イスラムアート紀行

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青のタイルと陶器、ブログの初心、これからも

ブログを始めて満7年と少しがすぎました。当初は「イスラム」と名のつくブログや関連するブログも少なく、心細い感じがしましたが、その後お友達ブログもたくさんできて、世界が広がりました。
1〜2年前から更新が少なくなるか、または休止のブログが多くなり、ちょっと淋しいです。twitter、facebook、iPhoneなど魅力的なメディアが登場。変化も仕方ないですね。
一方、WEBサイトとブログのリンク、facebookとのリンクも多い。全体には、日記的でやや長文、書き手の人柄や考えを伝えるものとして、ブログもまだまだ活気あり、なのかもしれません。

7年、飽きっぽい自分にとっては、ブログはけっこう続いています。本当はもっと頻度をあげたい。そして、初心の2点、「自分の勉強のため」「自分の好きなタイルやイスラムのきれいなものを伝えたい」を精進していかなくては、と思うのでした。
が、今回もまた写真メイン(これではダメなんですけど)。とにかく更新!(これではダメなんですけど)

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(ウズベキスタンからのお持ち帰り品!/左列:本類/上段中右:陶器/下段中右:アトラス、アドラス、バッグ)

絵本は民族衣装の絵を見ているだけでも楽しいです。ハードカバーではなく薄い紙を使っているので軽くて旅行者にはありがたい。

スザニと陶器とガラスの本(というか資料)。「SUZANI ~CENTRAL ASIAN DECORATIVE EMBROIDERY~」「CERAMICS ~THE ARTISTIC CULTURE OF CENTRAL ASIA AND AZERBAIJAN IN THE 9TH~15TH CENTURIES VOL1~」「GLASS ~2~」の3冊は、INTERNATIONAL INSTITUTE FOR CENTRAL ASIAN STUDIESのシリーズ本らしい!2011年の出版。こういう本が出てきました〜!図版や写真も豊富。しかも安かった。たしか1冊15ドル!助かります。

陶器はリシタンのもの。じつは、次からの写真のものが購入のメインで、この白地の青のザクッとした茶碗は”おまけ”。
「焼きが甘かった」とのことで、工房の雨受けみたいになっていたのを発見!一目惚れ♥で、譲ってもらいました。余白の白と青2色と茶色の組合せ、ザクッとしたおおらかな模様に惹かれます。今回出会った陶器の中で一番好きかもしれない。
ちなみに、このようなかたちで奪って?!きたものが上段右に。”まかない”的なシーンで使われていた茶碗。カフェオレマグに最適です。

布は、アドラス(絹と木綿)、アトラス(絹)。光沢や触感、存在感がたまりません。高かったけど、、毎日見て惚れ惚れしているのでOK!お隣はバッグ。微妙でシックな色合い、たくさん入って使いやすい。もっと買えばよかった。

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(2012年夏購入、ウズベキスタン・リシタンの工房の陶器。いわゆる作家ものにあたります。ウズ各地にお土産物で出回っているものとは違いますね)

鉢ものが好きなんですよね〜。そして幾何学模様より植物のモチーフが好き。もちろん青。
昨年の「イラン・トルコ・ウズベキスタンのやきもの」(INAXライブミュージアム)でも展示したウスマノフ工房(下2点)、アリシェル工房(上2点)のものです。工房の特徴、個性が出ています。

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(同。魚皿直径約20㎝。センター部分の図柄、余白の多いものを選びました)

「海のないウズベキスタンで、どうして魚?」と聞かれることが多いのですが、答えは「水が貴重なウズベキスタンでは、水に棲む魚は清浄と幸せ、平和の象徴」とのこと。青色で涼やか爽やかな印象。今回、白地の多いもの(今年の傾向)を選んだので、さらに涼しげではないでしょうか。

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(ウズベキスタン・リシタンのウスマノフ工房。細かい作業が続きます。窯もカッコいい!)

陶芸を習ってみて、たいへんな手間のかかるものだなあと実感します。もちろん毛織物も刺繍も細密画も、どの手工芸も手間と技能が凝縮していますよね。土ものもまた、土の準備から絵付けまで、たくさんの行程を経て、しかも焼成後の歩留まりの問題もあり、たいへんだなあと思います。

ウスマノフ工房の絵付けは繊細で緻密。下書きもきっちりです。慣れているとはいえ、細かい作業、集中が必要。40度を超える夏も氷点下の冬も、黙々と作業する職人さんたち。淡々としていてカッコいいです。

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去年の今頃は、トルコだったんだなあ、、作家さんと会い、陶器を選び確認し、引っ越しかと思うくらいの量の陶器を壊さずに日本まで運ぶというミッション。このすごすぎる運び屋騒動は、(とくに陶器の量を実際に見た人たちには)語りぐさになってます!火事場の馬鹿力ってホントですね(^_^;))

そんなトルコ、写真、アップしていないものが大半です。

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(陶芸産地キュタヘヤ/旧市街の佇まい。もう一度行きたい!/青の館の主人。青に狂った繊細で心やさしいアーティスト。なんとも個性的な方でした/青の館、全館とにかく青青青!)

キュタヘヤ。壺の大きさ、皿の大きさ、それらを収納する赤い飾り箱、、これをどうやって飛行機に乗せるの??、、、呆然クラクラしつつ、、楽しいこともたくさん!
旧市街にある「青の館」は、忘れられない場所。青に狂った作家さん、気持ちわかります〜!でも、すごかった。私なんか、まったくまったく足元にも及ばない。
青の釉薬を作る秘密を語ってくれたときには、通訳してくれたKさんが真っ青になるくらいの?熱の入りよう。後で聞けば、哲学的な独特の言葉遣い、表現で、訳が難しいのだとか。とにかく、この青色を出すために精魂込めている作家さんなのです。

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(キュタヘヤの博物館。タイルと陶器)

トルコで一番の陶器産地キュタヘヤ。が、正直なところ、これまでお土産物的な印象しか持てていませんでした。オスマン朝最盛期の技法を再現する作家さんのお仕事を見て、青の館を見て、やはり現地に来て、人と会うことが大事だなあと思いました。

博物館も良かったです。セルジュークのタイルに熱狂しました。絵付けタイルや、壺、皿の絵付けも品があり伸びやかで、好きになりました。

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(イスタンブールの博物館。セルジューク朝、オスマン朝、イランの陶器とタイル。見応えたっぷり!写真を撮っていいのもありがたいです)

イスタンブールも、もっとゆっくりじっくり見たい、歩きたい!ティムール朝タイル好みの私ですが、セルジュークはもっと知るべき見るべき。11世紀くらいから。タイルも建造物も。


気力復活。気候もすごしやすい。いろいろがんばりたいです。
ブログ、今回もおつきあい、ありがとうございました〜♪
by orientlibrary | 2012-09-30 22:52 | ウズベキスタンのタイルと陶芸