イスラムアート紀行

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SBオリジナル釉薬、3つの色名、決定☆

数学、物理、化学の理科系トリオには、さんざんな目にあわされてきました。中学はギリギリ持ちこたえても、高校では登校拒否寸前。今ならドロップアウトしているかも。
大人になっても、数字そのものまで嫌いなまま。機械と電気が掛け合わされたようなパソコンなど、当初どれだけ挫折しそうになったことか。

ところが、深夜に再放送されている「高校講座」や教育系の番組を見るともなく見ているうちに、「あれ、こういうことだったの?」と思うように。リラックスして見ていると、理解できないものではないことに気づいてきました。というか、意外とシンプル。面白いとさえ、思うことも。

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(リシタン陶器)

え〜、、なんだったんだろう、、。教え方もあると思うし、テキストもむかしはわかりにくかったと思う。そして自分自身、知ろうとする前に肩に力を入れて拒否していたのかも、と思えてきました。
リラックスして自然に聞くとスッと入ってくるのに、、今さらわかっても遅いんだけど!!

あ、こういう愚痴を書く予定ではなかったんです。
人間、どこでどうなるかわからない例ですが、装飾タイルにハマる→イスラムタイルを見て歩く→タイル教室で絵付けを習い始める→ますます青に興味が高まる→釉薬を知りたくなる→釉薬を習い始める。

そこで出てきたのが、鉱物の種類や元素記号。仕方ない、青のためなら、と思って見ているうちに、拒否反応が薄れてきています、、単純。

で、こんなの見つけて喜んでいます。えらいぞ、文部科学省!「一家に1枚周期表」、よく言った。というか、わかりやすく作ったところがエラい。こんなの他にないですよ。^^(ダウンロードできます。ご興味あれば検索してみてください)一家に1枚がおもしろいので、ご紹介しちゃいます。

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(一家に1枚周期表)

&青にちなんで、銅とコバルトをアップで。

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<青釉>(出所:記載していたものが消えてしまいました。出所元さん、ごめんなさい)
アルカリ釉をベースにして、銅イオンで発色させた不透明低火度釉。明るい青に発色する。西アジア、エジプトなどで生産された。中国の出版物で青磁釉を「青釉」と呼ぶこともある。青釉は次のような方法で作られる。
1)無色釉に青顔料を5-10%加える 
2)無色釉に酸化コバルトを加える。コバルトだけではわずかに紫がかった青になる
3)無色釉に酸化コバルトか燐酸コバルトを、亜鉛華まはたアルミナとともに加える。ウルトラマリン、あるいは空色の釉になる 
4)無色釉に酸化コバルトと少量の酸化マンガンとの混合物を加える、紫がかった青釉が得られる 
5)無色釉に酸化コバルトと少量の酸化クロムとの混合物を加える、帯緑青色釉が得られる

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(リシタン陶器)

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本題である「青への道&絵付け教室編」です。

絵付けの師匠「さぶ先生」制作のオリジナル釉薬、微妙な色合いが何ともいえません。そこで「勝手に命名委員会」と称して、釉薬に名前をつけさせてもらっています。
従来ある日本の色名はシックで知的でなんとも素敵。あまりに素敵。なので、違う切り口でいくしかない。俳句や万葉集を見たり、詩的な言葉を拾ったり、作業は難航していますが、昨日ついに、、

3色の色名が決定しました。(*^_^*) 発表しま〜す!☆

■「山羊白」yagishiro
■「羊白」hitsujishiro
■「椋卵」mukuran


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*左:山羊白 yagishiro/正式名「山羊は白し」〜「藤房に山羊は白しと旅すぎゆく」(金子兜太)より 
*右(SB5):羊白 hitsujishiro/正式名「羊も白し」 
・イラン出身のさぶ先生にちなみ、植物名の多い日本の色名から離れ、動物名でいってみました。
・山羊があれば羊ははずせません。みんなが大好き、暮らしの基本、羊さんです。
・通称は山羊白ですが、正式名が文章的な「山羊は白し」であるのがポイントです。

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椋卵 mukuran/正式名「椋鳥の卵」 
・椋鳥の卵がこんなきれいな色だなんて!(↓下写真)。そしてこの釉薬のまんまの色だなんて!
・釉薬見本が卵を思わせる形をしているのは偶然です。いろんなパターンで釉薬の色が見やすい形なんだそうでうす。(でも今や、すっかり卵に見えてます、、)
・mukuran、ウルドゥーとかアラビア語っぽい響き!?「ムクラン シュクラン!^^」

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(椋鳥の卵、ネットから)

装飾模様ハタイの練習も、ゆっくりですが続けています。多角星と十字形に絵付けして制作予定です。
by orientlibrary | 2010-12-05 00:26 | 青の道