イスラムアート紀行

orientlib.exblog.jp

青の陶片と青の絵付け

今回も、ぬくぬく系から。
手仕事クイーンTさんが、前回のヒトコブラクダだけでは、ということで、フタコブラクダにもキリムをプレゼント。お似合いです。

e0063212_20444316.jpg
(ミニチュアって、独特のかわいさがありますね)

秋のトルコ行き以来、なんだかトルコ関連のモノ・コトに興味が湧き始めております。キリムなども以前より興味が高まっているものの、織りを拝見していると自分にはムリだなあと思ってしまいます、、

e0063212_20481826.jpg
(色合いや質感、あったかい。図面を見ず頭の中のデザインで織っていくYさん)

* … * … * …* … * … * … * …* … * … * … * … *

そして、今回も「青」でいきますよ〜☆ 
日本の青との比較も気になっています。東博の陶片でも、ついつい青を探していました。伊万里の陶片。

e0063212_20562512.jpg
(東博にて撮影。説明も引用:百間窯址出土陶片/伊万里/江戸時代・17世紀/武雄市山内町宮野に位置し、江戸時代に活動した。製品は主に磁器で、この他少量の陶器も焼いている。青磁染付、外面に黒釉を掛け、内面に染付を施した椀など、特色ある様々な技法がおこなわれた)

こちらは鍋島の青陶片。一瞬意外な感じも。シックな印象。

e0063212_9162065.jpg
(東博にて撮影。説明も引用:大川内山鍋島藩窯址出土陶片/鍋島/江戸時代、17〜18世紀/青磁も一定量焼かれていた)

鍋島の青い磁器。デザイン性と細密さが、たまりません、鍋島。

e0063212_2101688.jpg
(東博にて撮影。説明も引用:色絵柴垣図大皿/鍋島/江戸時代、17世紀/鍋島焼は佐賀県鍋島藩の藩窯で、将軍家や上流武家階級を対象として製作された。この作品はやや青みをおびた白磁肌に、染付と赤・緑・黄の上絵付けで柴垣を描く。精選された材料と熟練した技術によるわが国色絵磁器中最も精巧な鍋島焼の代表作である)

モンゴル時代のイラン、13〜14世紀頃のラジュヴァルディナ陶器のきれいなもの、東博にあります。何度も見に行ってます。金色が渋くなっていいですね。模様もかわいいです。

e0063212_212279.jpg
(東博にて撮影。説明も引用:青釉色絵金彩大壺/伝イラン出土、イスラーム時代、13〜14世紀/土製、施釉/コバルトを呈色剤とする青釉の上に、白、赤、金、黒の絵具で文様が描かれている。ペルシア語で青藍色を「ラジュヴァルド」ということから、ラジュヴァルディナ陶器と呼ばれる)

そんなイランなど、西アジア、中央アジアの現代のやきものを特集展示している「青の魅惑 イラン、トルコ、ウズベキスタンのやきもの」展示作品より。

e0063212_2144117.jpg
(トルコ・キュタヘヤの作家メフメット・コチェルさんの作品。赤のカーネーションがトルコのやきものの矜持でしょうか。手描きの精密さがすごい。薄い青が上品です)

ウズベキスタンは強い青が印象的です。

e0063212_2155950.jpg
(ウズベキスタン・リシタンのウスマノフ工房の作品。一見、青の強さや大胆さに目が行きますが、青の強弱が効果的で、丹念な絵付けです)

そんな展示は、常滑市の「世界のタイル博物館」にて開催中(2012年3月20日まで)。
博物館にちなんで、長い歴史のある陶の街、常滑のやきものをご紹介。

e0063212_2111101.jpg
(東博にて撮影。説明も引用:自然釉壺/常滑/平安時代、12世紀/常滑窯は平安時代末期に愛知県の知多半島に成立し、壺・瓶・摺鉢といった日用の器物を主に生産した。口部から肩にかけて降り掛かった自然釉が鮮やかであり、12世紀の常滑焼を代表する作品の一つである)

寒くなってきましたが、まあまあ元気にやっているこのごろ。マイペースでいきます☆

 23日、トークにご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。m(_ _)m
by orientlibrary | 2011-11-28 21:19 | 青の道