イスラムアート紀行

orientlib.exblog.jp

青展無事終了御礼、常滑歩きと苗族刺繍の衝撃、パキスタンバザールでのカワーリ

2011年11月よりINAXライブミュージアム(愛知県常滑市)にて開催していた「青の魅惑 イラン・トルコ・ウズベキスタンのやきもの」。3月20日、無事に最終日を迎えることができました。

e0063212_21444378.jpg
(「青の魅惑」展会場の天井は、蒼穹の空をイメージした青のタイル写真。デザイナーの方がつくってくださいました。大半がサマルカンドのタイルです。雨上がりのときの写真なので、タイルが水滴でツヤツヤしています)

ご来場いただきました皆様、長期にわたりお世話になったミュージアムのスタッフの皆様、作家やコーディネーターの皆様に、心よりお礼を申し上げます。

e0063212_21474344.jpg
(ウズベキスタンのアリシェル工房コーナー)

半年の展示は長すぎるのではとも思っていましたが、なんだかあっという間でした。ブログでのご紹介も、ちゃんとしないまま。青のスタディはこれからが本番だと自覚しています。orientlibraryの手元に残った作品もありますので、全部ではないですが、また何かの機会に、あるいはどこかの場所で見ていただけるかもしれません。またご案内しますね!

3月は、あわただしく過ぎました。coke studioの音楽に癒され、かつ刺激を受けながら、ヨレヨレしつつなんとかやっています。
常滑も先々週、先週と行きました。行くたびに発見があり、まだまだ奥行の一端に触れているだけかも。

e0063212_21501671.jpg
(やきもの散歩道にある「廻船問屋 瀧田家」)

e0063212_21504377.jpg
(瀧田家。昔のものって全体的に小ぶりですね)

e0063212_21524933.jpg
(こちらは「十三蔵」という食べ吞みどころ。散歩道の、ちょっとわかりにくいところにあります。知多半島(だったかな)に酒蔵が13あったのが店名の由来とか。アナゴの干物の「めじろ茶漬け」は、やはりこちらが美味!と思います)

e0063212_21542163.jpg
(利き酒セット。吟醸、純米、熟成古酒など)

そして、なんと、なんと、常滑の奥行をさらにど〜〜〜〜〜んと深める、ある場所と出会いました。中国家具店エスニカ店主Tさんのご縁で、今回お会いできた瑞さん。中国貴州省を中心に暮らす苗(ミャオ)族の刺繍のコレクター。そして、「苗族刺繍博物館」オープンの準備をされています。
その古民家にうかがいました。

e0063212_2263124.jpg
(子どもの頃から古いものが、とにかく好きだったそうです)

Tさん、手仕事クイーン、私、とにかく圧倒され、魅了されました。個人による16年間のコレクションです。

e0063212_18364742.jpg


e0063212_228066.jpg


e0063212_2281032.jpg


量にも圧倒されますが、その質の高さというか、刺繍の精巧さ、デザインの多彩さ、技法の多様さ。こんな世界があるんですね。。そして、ここまで愛をもって、苗族の手仕事を支援する方がいらっしゃるんですね。ある種、ショックを受けました。

e0063212_2282336.jpg


e0063212_2285096.jpg
(「昭和のイケメン」と呼ばれるTさん。光のせいか、全体に昔風の感じが、、)

ミャオ族刺繍や装飾文化について、これから私も少しずつ勉強して、ご紹介できればと思っています。

そんなこんなで、東中野でのバダル・アリー・ハーンのカワーリ・ライブに行くことができませんでした。が、先週末、代々木公園で盛り上がっていた「パキスタン・バザール」で、熱狂のライブを見ることができました。

e0063212_2213952.jpg
(パキスタン・バザール。ステージでは切れ目なく、いろいろなイベントが。こちらは結婚式の再現。ダンスも多彩に披露されていました。パキスタン大使って感じのいい方ですね!素晴しい)

e0063212_22104947.jpg
(バダル・アリー・ハーンのカワーリ・ライブ。これは1曲めのあたりなので、会場も静か)

この後、会場はただならぬ盛り上がりへ。ドル札が散華のように舞い、パキスタン、日本、各国の善男善女が踊りの熱狂の渦のなかに。ここまで観客のテンションを上げる、楽士の力なのでしょうね。パキスタンの現地の雰囲気を味わいました。
ただ、子どもがステージ上を自在に走り回るまでは、祭りなので良しとしても、奏者のマイクや楽器を触ったり倒したりは「良くないこと」と教えられる方が、子どもにとっても幸せだと思いました。観客に対して、主催者としては言いにくいものです。やはり、ここは親の出る幕では??大勢の人を対象とするイベントの歯がゆいところ、むつかしいところなのかもしれません。(パキスタンではカワーリ奏者のマイクやタブラを幼児が玩具にすることは許容範囲なのでしょうか?もしもそうならば、余計なことですが、、)

最後に、マーマレード。「杉並 もったいないマーマレード」は、区内の民家、神社、お寺などの敷地になっている夏ミカンをわけてもらい、作られているもの。道に落ちている夏ミカンをみて、もったいない!と思ったことがきっかけだそうです。
できたてホカホカのものを、わけていただきました。パンやスコーンに合うし、酸味を生かした味わいなので、そのまま食べてもどんどんイケます。

e0063212_22284645.jpg


杉並では戦後、甘いものが手に入らなかった時代に夏ミカンを庭に植え、おやつに食べていたそうですが、今では食べられることがほとんどなくなったとか。柿なども、木になったままのものが多いけれど、ジャムなどにしてもよいですね。もったいない!

まとまりのないままですが、このごろ便り、でした。春まで、あと少しです、よね!
by orientlibrary | 2012-03-26 22:47 | 日々のこと