イスラムアート紀行

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木の装飾、木の住まい、中央アジアの木のある暮らし

●タイルに憧れて訪れた「アフマド・ヤサヴィー廟」(トゥルケスタン/カザフスタン/15世紀初頭/ブログ内関連記事はこちら「待望の訪問」「サファヴィー建築とムガル建築の母」)。久しぶりに写真を見ていたら、木の扉の写真に目が止まりました。精緻な細工です。

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●中央アジアは内陸の乾燥地帯ということから「土一色」という印象があるかもしれませんが、フェルガナやキルギスは緑にあふれ、樹木が勢いよく茂っていました。
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●「土族」な私は、タイルで描かれるアラビア文字や花模様に感動しましたが、木による装飾も見事なものでした。
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●↓は、たしか「清心寺」(モスク)だったと思います。強い色の使い方が印象的ですが、木の細工も凝っていますね。
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キルギスの住宅は、可愛い三角屋根や水色などの窓枠の色使いが爽やかで、どの家も個性的。たくさん写真を撮りました。木を材料に使っているせいか、親しみやすい感じです。全体の雰囲気は、極東シベリアの村の住宅と似ているなと思いました。
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●↓は、ウズベクの陶芸家の工房です。このコーナーがあることで、ウズベクらしい感じがします。陶器ともよく合いますね。
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●湯を沸かしたり調理にも、薪を使っていました。肉類が苦手な私が、生まれて初めて美味しいと思ったのも、フェルガナでいただいた薪の火で丹念に焼いたバーベキューの羊肉でした。
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●↓は、リシタン(フェルガナにある陶芸の町)のモスクの天井です。木の特性を生かして、立体的な造形を作っています。赤と緑を使った色調は強すぎる感じがするのですが、ほの暗い室内では違和感なく、安らかな気持ちになってくるのが不思議です。(ブログ内関連記事は「ウズベキスタンのペインティング
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●木、いいですね。とってもなごむのは日本人だからかなあ。土地の自然から、住まいや宗教建築や美術ができていくんだなあという基本を、あらためて感じました。
by orientlibrary | 2007-11-16 12:16 | 中央アジア5カ国