イスラムアート紀行

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ブハラ旧市街、タイル旅

シャイバーン朝の首都だったブハラ、その旧市街は世界遺産になっていますが、タイル中心に見て歩いても、十分に楽しめるように思います。

青の都サマルカンドの煌めきとはまた違う安定したタイルの美、古都ならではの風情。土から作り出した美と暮らしの時空間への、ひとときの旅を。


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(中央アジアの青い空に煌めく青のタイル。コバルトブルーとターコイズブルーの組み合わせの妙は、ティムール期から続くウズベキスタンタイルの美)


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(たしかサマルカンドのシルダリマドラサにもあった気がします。透かし模様で青の世界が軽やかに)


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(カリグラフィーもくっきりとリズミカル。フリンジの五角形模様が、さらに明るさやリズムを加えているように感じました。色のバランスも好きです)


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(焼成煉瓦と施釉煉瓦を組み合わせて模様を描く。ティムール時代に花開き、以降もウズベキスタン建築の壁面におおらかな土味を醸します)


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(イランの黄色とは違った土色系のマイルドな黄色がいいなあと思うウズベクタイル好きの私です。何度見てもタイルモザイクというのは、大変な手間がかかるものだと思います。だからこその美。ギュッとした深み、凝縮力のようなものを感じます)


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(Madrasa of Nadir Divan Begi /1622/ファサードアーチを飾る有名なモザイクタイルの一部。simurghsと呼ばれる鳥が大きく翼を広げます。その上半身をクローズアップしました。微妙に色の違うタイルを配して絵画的な奥行きがあります。イキイキとした躍動感が見事です。周囲の花模様ものびやか。二羽のシンメトリーの鳥の上にはウズベキスタンの太陽が。現地で見ても素晴らしく、写真で拡大してみると、技術の高さに感動します)


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(16〜17世紀のウズベキスタンのタイルは、幾何学模様も流れるような自由さを見せます。デザインとして伸びやかで洗練されてくるように思います。12角星と花模様をミックスしたような楽しく力強い構成。色も強く印象的です)
by orientlibrary | 2008-08-08 08:45 | ウズベキスタンのタイルと陶芸