イスラムアート紀行

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謎の白い粒、急展開で判明したその正体とは?!

タイル道の険しさにうなだれている私に、サプライジングな情報が飛び込んできました。先日の謎の、恐るべき匂いの、苦くて、固くて、白い粒、煮ても焼いても食えない、やつ。その正体は・・・なんと、甘く、やさしく、貴重な、ロマンを誘う、香気高い、あるもの、だったのです!!

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教えてくださったのは、”ラヴァシャキ” でも快答してくださったaidaさん。<食べた→苦くて固かった>→<お湯に溶かした→溶けずに塗料のような匂いがした>→<煮た→エバミルク状になりゴムを焼いたような恐ろしい匂いがした>、、、という結果に呆然としてた私。だいたいが物質として一体何なのか謎。穀物なのか鉱物なのかさえ不明。・・・<答>「樹脂」でした。

なんと「乳香」だったんです。乳香ってアラビアのイメージ。アラビア半島に行ったことのない私、まさか北西イランの山奥で乳香に出会うとは思ってもみませんでした。イランとつながりにくいうえに、私の支離滅裂な文章と見にくい写真、なのにaidaさん、すごい!イランクイズがあったら優勝ですね!「確かに、イランでは食べる習慣があるようです。ただし、一度にはほんの数量を服用です」とのことです。

私もネットなどで調べ、さまざまの特徴から乳香であるという確信を持ちました。そして「もし乳香なら、焚いて香りを愉しむほうが無難かもしれませんね…」というaidaさんのリコメンドに触発され、速攻、焚いてみました。すると、、なんとあんなに恐ろしい匂いがしていたものが、甘くやさしい魅惑の香りに変身したではありませんか!・・・人生を学びました。「煮ても焼いてもダメなら焚いてみろ」。

いずれにしても「金よりも高価だった」と言われる乳香、現代の価格をチェックすると10グラムで315円などとなっていました。けっこう高価です。キャンドバン村でも貴重なものだったのかもしれません。旅行者が買ってしまって申し訳ないです。香りは、なごみ感のあるまったりした香り。「樹脂を焚くと、テトラヒドロカンナビノールが発生。これは、大麻の幻覚作用を起こす成分と同じ」とネット情報。

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幻覚ついでに、今回のイラン旅行でいちばんおいしかったメニューをご紹介。毎回同じような煮込み料理なんですが、地方ごとに少しづつ味が変わっていきました。私はこのスーサのトマトベースで杏入りの丸みのある味が好きでした。ヨーグルトを加えると、さらにまろやか。サフランライスにかけていただきます。ナンは薄くて軽い味。麦がいいんですね、イランは。麦と葡萄が良かったら、、多分おいしい何かができるはずなんですけど!

*写真は、(上)右が乳香の粒、左で焚いている、魅惑の香り、(下)煮込み料理杏入り、など
by orientlibrary | 2006-01-18 00:26 | 至高の美イランのタイル