イスラムアート紀行

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ムルタンの精華 シャー・ルクネ・アーラム

[タイルフォト・ギャラリー(2) 「シャー・ルクネ・アーラム」-1]

●昨日の「ビービー・ジャヴィンディ」は、ムルタンの代表的なダルガー(聖者廟)である「シャー・ルクネ・アーラム」を真似て作られた。そしてシャー・ルクネ・アーラムは、イランや中央アジアの煉瓦造の建造物に影響を受けて作られたという。

●八角形のプラン、白いドーム、小塔とその頂上の装飾、青と白を強調したタイル装飾、というムルタン様式の代表的な廟。土の味わいが高く、かつ優雅で洗練されている。

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<Mausoleum of Rukn-i-Alam (Multun/ 1320-24)>

●名前のシャー・ルクネ・アーラムは、ムルタンの聖人シャー・ルクヌッディン・アブル・ファタに授けられた称号で、「世界の柱」を意味する。カースィム・バーグの丘の上に建っており、今もなお多くの人々が訪れて熱心に祈っている。

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(=写真をクリックするとさらに拡大されますので、大きくして見てください)

●上の写真は、ターコイスとコバルトの青、そして白のタイルをカットして多辺形に組み合わせたパネル。白地には花が描かれている。よく見るとものすごい手の込んだ仕事であることがわかる。
by orientlibrary | 2005-09-15 01:32 | ムルタン・蒼のタイル