イスラムアート紀行

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古今東西、8が愛されてきたワケは?

装飾タイルの「8」〜“慈悲深き神々の呼吸”に続き「8」なのですが、、自分の写真からイスラムタイルの「8」モチーフのものをピックアップ。これは終了していました。
が、他のジャンルのものも気になり、さらに自分の写真以外のもの(本やネット)も見始めたら、もう完全に錯乱状態!?多い!!八角形、八角星、8つの花びらなどなど、、とめどなくなってきました。

こんなに8のものが多いなんて。とくに絨緞関係は、素人は入口も入れない。モロッコの精緻な幾何学文様の多様さは驚愕。モロッコ工芸の本『TRADITIONAL ISLAMIC CRAFT IN MOROCCAN ARCHITECTURE 1、2』(=1冊が片手で持てないくらい重い2冊組。ネットに慣れた身には調べるだけで重い。字が小さくてパソコンのようにサクッと拡大できない。見るのにエネルギーが、、)を見ていたら、圧倒されると同時に、もう虚脱状態。

そのわりには、八角形や八角星についての文字情報が見つからない。(絨緞では専門的な研究書があるそうです。今は無理、、)でも、そういっていると、いつまでも更新できないので、写真をまず、しかも後から調べて混乱中のものからアップしようと思います。後日、情報がまとめられる時が来たら、別途か追記かしたいと思います。できるかな。。

写真が多いので、自分なりの結論を、最初にここで書いちゃいます。8がなぜ多いか=バランスがいいから。安定感があるから。かつ広がりがあるから。人にとって快い視覚なのではないでしょうか!?  (バタン、、また次回、、)

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モロッコの「8」

多彩でゆたかなモロッコの幾何学文様。図案ができる過程など。(すべて『TRADITIONAL ISLAMIC CRAFT IN MOROCCAN ARCHITECTURE 1、2』から引用しています)

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(漆喰装飾/ifane王宮/ the kfatem slimanni =motif Solomons seals (ソロモンの紋章)幾何学的な花模様。〜ソロモンの紋章=全部で44枚の紋章。ソロモン王が天から授かった不思議な刻印のある指輪の伝説から。紋章は、科学と美と形而上学のつながりを象徴。宇宙の秩序、天空、星の軌道上の動き、天と地の間の永久の流れ、風と火の要素の間の永久の流れを反映。神からの恩恵による、超人間的な英知と法則を象徴〜)

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(漆喰装飾/Marakesh王宮/多角星の中、ピンクを使った花模様)

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(漆喰装飾/meknes王宮/ソロモンの紋章)

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(八角星で構成されカリグラフィーで聖典を記す)

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(八角星・八角形とその構造。星形の多角形デザインはイスラム装飾に無数にある)


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(トレーシングペーパー実例付き!)

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(花模様のイラストレーション、図案)

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(2つのzalijモチーフ。このようなザクッとしたパターンも魅力的。親しみやすい。カラフルさがパッと目に入る)

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([new patterns]より。新しいパターンのようだ/ラバト(モロッコ)の迎賓館。精緻でカラフルな幾何学文様が圧倒的なモロッコのタイルだが、新しいデザインはシンプル。青の色味や組合せにもカジュアルさを感じる)

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いろんな「8」

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(リシタン茶碗。一つとして同じものがない手描きのリシタン陶器。文様も職人さんの個性で。どんどん変化して多彩で面白い。8はバランスがいいんだなあ)

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(ウズベキスタンのスザニ。8つの円で構成されている。こういうのまで見出したら、ほんと無限、、)

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(タイル装飾。facebook marakanda.netより。Golestan Palace, Tehran, Iran。カージャール?ちょっとゴテゴテしていて苦手だけれど、いかにもペルシアのかわいらしさがある) 

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(絨緞の八角星。トルクメンなど多彩な使用事例。調べて書きたいと思っていたけれど、一回では無理。難しい)

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(facebook visit uzbekistanより。お菓子も。なるほど、こういうふうに8つ並べるとかわいいですね!、、ってよく見たら、、7だった、、上のも合わせて8だった、、早とちりでした。にしても、さすがウズベク、、自然体!)
by orientlibrary | 2013-07-31 00:23 | タイルのデザインと技法