イスラムアート紀行

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遊牧民からまなぶ羊毛文化・絨緞編(tribal rug workshop)

「遊牧民からまなぶ羊毛文化」展示&イベントは、手仕事、旅、絨緞、遊牧民、民族音楽などが大好きな方々が集まり、連日濃い会話で盛り上がっています。

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ワークショップは、ついに絨緞織り編に。高温多湿な日本では、羊毛から織る絨緞はあまり見近なものとはいえません。とくに、バローチー、トルクメン、シャーセバン、カシュガイなど、部族の特徴が魅力の「トライバル・ラグ」は、目にする機会も限られています。

そのせいか、このようなディープなイベントで驚くのは、日本各地からの来場者があることです。マニアックなテーマ、昨今はインターネットで検索し、興味があればどこまでも行ってみる。でも、たくさんの情報や嗜好のなか、興味がない人には、どんなに情報を送っても届かない。そんな感じになりましたね〜、、

共通する好みでゆるやかに、でもディープにつながる「趣味縁」、興味深いです。会話が楽しいですよね!(というか、、「イスラムアート紀行」、装飾タイルも、まさにマイナーでマニアックですけど、、)

さて絨緞織り、すごいです。

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(この準備がスゴい!講師のTさん、本当にスゴいです!)

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(この織り機、なんだと思います?ザルそばの容器ですよ!しかも100円ショップ。Tさんにノーベル賞を!)

パイル織り体験をしながら、作るのは「ミニ絨毯」。結びは対称結び、いわゆる「トルコノット」だそうです。

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(結ぶという工程は慣れないとなかなか難しそう。最初とまどっていた参加者の皆さんですが、そのうちにリズムをつかんできました)

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(結んで切ることから生まれる深みのある毛足が絨緞の魅力、特性)

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(トントンと整えます。力の入れ方を場所によって変えるなど、やはりきれいに織るには様々なコツがあるようです)

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(数時間でこんなにきれいになりました。さすが、絨緞を織ってみようという方々は手先が器用!)

糸紡ぎの写真、見つけるたびにアップしていますが、今回はこれ!キルギスの女性のハンドズピンドル。(下記3点は書籍の写真をデジカメで撮ったものです)

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先日、1970年代の東南アジアを旅し、貴重な写真をたくさん持っていらっしゃるCさんが来場され、日本で入手は難しいだろうと思われるキルギスの文化人類学者の方の書籍を頂きました。ラッキー☆感謝です。
キルギスの手工芸、文様、生活、民族衣装などの貴重な写真があり、クラクラです。

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(葦のような植物から作る飾り物、名前はなんていうんでしょうか?一見織物のようで、とてもきれいです。その制作光景のようです。初めて見ました)

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(フェルガナで作られた民族衣装とのキャプションがあったので、ついチェック。フェルガナとキルギスは近いんです。陶芸のリシタンはキルギスとの国境の街でもあります)

寒い日が続きますが、梅も咲いて、春もきっとすぐそこに。好奇心を持って、きれいなものをたくさん見て、素敵な方々との会話に触発され、日々に感謝し、ココロ元気にいきたいと思います。
by orientlibrary | 2011-02-19 22:36 | 絨緞/天幕/布/衣装