イスラムアート紀行

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ジーエルケバブ@ディヤルバクル&東トルコの壮大で濃い時空間

トルコ東南部の都市・ディヤルバクルにお住まいのyokocanさんの「ジーエル・ケバブ」を拝見したところ、なんか見覚えのあるケバブでは?ということで、またまた臓物に戻ってきました。

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ディヤルバクルには「ジーエルジ=臓物食堂」というものがあるそうです。ジーエル・ケバブというレバーのケバブの写真が紹介されていました。

それってこれでは?長い串にさした焼き鳥状のものを持って満足そうなおじさん二人。@ディヤルバクルのバザール。薄〜いナンみたいなものに挟んで食べるのが地元流とか。おじさんたち、たしかにそんな様子です。写真の正体がわかってうれし〜♪

東トルコ旅行では、黒海沿岸からアナトリアの遺跡や街々を巡りました。東トルコは、ローマ、ビザンチン、オスマントルコを縦糸として、ペルシア、アラブ、モンゴル等が絡む入り組んだ歴史があります。ユーラシア大陸を舞台に繰り広げられた民族の興亡の歴史が凝縮しているようで、島国日本からの旅行者を圧倒します。

景観もまた多彩。車窓の光景はまるで地球のショーのように劇的に変わります。緑の絨毯のような大草原、雪をまとった連山、荒涼とした岩山、地球の割れ目を思わせる深い亀裂、断崖絶壁の峡谷、5千m超の峰々。まさに自然の造形のショーケース。

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女性も、華やかなスカーフの中央アジアの女性、黒一色のアラブの女性、ジーンズ姿でヨーロッパ顔の女性など地域でがらりと変わりました。は焼きたてパンを持つ女性、早朝のエルズルムで。

建物もさまざま。二階部分が張り出した典型的なトルコ民家、日干し煉瓦の家、石作りの家、ロシア風の家、遊牧民のテント等、見ていて飽きることがありません。

歴史的な遺産として有名なのは、山頂に紀元前の陵墓の跡があるネムルート山、深山幽谷の崖をくり抜いて作られたスメラ僧院、アルメニア王国の首都だったアニ遺跡など。また蟻塚のような形の日干し煉瓦の家が並ぶハランは、旧約聖書にも出てくる村。ノアの方舟伝説で有名な5千mを越えるアララット山は富士山に似た美山です。

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私が最も心惹かれたのはアニ遺跡。10世紀、アルメニア王国の首都だった大都市ですが、今はただ荒涼とした廃墟です。そのあっけらかんと朽ちた風情に惹かれました。長くなるので次回激写!?写真とともにご紹介したいと思います。
by orientlibrary | 2006-03-27 23:48 | 中東/西アジア