イスラムアート紀行

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「パクス・イスラミカ」の本を読む

●旅ものが読みたくなって、『深夜特急』を3册再読。著者の沢木耕太郎さん、旅をした年齢からずいぶん後になって書いたということですが、心理状態も含めて、とても臨場感があります。才能だと思いますが、記録の仕方もあるのかな、と、風邪の熱っぽい頭で考えていました。

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(パキスタン・ムルターン〜ウッチュのタイル)

●下川裕治さんの『日本を降りる若者たち』という本もサクッと読めました。これまでバックパッカーが旅の途中で気に入った街に1ヶ月、2ヶ月と滞在し、ぶらぶらと過ごすことを「沈没する」と言うことは知っていました。

●が、最近は、海外で半年、一年と滞在しても、何もせずどこにも行かない旅行者(と言うのかな?)が少なくないそうです。著者は、その人たちのことを「ひきこもり」ではなく「外こもり」と名づけてタイなどで取材しています。

日本を「生きにくい」と感じる若者たちの多さと、長期の外こもりが可能であること、両方に複雑な気持ちがしました。後半、積極的に、かつ気負いなく、海外で働き生きる人たちも登場して、少しホッとしました。

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(パキスタン・ムルターン/シャールクネアーラムと周辺)

●大ヒットは、ずいぶん昔に買ったまま本棚の中に置いていた『パクス・イスラミカの世紀』(鈴木菫・編/講談社新書)。どうしてこれを読まなかったんだろう!?私の好きなエリア(本では「東方イスラーム世界」とされています)の歴史が、こんなにわかりかすく書かれているなんて、、。著者の皆さんに感謝。

●完全復帰にはあと少しかかりそうなので、開き直って本読みしようと思います。読みかけの『チョコレートの真実』『あなたのTシャツはどこから来たのか?』は、ずしりと読み応えありそう。日本のことも知りたいので、『花鳥風月の科学』も。、、結果、、来週は忙しそうだなあ、、がんばろう〜!(意欲)

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(パキスタン・ウッチュのタイル)

●きちんとした記事が書けずに残念です。寒さもこの冬一番、皆様もくれぐれも風邪にはご注意くださいね!
by orientlibrary | 2008-01-13 14:15 | ムルタン・蒼のタイル