イスラムアート紀行

orientlib.exblog.jp

ウズで青のやきものに浸る

中世からの伝統を持つウズベキスタンの陶芸産地リシタンは青の陶器で有名。現在では世界的にも貴重となった「天然釉薬イシクール」を使う伝統技法が、青の輝きをさらに魅力的なものにします。


e0063212_2333228.jpg



A工房には徒弟制度が今も生き、中世から受け継がれてきた伝統技法や作法をとても大事にしています。でも作風としては、常に新作に挑戦しています。
そのことが、とても好きです。ウズ各地のお土産物屋さんにはリシタン陶器がたくさんありますが、それらとは異なる世界を持っていると思います。


e0063212_23669.jpg



e0063212_2385728.jpg



朝は路地裏やモスクを散歩し、朝ご飯を食べたあと、午前中は地元の子どもたちに日本語を教え(楽しいですよ〜!)、お昼ご飯に戻り、午後は工房で職人さんたちの作業を見ていました。作業の流れや工程、役割分担など、とても興味深いものでした。


e0063212_23204395.jpg
(代表的な料理プロフ。家庭のプロフは脂っこくなくておいしいです。日本の胡椒もみえてます)


そして、陶器の模様をスケッチしました。ひたすら何枚も何枚も。手のあいた絵付け職人さんが時々見に来て、手ほどきをしてくれました。1本の線も上から描くのか下から描くのかさえわからないので、この手ほどきはとてもありがたかったです。感謝!!


e0063212_23255750.jpg
(陶器をスケッチして模様のお勉強。幾何学系のものは花びらの数を数えたり角度があったり大変。自然な模様の方が描きやすいし描いていて気持ちがいいです。唐辛子模様のバリエーションが多いとあらためて気づいたり、とても勉強になりました。<追記>=私は絵を描くなんて中学校以来。まったく畑違いの仕事をしています。その点「差し引いて」ごらんくださいね!m(_ _)m)


さらに、ウズベキスタンの絵付け職人さんのための「絵付けのABC」みたいな本を見せてもらいました。描き順もちゃんと示してあります。これ、これが欲しかった!欲しいよ〜。でも写すのはとても無理。で、町に1台のコピー屋さんを探し、無事にコピーをとることができました。こんなテキスト、amazonだって手に入らない!うれしー!


e0063212_23223676.jpg
(順序が描いてあるのがうれしい。実際に職人さんに描いてみてもらったら、きちんと定規でサイズをとって順序だって描いていっていました。この職人さん、若いけどすっごく上手いんですよ!びっくり。絵付けの美術大学に行っているそうです。夏休みなので帰ってきてました)


それにしても、、私がイスラム陶器の模様を勉強しても、という気持ちもあります、、でも、やりたいという思いにさからわずにしばらくやってみようかと。いくつになっても迷い多き人生です。(>v<)


e0063212_23411422.jpg
(ナン焼き釜を積んだロバ車)
by orientlibrary | 2010-08-29 23:42 | ウズベキスタンのタイルと陶芸