イスラムアート紀行

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雪のタフテ・スレイマーン、冬のイランの景

静謐で雄大な冬景色を。

タフテ・スレイマーンの写真、ようやくスキャンしました。フィルム時代の写真、スキャンの手間に長年の先延ばし。「もう、なかったことにしよう」とも、、。でも、ようやく、やりました!

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(雪景色のタフテ・スレイマーン/تخت سلیمان‎ Takht-e Soleymān/イラン西アゼルバイジャーン州)

タフテ・スレイマーンは、ペルシア語で「ソロモンの王座」を意味する。ゾロアスター教(サーサーン朝の国教)、サーサーン朝の聖地。火口湖を中心に建てられている。主にサーサーン朝に建造された宗教施設などがある。世界遺産。

でも、どうしてこの地に、ソロモン王(*)の名前スレイマーンがつけられたの??かつてソロモン王がこの土地の100mの深さのある火口湖に怪物を閉じ込めたという伝説が残っているからだそうです。

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(サーサーン朝の日干しレンガに感動)

*ソロモン王(古代イスラエルの第3代の王)。ソロモンはイスラム教においても預言者の一人とされ、現代でもアラビア語ではスライマーン(سليمان Sulaymān)と呼ばれ、また、現代ペルシア語ではソレイマーン (Soleymān)、トルコ語でもスレイマン(Süleyman)とされ、ごく一般的な男子の名として普通に用いられる。ムスリムにあっては、預言者スライマーンは、知恵に満ちていたと同時に、アラブの民間伝承である精霊(ジン)を自由自在に操ったとされている。(wikipediaより引用)

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(日干しレンガは雪でも大丈夫?ユネスコが大規模な修復をしていましたが、、)

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(イラン北西部にあるザンジャーンにて。雪の舞うモスク。ザンジャーンにはアザリー(アゼルバイジャン人)が多い。絨毯も有名)

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(ソルタニエにて)

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(ザンジャーン州。乾いた冷たい空気。人もアヒルも日向に集まる)

タブリーズのマスジド・キャブード(ブルーモスク/1465)の写真もスキャン。安価な現像のため、劣化。悲しい。

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(masjid kabud or blue mosque , tabriz iran , 1465)

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ブルーモスクは、本当に素晴しい。ファサードのモザイクは、あらゆるタイルの中で一番好きです。
こちらに書いてます。「15世紀タイル装飾の傑作 タブリーズの「ブルーモスク」」。この写真が行方不明。どうしたんだろう。これも悲しい。

雪のモスク(たぶん、これブルーモスクだったと思います)、絨毯にも織られています。情景があたたか。

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(テヘランの博物館にて撮影)

イランの冬景色、こちらは遊牧民の移動。300キロにも及ぶ山越え。壮絶なまでにきびしい。このような移動を年に数度繰り返す。

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(バフティヤリー族の移動を描いたドキュメンタリー映画「grass」より)

人も羊もたくましく、強い。彼らの毛織物、羊毛そのものに味があるような気がします。tribeさんの解説です。「ルル/バフティヤリー族  ペルシア語系遊牧民(イラン)」

日本です。笹に積もる雪をあらわしたやきもの。和の情緒と匠ですね。

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(銹絵雪笹文大鉢/仁阿弥道八作/江戸時代、19世紀/江戸末期を代表する京都の陶工仁阿弥道八は、伝統的な京焼を手本に秀作を多く残している。この鉢は、乾山焼の手鉢をモデルにして、大振りの鉢に仕立て直したもの。白泥を釉下に使って、笹に積もった牡丹雪の意匠を描き、その気分がいかにも雅で味わい深い/large bowl. snow coverd bamboo in overglaze iron-brown/東博にて撮影、解説を引用)

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前回に引き続き「coke studio」より。さらに一曲。

Mori Araj Suno, Tina Sani, Coke Studio, Season 3







素晴しい、、パキスタンの歌い手たち、この声は、この歌は、この表現力は、、
「coke studio」、音楽の神が降臨したかのような曲の数々。

今年もあと少し。風邪流行ってます。皆さん、気をつけてくださいね!
by orientlibrary | 2011-12-26 22:47 | 中央ユーラシア暮らしと工芸