イスラムアート紀行

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オスマントルコ時代の女性の民族衣装にクラクラ!

●なんという眼福!!、、先日出会ったすばらしいトルコの手仕事に、魅了されました。「エメル・アクソイ コレクション オスマントルコ時代における女性民族衣装」。このブログを見てくださっているかたのなかにも、会場(帝国ホテル)にいらっしゃったかたがあるのでは?

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●催しに「展」とつけなかったのは、たった1日、しかも2時間にも満たない時間の開催だった(と思われる)からです。絨毯関係のかたから教えていただき、おもしろそう、と出かけたのですが、受付もなく開催の挨拶もなく、時間になったと思ったらいきなりドアが開き、それが開催の合図。趣旨や概要など全体にわからないままだったのですが(今もよく理解できていません)、会場に入った途端、もう絶句してしまいました。

●なんという美の世界が繰り広げられているのでしょう。イスタンブール生まれのエメル・アクソイさんは有名な政治・文化人の孫にあたる人で、家族から受け継いだドレスから始まり、18〜20世紀のトルコ各地方のウエディングドレスなど、実際に着用された華麗な衣装を蒐集。そのなかの100着が一堂に展示されているのですから、もう圧倒的です。展示演出もわかりやすく、かつ美しいものでした。最高です。

●イラク、ヨルダン、キプロス、スイスなどで開催されたこの催しは、日本トルコ交流100年の記念の意味もあって公開されたようです。ギュル大統領の来日とも重なっており、会場には政治家や皇族の姿もありました。数時間の開催ではあまりにもったいないと思いましたが、とにもかくにも、すばらしいオスマン時代の女性の衣装を見られた幸運に感謝しています。

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●会場に入って、まず写真撮影の可否を聞いたところ、ダメということでした。が、私が聞いている間に、すでに多くの人たちが写真を撮り始めていました。誰しもそういう気持ちになります。私も撮らせていただきました。最後まで見て、また戻り、好きなものをまた見ているうちに、あっという間に2時間くらいがたっていました。

●ブログに載せていいものか迷うのですが(本来ならば大使館に問い合わせをすべきなのかもしれませんが)、ディテールなど一部を載せさせていただきたいと思います。(本当はもっとたくさんの写真をご紹介したいですが、、)。オスマンというイスラム王朝時代の繊細な装飾、手仕事の圧倒的な美しさ、美の白眉をたくさんの人と分かち合いたいのです。写真集、せめてカタログなどがあれば、と思います。

●ドレスとともに素晴らしかったのが頭飾りでした。レース編みや金銀のかがりで装飾された頭飾りは、地方独自の風習や慣習に基づいた本物の宝石や宝飾品とともに用いられたそうです。ベルト周りにも圧倒されました。金属加工も素晴らしいですね。地方と時代を記したカードがあるものもありましたが、人の多さなどもありメモできませんでした。

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●オスマン朝は、もちろんタイルでも有名です。絵付けの花模様は可愛らしく華やかで、宮廷の文化の厚みや繁栄を感じさせるものです。ただ、私はもう少し土味のあるものが好きなことから、これまでオスマンタイルについてあまり書いていません。でも、衣装にはノックアウトでしたね〜。刺繍やレース編みの繊細さがなんともいえません。キレイでした〜!トルコ大使館の皆様、アクソイさん、本当にありがとうございました。

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*展示内容ですが、その後リリースなどを確認すると、、
・衣装の年代=上では「18-20世紀」と書いています。メモを取った会場内の挨拶文には19-20世紀になっていたと思いますが、リリースは18-19世紀だったので合わせたのですが、、正確にはわかりません。
by orientlibrary | 2008-06-10 20:56 | 絨緞/天幕/布/衣装