イスラムアート紀行

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日本のタイル〜文京の銭湯「おとめ湯」&笠原タイル予告少々

多治見・笠原 土の旅

土(つち)の東濃、多治見旅、今回もたくさんのやきものやタイルに触れ、ステキな方々と出会い、語り、歩き、吞みました。日本一暑い町の座を一時的に四万十に譲った多治見ではありますが、もちろん熱暑覚悟で参上。ところが連日の20℃台。涼しくて動きやすく、夜などは肌寒いくらいでした。

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(サワリのみですが、、多治見市陶磁器意匠研究所、幸兵衛窯、セラミックパークMINO)

でも、気持ちは熱波!会った方々の熱いこと。いやはや、ハンパないです。そして、なんと今回は、一時帰国中のイスタンブル在住絵付け作家チニチニさんと一緒だったんですよ〜!
「青の魅惑」展でお世話になったチニチニさん。あの時は重い壷や皿をかついでイズニックやキュタヘヤを歩きましたが、日本のタイルの町を一緒に歩ける日がくるなんて、、本当にうれしかったです。

ですが、多治見のお話は次回に。今はあまりに未消化。日本のタイルについては、まったくスタディしてこなかったので、呆然としています。が、これはおもしろくなりそう、という予感。日本のタイル、和なんですよ!色やかたちが。これから少しずつ書いていきますね。

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(笠原にある「モザイク浪漫館」。今回はチラリと姿のみ。これから少しずつ調べて書いていきます)

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今日の話題に行く前に、お知らせを二つ。多治見の宝石「幸兵衛窯」、今回もうかがって夏のしつらえを堪能しました。幸兵衛窯といえば「ラスター彩」で有名。7月にはテヘランで「里帰り展」も。そのラスター彩の展示と、数ヶ月密着というテレビ番組の放映です。やきもの好き、ペルシア陶器ファン、ラスター彩マニア、いえいえ、皆さん、この美しいやきもの&その製作の現場やテヘランでの模様を見ましょう!

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(左上:「七代加藤幸兵衛茶陶展」カタログ表紙/他の3点は幸兵衛窯展示品)

(1)「七代加藤幸兵衛茶陶展」<併催>「ラスター彩イラン里帰り展」
*日時:2013年9月12日(木)〜18日(水) 午前10時〜午後8時(最終日は午後4時まで)
*場所:京王百貨店新宿店 6階 京王ギャラリー
*内容:七代幸兵衛さんの新作茶陶百余点の展観。ラスター彩を中心としたペルシャ陶技をはじめ、今回は美濃桃山陶も。また京王ギャラリー前特設会場にて「ラスター彩イラン里帰り展」として、イラン国立博物館での出品作40点を帰国後初めて展示。

(2)「ラスター彩、故郷に還る 〜 陶芸家・七代 加藤幸兵衛の熱き思い」
*日時:2013年9月21日(土)16:00〜17:15(75分)
*放送局:テレビ東京系ネットワーク(全国放送/テレビ愛知開局30周年特別番組)

<当ブログ内 関連記事>
□ 眼福の幸兵衛窯。新緑眩しい美濃を訪ねて
□ セミラックパークMINOと美濃のやきもの


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おとめ湯 見学会

今回は、銭湯です。「おとめ湯 見学会」(主催: 文京建築会ユース)に行ってきました。本日36℃超え、あふれるほどの見学者、銭湯内はサウナ状態。すごい熱気でした。

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本年6月30日をもって惜しまれながらも60年の長い歴史に幕を閉じた文京区千石の ”おとめ湯” 。

都内で残り少ない中庭のある豪華な造りで、富士山の溶岩石に、大きな1本ツツジ、その下を泳ぐ立派な鯉は入浴しながらも覗き窓から見ることが出来ます。丁寧なコテ装飾のツルがいたる所を舞う様子はまるで極楽浄土。可愛らしいピンクの漆喰壁に唐破風、格天井…古典的な銭湯のモチーフは勿論、銭湯全盛の華やかさを残す特有の仕掛けにあふれた、極上の癒し空間です。

近日中に解体の可能性が極めて高いこの建物を、この度、おとめ湯さんのご理解の元、大変貴重な公開の機会を頂きました。この機会を通し、移築、部分的移設、保存をご検討頂ける方を急募しております。

徹底された清掃により、タイル絵やコテ絵などが美しい状態で保存されています。

この地域を育んだ銭湯文化、地域の遺産を実際にご覧になれる最初で最後の機会となります。是非ご覧下さい。(以上、「おとめ湯 見学会」案内より)
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銭湯への興味の元は、やはりタイル、そして鏝絵です。おとめ湯には中庭もあり、ちょっとしたリゾート!見学会では、建築家や学生でつくる文京建築会ユースの皆さんによる資料、図面も紹介されており、銭湯文化を垣間みることができました。資料の詳しさはさすが!以下、情報はユースさんの資料を引用、参照させて頂いています。

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(1954年創業。当時の銭湯経営者たちが華やかさを競った名残で正面入口の唐破風(からはふ)には千鳥が舞い、つがいの鶴が鏝絵で描かれています。文京区で営業する11の銭湯(おとめ湯廃業で現在は10)の冊子も。写真がきれい。ユースさんではネット販売も考えているそうです)

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(湯ぶねのタイル絵。章仙絵付けの号。創業時のまま。九谷のタイル製造者のもの。昭和30〜40年代には九谷焼タイルは高級ブランド。贅沢さを競う銭湯経営者がこぞって飾った。このような良好な状態で残っている章仙絵付けは珍しいそうです/中庭が見える洗い場/白のタイルも清潔感/昭和な感じの方形タイル。落着いた印象。体重計も)

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(銭湯の舞台裏、初めて見ました。薪をくべて炊く窯。大きな箱状のもののなかを通っていく。煙突までは距離がある。地下を煙が通っていく仕組み?右上は覗き穴。最後の客が出たのを確認するのだそうです/下は銭湯研究で有名な町田忍さんのトークの模様。下真ん中の黒いTシャツの方がおとめ湯オーナー。おとめ湯は徹底清掃で良好な状態を長く保ってきました/右下、「ゆすり、たかり、押売 御断り」。昭和)

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(煙突掃除の箒。さすがに長い/唐破風アップ。粋だ〜。/脱衣所も縁側があり、ゆったりした感じ。格調高い折上げ天井はあまりの暑さで写真撮り忘れ。残念!銭湯に折上げ格(ごう)天井はビックリ/うちわも昭和。全体に懐かしい。レトロ。こういう見学会に多くの人が集まる、そういう時代なのかな)

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(文京建築会ユース制作の冊子より。好みの3冊を購入/歌舞伎湯=このモザイクタイル、冊子で見ても質感の良さが伝わる。図柄はノイシュバンシュタイン城。浴槽の青いタイルも素敵/右下:白山浴場=これまたオシャレ!旅行好きのオーナー母がインドに行き帰国後に現地のイメージをスケッチして作成したというモザイク画。色合いも好き/真ん中=文京の銭湯のタイル。シック/右上:おとめ湯でポイントで使われていた花模様のタイルもかわいい)

寺社仏閣を模した「宮造り銭湯」は、東京特有の形式だそうです。最初の宮造り銭湯は大正12年、関東大震災のあと、焼け野原になった墨田区の土地で、銭湯建設の依頼を受けた宮大工の技術を持つ棟梁・津村享右氏が、多くのお客さんを呼ぶために今までにない銭湯を建ててみようと考えて作ったのが最初。たちまち評判となり、次々と同じ造りの銭湯ができていったのだそうです。

タイルと鏝絵を見に行ったのですが、銭湯そのものの魅力にも浸ることができました。いい汗でした。文京建築会ユースの皆様、ありがとうございました。千石(〜周辺)、かわいい雑貨店、不思議なカフェもあり、楽しかったです。
by orientlibrary | 2013-09-01 22:37 | 日本のタイル、やきもの