年3月20日(火・祝))
日本のやきもの、世界のやきもの、たのしいな。好きだな。青のやきもの、きれいだな。再確認する、このごろです。
常滑は日本六古窯のひとつ。そのなかでも最も古く、最大の規模だったそうです。よい土が豊富だったんですね。有名なのは朱泥の急須。明治時代からは、産業資材としての陶製の土管やタイルの生産が盛んになりました。
そんな歴史を感じさせるのが、町の各所に見られる再利用の、または飾られた、あるいは置かれたままの、土管や陶器。
たくさんの飴色のやきものは、そこで長く暮らしてでもいるように光景に溶け込んでおり、町の景色を温かく、そしてゆたかにしているように感じました。
駅から陶磁器会館までは数分。そこを起点とした「やきもの散歩道」は約1時間のコース。陶芸工房やお店、煙突や登り釜、明治期の土管と昭和初期の焼酎瓶が左右の壁面をびっしりおおう「土管坂」などを、のんびりと楽しめます。





おもしろかったのは、レトロなモノを集めた雑貨店的なお店。何店かあり、何がでてくるかわからないおもちゃ箱のようで、見応えありました。何気なく素朴な感じで存在しつつ、東京下北沢のレトロショップなどより、凄みがあるというか、とことんイッてる感がありました。



食事でも満足感。和風のお食事どころも美味しく器使いがさすがでしたが、ビストロやショットバーのフードが、想像以上の大ヒット。びっくり。(写真は「常滑屋」さんのランチ。ちらし寿司とデザート。上品で繊細。素材のおいしさを味わいました)


そして、こちらでは、こんな展覧会が。

日本のやきもの、世界のやきもの、たのしいな。好きだな。青のやきもの、きれいだな。再確認する、このごろです。
orientlibrary、夏が好きです。梅雨の湿度も意外と大丈夫です。
そして(いきなりですが)、青のタイルと陶器が好きです。
「イスラムアート紀行」と題しながら、311震災後、「東北の手仕事」中心になっており、また、このところ更新できないまま日々がすぎていました。
ようやく青に向かう日々をスタートしよう!と思っていましたが、この通信を見て、やはりもう一度、ご紹介しようと思いました。
◆ すべてのものが流されようと、人の気持ちは残る ◆
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
* 「気仙沼を元気に ブロガー通信/引き裂かれた大漁旗は復興を約束した血判状の如く」

(「気仙沼を元気に ブロガー通信」より引用させていただきました)
大漁旗を作った人の思い、それを掲げ出港した人達の思いがある。
津波で流され、引き裂かれた旗を握り締め、
ただひれ伏し、涙を流すしかなかったあの日の思い。
負けないで欲しいと一針一針縫い上げた人達の思い。
そんな、一人一人の思いが重なって、この旗はここにある。 (中略)
震災後、失くしてはいけないと、ひたすらに集めた大漁旗の一枚が、
みんなの思いで物語を刻み始めた。
全ての物が流されようと、人の気持ちは残る。
物語は、まだまだ始まったばかり、焦らずに足元を固めて行こう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

多くの方に補修再生に関わっていただいた大漁旗が、気仙沼の風にはためきました。
そして今日23日、気仙沼魚市場が再開しました。
魚の町は魚があると活気づきます。これからのカツオ漁が大漁になりますように。
「東北の手仕事」が無事終了しました。その様子はこちらから。多くの方に感謝の気持ちでいっぱいです。
◆ 「青の道」をゆっくりと ◆
青のやきものは、深い世界。その魅惑の世界に入り込んだら、もう戻ってこれないかも。
私はまだまだ入り口でウロウロと迷子状態。

でも研究というのは、すごいものですねえ。理科系壊滅の私、すごく憧れがあるんですよね。こういう探求に。
青の釉薬の研究。常滑のINAXにて。青の色がどうやって抜けていくか、どの成分が関わっているか、どのくらいでどのように抜けるか、などを実験されていました。お話を聞いたけど、書く自信はありません、、。

横浜の博物館での展示のための研究だそうです。公開の際には、またご案内しますね。

青の道、一時止まっていましたが、少しずつ歩き始めようとしています。

(イラン、チョガサンビルにて。青の釉薬がかけらのように残る)

(イラン、グルガン/黒彩青陶/13世紀初期/イランの青!)

(ウズベキスタン、サマルカンド、ビビハニム/こういう青を見つけて喜んでいるオタクです。この青の風合いがいいですね〜♥)

(ウズベキスタン、リシタンの現在のタイル。クリアな青です)

(ウズベキスタン、コーカンド宮殿の青のタイル。黄色が強いです。他の地域とはちょっと違う感じで面白いタイルがあります)
今日は(もまた)大急ぎでした。次回はじっくり書きたいです。
暑くなってきましたが、皆様お元気におすごしください。
更新の少ないブログに遊びに来てくださってありがとうございます!
そして(いきなりですが)、青のタイルと陶器が好きです。
「イスラムアート紀行」と題しながら、311震災後、「東北の手仕事」中心になっており、また、このところ更新できないまま日々がすぎていました。
ようやく青に向かう日々をスタートしよう!と思っていましたが、この通信を見て、やはりもう一度、ご紹介しようと思いました。
◆ すべてのものが流されようと、人の気持ちは残る ◆
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
* 「気仙沼を元気に ブロガー通信/引き裂かれた大漁旗は復興を約束した血判状の如く」

大漁旗を作った人の思い、それを掲げ出港した人達の思いがある。
津波で流され、引き裂かれた旗を握り締め、
ただひれ伏し、涙を流すしかなかったあの日の思い。
負けないで欲しいと一針一針縫い上げた人達の思い。
そんな、一人一人の思いが重なって、この旗はここにある。 (中略)
震災後、失くしてはいけないと、ひたすらに集めた大漁旗の一枚が、
みんなの思いで物語を刻み始めた。
全ての物が流されようと、人の気持ちは残る。
物語は、まだまだ始まったばかり、焦らずに足元を固めて行こう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

多くの方に補修再生に関わっていただいた大漁旗が、気仙沼の風にはためきました。
そして今日23日、気仙沼魚市場が再開しました。
魚の町は魚があると活気づきます。これからのカツオ漁が大漁になりますように。
「東北の手仕事」が無事終了しました。その様子はこちらから。多くの方に感謝の気持ちでいっぱいです。
◆ 「青の道」をゆっくりと ◆
青のやきものは、深い世界。その魅惑の世界に入り込んだら、もう戻ってこれないかも。
私はまだまだ入り口でウロウロと迷子状態。

でも研究というのは、すごいものですねえ。理科系壊滅の私、すごく憧れがあるんですよね。こういう探求に。
青の釉薬の研究。常滑のINAXにて。青の色がどうやって抜けていくか、どの成分が関わっているか、どのくらいでどのように抜けるか、などを実験されていました。お話を聞いたけど、書く自信はありません、、。

横浜の博物館での展示のための研究だそうです。公開の際には、またご案内しますね。

青の道、一時止まっていましたが、少しずつ歩き始めようとしています。





今日は(もまた)大急ぎでした。次回はじっくり書きたいです。
暑くなってきましたが、皆様お元気におすごしください。
更新の少ないブログに遊びに来てくださってありがとうございます!
この間、慌ただしくて、あっという間に時間が経ってしまいました。(楽しみにしていたギャラリー等にもおうかがいできず残念です。行けなくて、ごめんなさい)。
今年は、桜があまり入ってこなかった(見ているけど見ていない感じ)。こういう年もあるでしょう。
今回はタイルと青について少々。装飾タイル、とくにイスラムのタイルは青の比率が高く、紺碧の乾いた空にタイルの青が映えるところが大きな魅力になっています。
なぜ青なのか。日本の研究者の中でも、私が尊敬しているお二人の見解を交えつつ、陶器を含めた写真をアップしてみたいと思います。

(ウズベキスタン、コーカンド)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<イスラムの青のタイル 背景と意味> =深見奈緒子さん見解=
1. タイルに求められたものは=時代を超えて青の彩色を好んだ
2. 無論、比較的低温で青が発色するという製作上の理由もある
3. 青色にはおそらく空の色の魅力、ひいては天国への憧憬が潜んでいたと考えたい。多くの宗教建築においてムハンマドの色とされる緑よりはるかに青が多いのはこのためではないか
4. さらに、タイルの釉薬が輝く様も、他の建築では得難い質感である。光は唯一神アッラーの姿の一つとも形容される存在で、ここにも宗教への傾倒が現されていると解釈することもできよう
5. 耐久性や施工性はもちろんのことながら、これらの美的感覚がイスラームという宗教に根ざしていたと考えたい

(染付八宝文大皿/中国 景徳鎮窯/明 17世紀/東京国立博物館にて撮影)

(白釉色絵草花文皿/トルコ イズニク窯/17世紀/東京国立博物館にて撮影)

(染付け花鳥文瓢形瓶/オランダ デルフト窯/17世紀/東京国立博物館にて撮影)
< ティムール朝時代の色と文様 青> =杉村棟さん見解=
1: ティムール朝の美意識。コバルトとターコイズの2種の組み合わせが絶妙に調和のとれたもの
2: 青が頻繁に用いられた理由のひとつは、濃い青色の場合、釉薬の原料がコバルト酸化物とフリットを混合したもので、それが豊富に入手できたことがある
(* フリットとは陶器瓦や陶磁器に代表される焼き物の釉薬に使われるガラス素材のこと。原料は珪素を主とする天然資源であり、ナトリウムやカリウム、カルシウム、シリカなど数十種の成分を含む釉薬の溶ける温度をコントロールしたり表面の光沢や耐久性を増すために使われる)
3: 淡青色には銅系の釉薬、これに鉄分が加わると呈色は青緑色になる。これも原料が豊富にあった
4: セルジューク朝時代以来、アナトリアやイラン高原で好まれた古来の伝統、イスラーム的世界観、そして色彩感に乏しい乾燥地帯の自然環境や景観が強かな感性を育み、それが独特の美意識を形成した
5: 青は邪視など悪霊を排除する力を持っていると民間で考えられていた
6: 青釉とともに用いられるのは白、黒で、緑と黄色が補色として使用された
7: 暗紫色と褐色もバランスよく使われているが、赤色の使用は19世紀〜20世紀まで一般には避けられたようだ

(ウズベキスタン・リシタンの現在の青。サマルカンドブルーを再現しつつ、爽やかで藍青から水色までバリエーション有り。布はインド)

(ウズベキスタン、モスクの装飾絵画、藍青)

(九谷焼技術記録/初代徳田八十吉作/1953年頃/tecnical record kutani ceramic ware process samples/初代徳田八十吉は石川県生まれの陶芸家。顔料と釉薬の改良に努め、九谷焼色絵の研究に心血を注いだ。1953年に「上絵付け(九谷)」で無形文化財に選定された。この「九谷技術記録」は、上絵具の厚塗りに特色がある/東京国立博物館にて撮影)

(現在のイタリアンモザイク、煌めく青)

(さぶ先生オリジナル釉薬)
釉薬についても、もっと知りたいです。インド版木を使った皿も作りたい。
元気出していきましょう!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あと数日で「ユーラシア大陸自転車横断」に旅立つConnection of the Childrenの田澤君、加藤君が、石巻に行ってきたそうです。
* 「ユーラシア大陸自転車横断プロジェクトチーム「Connection of the Children(CoC:ココ)」
バブル後に生まれ育った世代。実直で人とのつながりを大事にする、、こういう若者たちが、今の日本に少なからずいることが、何とも心強いです。
下記、メールより一部を勝手に引用させてもらう形になりますが(ごめんなさい!!)、こういうさりげないことができるって、本当に学ばされる。私も背筋を伸ばしていかなくては。
「被災地は震災から一ヶ月が経過しましたが、いまだ爪痕は深く、復興には気の遠くなるような年月がかかる事を痛感しました。今回は、避難所でもある渡波小学校へボランティアへ行きました。
2日間、学校の窓を拭いたり、花壇に花を植えたりしてきました。そして、最後に廊下の片隅に桜を生けてきました。21日が始業式のようですので、その頃に満開になることを祈って。
被災地の人々は本当に強くて、毎日全力で生きています。廊下や教室は全国からの物資で溢れ、日本全体でこの震災を乗り越えるんだ!という意思を感じました。
今後は、直接的には生死に関係がないもの、しかしなくてはならないもの、つまり、心のケアができるものが必要ではないかとおもいます。僕たちが植えたお花をみて、涙をながすおばあちゃんがいました。
本企画実施まで、後わずか。この経験を胸に、ラストスパート、頑張ります」
心意気を、ありがとう!
今年は、桜があまり入ってこなかった(見ているけど見ていない感じ)。こういう年もあるでしょう。
今回はタイルと青について少々。装飾タイル、とくにイスラムのタイルは青の比率が高く、紺碧の乾いた空にタイルの青が映えるところが大きな魅力になっています。
なぜ青なのか。日本の研究者の中でも、私が尊敬しているお二人の見解を交えつつ、陶器を含めた写真をアップしてみたいと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<イスラムの青のタイル 背景と意味> =深見奈緒子さん見解=
1. タイルに求められたものは=時代を超えて青の彩色を好んだ
2. 無論、比較的低温で青が発色するという製作上の理由もある
3. 青色にはおそらく空の色の魅力、ひいては天国への憧憬が潜んでいたと考えたい。多くの宗教建築においてムハンマドの色とされる緑よりはるかに青が多いのはこのためではないか
4. さらに、タイルの釉薬が輝く様も、他の建築では得難い質感である。光は唯一神アッラーの姿の一つとも形容される存在で、ここにも宗教への傾倒が現されていると解釈することもできよう
5. 耐久性や施工性はもちろんのことながら、これらの美的感覚がイスラームという宗教に根ざしていたと考えたい



< ティムール朝時代の色と文様 青> =杉村棟さん見解=
1: ティムール朝の美意識。コバルトとターコイズの2種の組み合わせが絶妙に調和のとれたもの
2: 青が頻繁に用いられた理由のひとつは、濃い青色の場合、釉薬の原料がコバルト酸化物とフリットを混合したもので、それが豊富に入手できたことがある
(* フリットとは陶器瓦や陶磁器に代表される焼き物の釉薬に使われるガラス素材のこと。原料は珪素を主とする天然資源であり、ナトリウムやカリウム、カルシウム、シリカなど数十種の成分を含む釉薬の溶ける温度をコントロールしたり表面の光沢や耐久性を増すために使われる)
3: 淡青色には銅系の釉薬、これに鉄分が加わると呈色は青緑色になる。これも原料が豊富にあった
4: セルジューク朝時代以来、アナトリアやイラン高原で好まれた古来の伝統、イスラーム的世界観、そして色彩感に乏しい乾燥地帯の自然環境や景観が強かな感性を育み、それが独特の美意識を形成した
5: 青は邪視など悪霊を排除する力を持っていると民間で考えられていた
6: 青釉とともに用いられるのは白、黒で、緑と黄色が補色として使用された
7: 暗紫色と褐色もバランスよく使われているが、赤色の使用は19世紀〜20世紀まで一般には避けられたようだ





釉薬についても、もっと知りたいです。インド版木を使った皿も作りたい。
元気出していきましょう!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あと数日で「ユーラシア大陸自転車横断」に旅立つConnection of the Childrenの田澤君、加藤君が、石巻に行ってきたそうです。
* 「ユーラシア大陸自転車横断プロジェクトチーム「Connection of the Children(CoC:ココ)」
バブル後に生まれ育った世代。実直で人とのつながりを大事にする、、こういう若者たちが、今の日本に少なからずいることが、何とも心強いです。
下記、メールより一部を勝手に引用させてもらう形になりますが(ごめんなさい!!)、こういうさりげないことができるって、本当に学ばされる。私も背筋を伸ばしていかなくては。
「被災地は震災から一ヶ月が経過しましたが、いまだ爪痕は深く、復興には気の遠くなるような年月がかかる事を痛感しました。今回は、避難所でもある渡波小学校へボランティアへ行きました。
2日間、学校の窓を拭いたり、花壇に花を植えたりしてきました。そして、最後に廊下の片隅に桜を生けてきました。21日が始業式のようですので、その頃に満開になることを祈って。
被災地の人々は本当に強くて、毎日全力で生きています。廊下や教室は全国からの物資で溢れ、日本全体でこの震災を乗り越えるんだ!という意思を感じました。
今後は、直接的には生死に関係がないもの、しかしなくてはならないもの、つまり、心のケアができるものが必要ではないかとおもいます。僕たちが植えたお花をみて、涙をながすおばあちゃんがいました。
本企画実施まで、後わずか。この経験を胸に、ラストスパート、頑張ります」
心意気を、ありがとう!
数学、物理、化学の理科系トリオには、さんざんな目にあわされてきました。中学はギリギリ持ちこたえても、高校では登校拒否寸前。今ならドロップアウトしているかも。
大人になっても、数字そのものまで嫌いなまま。機械と電気が掛け合わされたようなパソコンなど、当初どれだけ挫折しそうになったことか。
ところが、深夜に再放送されている「高校講座」や教育系の番組を見るともなく見ているうちに、「あれ、こういうことだったの?」と思うように。リラックスして見ていると、理解できないものではないことに気づいてきました。というか、意外とシンプル。面白いとさえ、思うことも。

(リシタン陶器)
え〜、、なんだったんだろう、、。教え方もあると思うし、テキストもむかしはわかりにくかったと思う。そして自分自身、知ろうとする前に肩に力を入れて拒否していたのかも、と思えてきました。
リラックスして自然に聞くとスッと入ってくるのに、、今さらわかっても遅いんだけど!!
あ、こういう愚痴を書く予定ではなかったんです。
人間、どこでどうなるかわからない例ですが、装飾タイルにハマる→イスラムタイルを見て歩く→タイル教室で絵付けを習い始める→ますます青に興味が高まる→釉薬を知りたくなる→釉薬を習い始める。
そこで出てきたのが、鉱物の種類や元素記号。仕方ない、青のためなら、と思って見ているうちに、拒否反応が薄れてきています、、単純。
で、こんなの見つけて喜んでいます。えらいぞ、文部科学省!「一家に1枚周期表」、よく言った。というか、わかりやすく作ったところがエラい。こんなの他にないですよ。^^(ダウンロードできます。ご興味あれば検索してみてください)一家に1枚がおもしろいので、ご紹介しちゃいます。


(一家に1枚周期表)
&青にちなんで、銅とコバルトをアップで。


<青釉>(出所:記載していたものが消えてしまいました。出所元さん、ごめんなさい)
アルカリ釉をベースにして、銅イオンで発色させた不透明低火度釉。明るい青に発色する。西アジア、エジプトなどで生産された。中国の出版物で青磁釉を「青釉」と呼ぶこともある。青釉は次のような方法で作られる。
1)無色釉に青顔料を5-10%加える
2)無色釉に酸化コバルトを加える。コバルトだけではわずかに紫がかった青になる
3)無色釉に酸化コバルトか燐酸コバルトを、亜鉛華まはたアルミナとともに加える。ウルトラマリン、あるいは空色の釉になる
4)無色釉に酸化コバルトと少量の酸化マンガンとの混合物を加える、紫がかった青釉が得られる
5)無色釉に酸化コバルトと少量の酸化クロムとの混合物を加える、帯緑青色釉が得られる

(リシタン陶器)
*******
本題である「青への道&絵付け教室編」です。
絵付けの師匠「さぶ先生」制作のオリジナル釉薬、微妙な色合いが何ともいえません。そこで「勝手に命名委員会」と称して、釉薬に名前をつけさせてもらっています。
従来ある日本の色名はシックで知的でなんとも素敵。あまりに素敵。なので、違う切り口でいくしかない。俳句や万葉集を見たり、詩的な言葉を拾ったり、作業は難航していますが、昨日ついに、、
3色の色名が決定しました。(*^_^*) 発表しま〜す!☆
■「山羊白」yagishiro
■「羊白」hitsujishiro
■「椋卵」mukuran

*左:山羊白 yagishiro/正式名「山羊は白し」〜「藤房に山羊は白しと旅すぎゆく」(金子兜太)より
*右(SB5):羊白 hitsujishiro/正式名「羊も白し」
・イラン出身のさぶ先生にちなみ、植物名の多い日本の色名から離れ、動物名でいってみました。
・山羊があれば羊ははずせません。みんなが大好き、暮らしの基本、羊さんです。
・通称は山羊白ですが、正式名が文章的な「山羊は白し」であるのがポイントです。

*椋卵 mukuran/正式名「椋鳥の卵」
・椋鳥の卵がこんなきれいな色だなんて!(↓下写真)。そしてこの釉薬のまんまの色だなんて!
・釉薬見本が卵を思わせる形をしているのは偶然です。いろんなパターンで釉薬の色が見やすい形なんだそうでうす。(でも今や、すっかり卵に見えてます、、)
・mukuran、ウルドゥーとかアラビア語っぽい響き!?「ムクラン シュクラン!^^」

(椋鳥の卵、ネットから)
装飾模様ハタイの練習も、ゆっくりですが続けています。多角星と十字形に絵付けして制作予定です。
大人になっても、数字そのものまで嫌いなまま。機械と電気が掛け合わされたようなパソコンなど、当初どれだけ挫折しそうになったことか。
ところが、深夜に再放送されている「高校講座」や教育系の番組を見るともなく見ているうちに、「あれ、こういうことだったの?」と思うように。リラックスして見ていると、理解できないものではないことに気づいてきました。というか、意外とシンプル。面白いとさえ、思うことも。

え〜、、なんだったんだろう、、。教え方もあると思うし、テキストもむかしはわかりにくかったと思う。そして自分自身、知ろうとする前に肩に力を入れて拒否していたのかも、と思えてきました。
リラックスして自然に聞くとスッと入ってくるのに、、今さらわかっても遅いんだけど!!
あ、こういう愚痴を書く予定ではなかったんです。
人間、どこでどうなるかわからない例ですが、装飾タイルにハマる→イスラムタイルを見て歩く→タイル教室で絵付けを習い始める→ますます青に興味が高まる→釉薬を知りたくなる→釉薬を習い始める。
そこで出てきたのが、鉱物の種類や元素記号。仕方ない、青のためなら、と思って見ているうちに、拒否反応が薄れてきています、、単純。
で、こんなの見つけて喜んでいます。えらいぞ、文部科学省!「一家に1枚周期表」、よく言った。というか、わかりやすく作ったところがエラい。こんなの他にないですよ。^^(ダウンロードできます。ご興味あれば検索してみてください)一家に1枚がおもしろいので、ご紹介しちゃいます。


&青にちなんで、銅とコバルトをアップで。


<青釉>(出所:記載していたものが消えてしまいました。出所元さん、ごめんなさい)
アルカリ釉をベースにして、銅イオンで発色させた不透明低火度釉。明るい青に発色する。西アジア、エジプトなどで生産された。中国の出版物で青磁釉を「青釉」と呼ぶこともある。青釉は次のような方法で作られる。
1)無色釉に青顔料を5-10%加える
2)無色釉に酸化コバルトを加える。コバルトだけではわずかに紫がかった青になる
3)無色釉に酸化コバルトか燐酸コバルトを、亜鉛華まはたアルミナとともに加える。ウルトラマリン、あるいは空色の釉になる
4)無色釉に酸化コバルトと少量の酸化マンガンとの混合物を加える、紫がかった青釉が得られる
5)無色釉に酸化コバルトと少量の酸化クロムとの混合物を加える、帯緑青色釉が得られる

*******
本題である「青への道&絵付け教室編」です。
絵付けの師匠「さぶ先生」制作のオリジナル釉薬、微妙な色合いが何ともいえません。そこで「勝手に命名委員会」と称して、釉薬に名前をつけさせてもらっています。
従来ある日本の色名はシックで知的でなんとも素敵。あまりに素敵。なので、違う切り口でいくしかない。俳句や万葉集を見たり、詩的な言葉を拾ったり、作業は難航していますが、昨日ついに、、
3色の色名が決定しました。(*^_^*) 発表しま〜す!☆
■「山羊白」yagishiro
■「羊白」hitsujishiro
■「椋卵」mukuran

*左:山羊白 yagishiro/正式名「山羊は白し」〜「藤房に山羊は白しと旅すぎゆく」(金子兜太)より
*右(SB5):羊白 hitsujishiro/正式名「羊も白し」
・イラン出身のさぶ先生にちなみ、植物名の多い日本の色名から離れ、動物名でいってみました。
・山羊があれば羊ははずせません。みんなが大好き、暮らしの基本、羊さんです。
・通称は山羊白ですが、正式名が文章的な「山羊は白し」であるのがポイントです。

*椋卵 mukuran/正式名「椋鳥の卵」
・椋鳥の卵がこんなきれいな色だなんて!(↓下写真)。そしてこの釉薬のまんまの色だなんて!
・釉薬見本が卵を思わせる形をしているのは偶然です。いろんなパターンで釉薬の色が見やすい形なんだそうでうす。(でも今や、すっかり卵に見えてます、、)
・mukuran、ウルドゥーとかアラビア語っぽい響き!?「ムクラン シュクラン!^^」

装飾模様ハタイの練習も、ゆっくりですが続けています。多角星と十字形に絵付けして制作予定です。
「青の道」へ。今日は「タイル絵付け教室」を「釉薬教室」に変更してもらっての初日でした。
cuとかmgという記号を見たのは何十年ぶりという感じ。まずは基本の基本を学習。次回は青の釉薬作りにトライします。
十字タイルと多角星タイルが現在途中で止まっているので、そこに青の釉薬を使ってみようかという流れに。超ビギナーの好きなようにさせてもらって、本当に感謝です。

(中央アジアの空の青/トゥルケスタンにある「アフマド・ヤサヴィー廟」。初期建造は1374年。ティムール朝初期の建造物として名高く、現在中央アジアに残っている歴史建造物の中で最大級。青の施釉レンガと無釉レンガの組み合わせが美しい)
今日はその後、「サハラの砂でガラス作品を作っている」というガラス作家・村山耕二さんの展覧会に行ってきました。
カメラを忘れてしまったので残念ながら写真はないのですが、村山さんのホームページに作品の写真がありました。ご興味のあるかたはぜひ。
オレンジ色の砂が、なんともやさしい藻のような色合いに変身するのが不思議。かたちもボリュームと安定感があり、好みでした。
サハラの砂の入手で関係が深いというモロッコの写真、とくにモロッコの陶芸工房でのタイル制作や窯炊きの写真を見せてもらったのが、とても参考になりありがたかった。
「砂族」と「土族」で、オタクな会話を楽しませて頂きました。

(キルギスの空の青と緑。キルギスは風光明媚で、人々の顔立ちは日本人にとてもよく似ている)
釉薬、青については、まだまだなので、今回はこれまで文献等から抜き書きしてまとめていたものをそのままアップするという手抜きなのですが、中央アジアと日本の青の写真を選んでみました。
空の青、水の青、ちょっとニュアンスが違いますよね。
*色ってカメラや撮り方次第だと思いますが、すべて素人がオートで撮った写真ですので実際を反映しているとはいえないと思います。ご了解を。
*出所となった文献名がわからなくなってしまいました。部分の抜き書き、要旨です。著者の方、出所を記載できずすいません。
<釉薬の歴史>
・アッシリアの土器にガラス質の釉薬を用いた例は前1300年に見られる
・バビロニア緑釉薬の秘伝を記した楔形文書、当時すでに基本的な釉薬成分があった
・それに銅・鉛・硝石・石灰を混ぜ合わせて緑釉原料とした
・アッシリアは錫釉系。前12世紀すでに彩釉レンガ。色が混じり合うことなく釉薬の効果を発揮していた

(中央アジアの空と湖の青/キルギス、イシククル湖)

(日本の空の青、湖の青/富士山と河口湖)
<青色アルカリ釉>
・青色アルカリ釉はメソポタミアからインダスにまで広まった
・鉛釉はバビロンで発明された
・前1700年頃の文書によるとバビロニアやアッシリアには高度に発達した釉薬の知識があった
・ここで初めて石英フリットにではなく粘土に施される釉薬が考案された
・新アッシリア時代のニルムードでは施釉レンガが建築に用いられた
・酸化錫が不透明白色の発色剤として用いられた
・ネプカドネザル王時代の都であった新バビロンの建築物のなかで最も美しいイシュタル女神に捧げられた壮大な城門はニルムードのものに類似した施釉レンガで全面が覆われていた
<飾り釘>
・彩釉レンガによる壁画や装飾は高度に完成したアッシリアスタイルの門建築において半円柱飾りを施したものと並ぶ重要な要素だった
・壁本体はあくまで日干しレンガ積み、王宮の室内壁はプラスター絵画
・建築装飾として彩釉陶製品が利用された例はアッシリアの「ジガティ」飾り釘。絵のモチーフはパルメットが多かった
・バビロニアでは色彩よりも彫塑的な陰影をともなう傾向。壁画の凹凸を採用。宗教建築に採用
・壁画のレリーフを無釉薬の焼成レンガに分解
<バビロン イシュタール門>
・彩釉レンガと浮き彫りレンガを融合させた大壁画
・イシュタール(愛と戦いの女神)の名前を冠した市門
・それを貫く「行列道路」の側壁 彩釉浮き彫りレンガはベルリンに
・架空の有角龍ムシュフシュの名があった。バビロニアの最高神マルドゥク。地色を青釉薬で統一してレリーフには白や黄の釉薬を使ってコントラスト。アッシリア由来の白いロゼッタを配した。赤い釉薬も少し
・彩釉レンガをこれほど大胆に使った建築は空前絶後
・前612 年にアッシリア帝国は滅んだ。バビロンもアケメネス朝ペルシアの配下になった。ペルシアのスーサに伝わり精妙なレリーフとなった
・メソポタミアにタイルは採用されなかった
・釉薬に色と輝きを持つ建築装飾はもともと超富裕層のもの。外来王朝時代に釉薬は再度陶器だけのものになった

(中央アジアの空の青/クズルクム沙漠に点在する古代ホラズム王国の遺跡カラ(都城跡))

(日本の空と海の青/東京・晴海、湾岸高層ビル群)
青の道、続きます。
cuとかmgという記号を見たのは何十年ぶりという感じ。まずは基本の基本を学習。次回は青の釉薬作りにトライします。
十字タイルと多角星タイルが現在途中で止まっているので、そこに青の釉薬を使ってみようかという流れに。超ビギナーの好きなようにさせてもらって、本当に感謝です。

今日はその後、「サハラの砂でガラス作品を作っている」というガラス作家・村山耕二さんの展覧会に行ってきました。
カメラを忘れてしまったので残念ながら写真はないのですが、村山さんのホームページに作品の写真がありました。ご興味のあるかたはぜひ。
オレンジ色の砂が、なんともやさしい藻のような色合いに変身するのが不思議。かたちもボリュームと安定感があり、好みでした。
サハラの砂の入手で関係が深いというモロッコの写真、とくにモロッコの陶芸工房でのタイル制作や窯炊きの写真を見せてもらったのが、とても参考になりありがたかった。
「砂族」と「土族」で、オタクな会話を楽しませて頂きました。

釉薬、青については、まだまだなので、今回はこれまで文献等から抜き書きしてまとめていたものをそのままアップするという手抜きなのですが、中央アジアと日本の青の写真を選んでみました。
空の青、水の青、ちょっとニュアンスが違いますよね。
*色ってカメラや撮り方次第だと思いますが、すべて素人がオートで撮った写真ですので実際を反映しているとはいえないと思います。ご了解を。
*出所となった文献名がわからなくなってしまいました。部分の抜き書き、要旨です。著者の方、出所を記載できずすいません。
<釉薬の歴史>
・アッシリアの土器にガラス質の釉薬を用いた例は前1300年に見られる
・バビロニア緑釉薬の秘伝を記した楔形文書、当時すでに基本的な釉薬成分があった
・それに銅・鉛・硝石・石灰を混ぜ合わせて緑釉原料とした
・アッシリアは錫釉系。前12世紀すでに彩釉レンガ。色が混じり合うことなく釉薬の効果を発揮していた


<青色アルカリ釉>
・青色アルカリ釉はメソポタミアからインダスにまで広まった
・鉛釉はバビロンで発明された
・前1700年頃の文書によるとバビロニアやアッシリアには高度に発達した釉薬の知識があった
・ここで初めて石英フリットにではなく粘土に施される釉薬が考案された
・新アッシリア時代のニルムードでは施釉レンガが建築に用いられた
・酸化錫が不透明白色の発色剤として用いられた
・ネプカドネザル王時代の都であった新バビロンの建築物のなかで最も美しいイシュタル女神に捧げられた壮大な城門はニルムードのものに類似した施釉レンガで全面が覆われていた
<飾り釘>
・彩釉レンガによる壁画や装飾は高度に完成したアッシリアスタイルの門建築において半円柱飾りを施したものと並ぶ重要な要素だった
・壁本体はあくまで日干しレンガ積み、王宮の室内壁はプラスター絵画
・建築装飾として彩釉陶製品が利用された例はアッシリアの「ジガティ」飾り釘。絵のモチーフはパルメットが多かった
・バビロニアでは色彩よりも彫塑的な陰影をともなう傾向。壁画の凹凸を採用。宗教建築に採用
・壁画のレリーフを無釉薬の焼成レンガに分解
<バビロン イシュタール門>
・彩釉レンガと浮き彫りレンガを融合させた大壁画
・イシュタール(愛と戦いの女神)の名前を冠した市門
・それを貫く「行列道路」の側壁 彩釉浮き彫りレンガはベルリンに
・架空の有角龍ムシュフシュの名があった。バビロニアの最高神マルドゥク。地色を青釉薬で統一してレリーフには白や黄の釉薬を使ってコントラスト。アッシリア由来の白いロゼッタを配した。赤い釉薬も少し
・彩釉レンガをこれほど大胆に使った建築は空前絶後
・前612 年にアッシリア帝国は滅んだ。バビロンもアケメネス朝ペルシアの配下になった。ペルシアのスーサに伝わり精妙なレリーフとなった
・メソポタミアにタイルは採用されなかった
・釉薬に色と輝きを持つ建築装飾はもともと超富裕層のもの。外来王朝時代に釉薬は再度陶器だけのものになった


青の道、続きます。
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