イスラムアート紀行

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太陽、天旗、カツオ、スザニ、その共通項は?

猛暑&節電の7月です。そんな時節に怒られそうですが、真っ赤な燃えるような太陽、嫌いじゃないです。「月」にも惹かれますが、どちらかというと「太陽派」かも!?

このところ、本当に更新ができず、でした。段取りが悪いのか、集中力がないのか、時間の使い方が下手なのか、、残念です。
そんな日々が続いた先日、夜の宅急便の最終で発泡スチロールの大箱が。重さずっしり、ジャラジャラと重く響く氷の音、、開けてみると、、 
その後の騒動?(大きくてさばけません〜、、カツオパニック!)と、感謝の宴の模様は、「カツオと浦霞で、、ほろ酔いレポート」に。(facebookの「Like」が1日で18になったのはビックリです。食べ物強し!そして頂いたのは気仙沼で震災後初水揚げという記念すべきカツオなのでした。本当に感謝致します)

そのカツオくんの写真の「眼」を見ているうちに、不思議な連想が。

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(気仙沼の凧「天旗」、日の出凧)

日の出凧は気仙沼の天旗の伝統的なデザイン。明治時代に創作された「日の出」の絵です。気迫に満ち伸びやかな太陽の図柄。同時に、、こちらとも似てません?!

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(カツオの真ん丸な眼。きれいな二重円!)

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(メダイの眼も真ん丸/「市場魚類図鑑」より引用させて頂きました)

魚の町、見慣れている魚の眼が重なったのかも!なんて連想してしまいました。^^

この天旗(日の出凧)、今年5月に仙台で初めてその写真を見せてもらい、手仕事仲間で「ゾロアスターだ!」と騒いでいたものです。そのあたりを、Sさんがついにアップ!待ってました〜☆

Sさん、大量の引用失礼します!!!

「このデザインを見て驚いたのは、なんとオリエント~中央アジアへの広がりゾロアスター的な繋がりを直感させるものでした。中央アジア手仕事の名品スザニとして知られる、刺繍布にも共通する何かを感じます」

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(Sさん、写真までお借りします。すいません!/tribeさんサイトより引用させていただきましたm(_ _)m)

「同時にイランから中央アジアにかけての宗教的象徴に翼をもった円盤のモチーフがあります。エジプト、アッシリア、ヒッタイト、古代イランにも良く見られるものです」

「ゾロアスターの象徴『アフラ・マズダー』も翼を持つ神官像がシンボライズされ、アケメネス朝時代の遺跡にはあちこちで円もしくは円環(二重円)の造形が存在し、魂の元型とも考えられています」

「研究者によればササン朝イラン時代を代表する連珠文も2重の円の繋がりと見ることも出来るかも知れません。これは本来108つの珠で形成されていて、無数の守護霊や、祖霊とも考えられているようです」

「ササン朝の王家では王権のよりどころと権威を天空との結びつきにもとめたようで、天空のシンボルはササン朝時代に最も豊かな発展を遂げ多様化したようです。天空との関わりの深い2重円構造の連珠文と、天空にはためく『天旗』の2重円文様に、どこか共通した繋がりを感じてしまいました」

「東北の太平洋岸には、かつて中心であった地域から最も時間をかけてたどり着いた文化や風習が元型に近い形で残っているのではないかという、思いがありました。澄んだ泉に石を投げて出来る波紋が時間をかけて周辺にたどり着き、中心よりさらに増幅されて伝わるような・・・」(引用ここまで)

東北と中央ユーラシア、これまでまったく関連を考えたことがなかったのですが、なんだかこの頃気になります。

例にのぼっている二重円のスザニの他にも、円、太陽的なデザインを中心に広がる構図のスザニがとても多いと思います。一気にいきますよ〜。

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スザニだけじゃないですよね。シンド地方のミラーワークもいっちゃいましょ〜!

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バングラのカンタです。

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太陽や火、強く偉大な存在。圧倒的な力、根源。強烈な日射しを忌避しながらも、畏敬の念や憧れがあるのでしょうか。

暑さがやわらいだ頃に、インドかウズに旅ができればなあ。あ、日本の方が暑いかも。
そんなわけで、、これからはもう少し更新頻度アップしていきたいと思ってます☆
by orientlibrary | 2011-07-04 22:08 | 中央ユーラシア暮らしと工芸