イスラムアート紀行

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モンゴルもキルギスも、天幕のなかは明るくて快適! 

朝青龍の親族がやっているという「ゲルホテル」をテレビで見ました。草原に真っ白のゲルがたくさん並んでいました。かなり大規模。

相撲にあまり興味がないので、今回の騒動、遠目に見ているだけですが、高砂親方という人のピントのはずれた言動が妙に面白い。同行して訪れた(それも一日だけ・・)モンゴルの印象、詰め寄る記者たちに、「虹がきれいだった」と喋っている姿が、とことんユルくて脱力しました。

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(ツーリストゲルの光景。快適でした)

◆ モンゴルのゲル ◆
ゲルに代表される「天幕」という住居のスタイルが好き。(これまでの記事に、こんなのあります。「天幕の華麗な布世界」「天幕LOVE!」「遊牧民の袋物」)。モンゴル旅行ではゲルに泊まれて楽しかったし、とても快適でした(その様子はこちら〜「雲の国モンゴル紀行」)。

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(ツーリストゲルの内部。テーブルセッティング。調度は赤がメイン。日差しの強い乾燥地帯、天幕の中では赤が目が休まり落ち着くと聞いたことがあります)

天幕好きが高じて、いろんな人にお世話になりながら、遊牧民をテーマにした催しをしたことがあります。シンプルこのうえない作りにもかかわらず住居として完璧なゲル、その素晴らしさをみんなで体験したいと、実際にゲルを建ててみました。

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(ツーリストゲルの内部。ベッド。シーツは真っ白で清潔。スタッフが手洗いしているのを見て感激しました。モンゴルの人たちは潔癖なほどに清潔というのが私の印象です)

建てたのは、外ではなく大きなホールの中。ところが床の上では、格子状の壁材がツルツル滑って安定せず大変なことになりました。やはり草原に建てるものなんだと体感しました。でも、なんとか立って一安心しました。

◆ ボゥズィを飾るテントベルト ◆
モンゴルでは「ゲル」と呼ぶ天幕、キルギスでは「ユルタ」と呼ぶと聞いていました。でも現地では「ボゥズィ」と呼ぶそうです。ユルタはロシア語。キルギスの人にとって、外人がユルタと言っているのは、複雑な気持ちかもしれません。

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(ボゥズィ組み立て光景。基本はゲルと同じ。これはやや簡易型かも?)

モンゴルのゲルも、「パオ」と紹介されることがありますが、パオは中国語の「包」に由来するもの。モンゴルの人にとってパオには蔑称的な響きがある(小さなものというイメージ)と聞きます。パオと気軽に使いがちですが、モンゴル=ゲル。気をつけたいなと思います。

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(かわいくて和みそう)

前回の鷹匠の狩りパフォーマンスの近くで見たボゥズィ組み立て光景。気になったのは、彼らの持ち物です。モンゴルは絨毯などの織物が少ないけれど、キルギスには織物やフェルトがあるはず!

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(色が鮮やか)

さすがにキルギス!これまで博物館などで少し見ていましたが、テントベルトや飾りがカッコイイ!赤を基調にかわいい色使いです。おおらかで、抽象画のようなデザインも素敵。どんなふうに飾るのか見てみたかったです。

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(模様が独特)
by orientlibrary | 2007-09-02 22:40 | 中央アジア5カ国