イスラムアート紀行

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ぷかぷか水タバコ、アラビックなひととき、ちょっとクラクラ

中東を中心にイスラム圏でよく見かけるのが水タバコ。カフェやレストランなどで髭をはやした男性たちがゆっくりと煙をくゆらせている、、、そんないかにもアラビックな嗜好品・水タバコが、どうやら世界的に流行中のよう。そして日本でも水タバコを楽しめる店が増えているというのです。水タバコの魅力から国内外のカフェ情報まで詳しく述べられたサイト同好会まであるようです。

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水タバコについては、まったく詳しくありませんが、あの器具はきれいだなと思います。で、写真を撮ったのですが↑(ヨルダンにて)、瞬間激写!のつもりが完璧なカメラ目線!・・・負けた、、、アラブの目線(メヂカラ)、恐るべし・・

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水タバコ専門店までできているとなると、行かないわけにはまいりませんでしょう!?以前、イランでちょっと体験したんですが、そのときは喉が痛くなって、良さもわからずじまいですから。で、まずは三軒茶屋の商店街の中にある「ロワゾー」というモロッコカフェ←に行ってみました。

商店街の中っていっても、ほんとにほんとに超庶民的な商店街の中なんですよね。でも、中に一歩入るとモロッコの雰囲気。ブルーを基調にした手作りの内装とタイルのテーブル、アラビックな照明器具、アラブ音楽、クスクスなどのモロッカンフード、そして水タバコ。

e0063212_21492810.gif水タバコは香りを楽しむもので、アップル、メロン、ピーチなどフルーツのフレーバーが多彩にあり、コーラ味やカプチーノは最近登場したものらしいです。ロワゾーでは、日本人に人気なのはミント、海外からの方々に人気なのは甘いフルーツ系だそうです。

私が今回試したのはグレープ味。タバコの葉に炭を乗せ、頃合いを見て吸ってみます。ブクブクと水の音がして水を通ってきた煙が上がってきます。最初はちょっときつい。でも確かに香りはいいですね。お店のお客さんからも「わあ、いい香り」との声が。ふむふむ、、、しばし水タバコタイムに。

e0063212_21494180.gif外の商店街は「日常」の極みのようなところ。それを見ながら水タバコを吸っていると、なんか不思議な気持ちがします。モロッコのインテリアは海外のカフェにいるよう。でも見えるのは日本の商店街。映画を見ているような、時を彷徨っているような・・うん?なんか、きますね。陶酔感みたいなもの。30分くらい持つみたいですが、私はやっぱり喉が痛くなるので、適当にやめました。

水タバコは、あくまでタバコ。でもタバコを吸わない人にもファンが多いといいます。それはタバコの煙を一度水にくぐらせることでニコチンやタールがほぼ除去されてマイルドになり、香りの煙を吸う感じになるからとか。「くらくらくる脱力感」があると専門のサイトにありましたが、幻覚ではないけれど、確かに何かくら〜っとするものはありました。香りだけでなく水のポコポコ音が心地よく、視覚も敏感になる感じで五感にくる。回し飲みしたりおしゃべりして過ごせば、いいリラクゼーションになりそうですね。

イスラム圏に行ったとき、水タバコを吸う人たちを見たときの印象が変わりそう。なんていっても嗜好品の代表ですもんね。その人たちの趣味嗜好を表すものだし。以前は何がいいんだろうと思っていましたが、こんなゆったりした時間を楽しんでいるんだな、と少しだけその魅力を垣間みた体験でした。

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お値段はロワゾーでは900円。この他、水タバコをサーブしている店は、東京や京都、大阪などにあるみたいですが、どの店も濃そう。いちばん有名な東京・谷中の「カリユン」は絨毯の上でくつろげるようです。下北沢の「シーシャ」は都内最安値の400円(ドリンク付き)だそう。こちらも商店街の中です。

ロワゾーにはオーナーが特注したタイルの壁掛け→があり、とても魅力的でした。アラビア語で「瞑想」という意味のカリグラフィーが書いてあるそうです。
by orientlibrary | 2006-02-21 22:33 | 中東/西アジア