イスラムアート紀行

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陶巡り、タイル作り、青の道スタディ

◆ 瑠璃色の曜変天目、民芸陶器の土味 ◆

紅葉の季節は展覧会シーズンでもあります。陶磁器の展示で好きな美術館のひとつである出光美術館の「茶陶の道 天目と呉州赤絵」、見ました。

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年齢を重ねるにつれて、これまで嫌と思っていたことが気にならなくなったり、苦手な分野に興味を持ち始めることもあります。これは年をとっていいこと、のひとつでしょう。が、一方で好き嫌いがますます強まることもあるように思います。

今回の展示でいえば、「赤絵」にはカンペキな拒否反応。近づきませんでした。以前ならば、たとえ好きではなくても少しでも見ておかなくては、と思ったものですが、この頃は無理に見なくてもいいのではと思ってしまいます。白地に赤の華やぎが眼にうるさくて、どうしてもダメです。赤が入る陶磁器は全般にほぼダメです。

青磁でも白磁でも、いかにも中国の端正でクールなものは、引き気味。染付けも、キツいのは苦手。
その反面、土味のあるもの、ぽたっとした感じのものは、狂ったように熱中して見ています。こんな見方で、いいんでしょうかねえ、、

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(油滴天目茶碗/中国/南宋時代/建窯/「茶陶の道 天目と呉州赤絵」出光美術館より) 

さて、今回の展示の一押しは「油滴天目茶碗」でした。
「この天目茶碗は、国宝に指定されている4件の天目茶碗の一つで、青色や白銀色に輝くおびただしい結晶が、力強い器形の内外面に映える傑作であるばかりでなく、室町時代に招来されてより、豊臣秀次-西本願寺-北三井家-若狭酒井家と伝世して安宅コレクションに加わった、まさに伝えられることによって価値を増してきた名碗です」(出光美術館解説)

やはり曜変系の茶碗は、神秘的で見応えあります。油滴天目は銀白色の結晶が黒の釉面を埋めるように出て、見る角度で色が変化。これが窯から出てきたとき、どんな気持ちだっただろうと思います。

中国からもたらされた曜変天目、有名な静嘉堂文庫美術館の曜変天目茶碗(銘:稲葉)も現在同館にて公開中(12月5日まで)。瑠璃色の光彩を放つ不思議な斑点は魅惑的というしかありません。

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(曜変天目:稲葉/建窯/宋時代(12〜13世紀)/「中国陶磁名品展」静嘉堂文庫美術館)

中世の秘法的なイメージのある曜変茶碗ですが、9月に竹橋の工芸館でも見ることができました。2010年の作品。今も追求している作家の方がいらっしゃるんですね。きれいでした。

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(「茶事をめぐって 現代工芸への視点」/東京国立近代美術館工芸館)

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(曜変椀/林恭助/2010年/「茶事をめぐって 現代工芸への視点」東京国立近代美術館工芸館チラシより)

日本民芸館では、「河井寛次郎—生誕120年記念展」が今月23日まで。メインヴィジュアルの「辰砂丸文角瓶」、印刷よりも淡くピンクがかってきれいでした。展覧会には大勢の人が。民芸好き、寛次郎ファンって今も多いんですね。

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(「河井寛次郎—生誕120年記念展」/日本民芸館)

◆ 青の道、タイル絵付け ◆

自分でテーマ設定した「青の道」もスタディ始めました。歴史年表を見ることから始めてます。出光で17世紀からの図録「海を渡ったペルシア陶器」を購入し、これで3冊揃った中近東文化センターの「ペルシア陶器」シリーズ。各時代の青の陶器がきれいです!!

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@タイル教室、韓国チョコの後ろにあるタイル絵付け、きれいでしょう!って、、私の作品じゃありません(哀)。他の生徒さんの作品。細い線もくっきり描けていて釉薬もほどよくのっていて、上手〜!地が素焼きなこと、釉薬の色合い、日本のタイルという感じ。もっとたくさんの枚数を制作予定だそうです。素晴らしい。

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さて私の方は、、さぶ先生のおかげできれいに焼けたクロスと多角星。私も模様、がんばらなくては。(が、、細かいことが苦手、という根本的なことに最近気づいてきてます、、、涙)))))))))))))

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by orientlibrary | 2010-11-21 00:15 | 日本のタイル、やきもの