イスラムアート紀行

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桃源郷の少女たち

●フンザの農業は、アンズ、桃、リンゴ、ナシなどの果物の他に、ほうれん草、かぶなどの野菜、主食になる小麦などが生産されています。極度の乾燥地帯のため、農業は水の確保が最重要課題で、各部落にはりめぐらされた灌漑用水路など水の確保に大変な努力がされてきたそうです。

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●この子どもたちはフンザといっても、より北のゴジャール地区で出会いました。満開のリンゴの花の中に現れた無垢な表情の少女たち。なんとも牧歌的な光景ですが、彼女たちは背中に大きなポリタンクを背負っていました。日本にいると水の問題がなかなかピンとこないのですが、水汲みに多くの時間をさかなければいけない地域が世界にはたくさんあることを、このようなときに気づきます。

e0063212_235710.gif●この地域で見かける家はこのような石作りの家でした。

●いろんな地域でいろんな家を見ましたが、人はその土地にある材料で住居を作るものだなあと思います。自然の中に溶け込んでいるような石の家です。


●上部フンザのゴジャール地区では、小麦、豆類、アンズ、リンゴなどを栽培。夏は牧畜をして乳製品を作っています。ワーヒー人のバター作りは、中央アジアやチベットで見られるように乳を棒で撹拌する方法。7〜8時間撹拌して大人の頭一つ分くらいのギー(バター)が得られるそうです。

●フンザの住民のほとんどは、イスラム教シーア派・イスマーイーリー派に属するニザールー派のホージャ派だそうです(長い、、)。ゴジャール地域では,イスマーイーリー派関連の農村援助が行われているほか,村落内での共同作業も宗教施設を中心に行われることが多いといいます。また,イスマーイーリー派の発祥地の言葉であるペルシア語は,今もなお文化教養語としての地位を保ち、高齢者を中心にペルシア語を解する話者も多いとのこと。宗教に関わる言語は、空間を超えますね。

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●桃源郷フンザにたどり着くまでの道、カラコルム・ハイウエイは肝試しか、というくらい、激こわい

●巨石が今にも落ちてきそうな側と、絶壁からインダスの濁流に真っ逆さま側、どちらがいいですか!?
by orientlibrary | 2006-04-21 02:20 | インド/パキスタン