イスラムアート紀行

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巡礼地ハリドワールで「ジェー!」と叫ぶ

イスラム建築や工芸、とりわけタイル装飾に惹かれて十数年がたちました。洗練度の高さ、圧倒的な凝縮力、端正で優美な植物模様等々、私にとってイスラムの美は、これからも見続けていきたいと願う興味つきないテーマです。

けれども、時々ヒンドウーの熱い世界に触れたくなります。鮮やかな色彩の乱舞、人間臭い神様たちとその物語、好奇心満々な人々、うねるような自然の生命力。気候も暑いけど、空気自体が熱い。私も素になります。気取っていてはやっていけない。喜怒哀楽もはっきりしてくる。それがなんだかスコンとして心地いい。

デリーから急行列車で4時間半、巡礼地ハリドワール。夕暮れの祈りに集まる人々。数万人とも。ガンガーに沐浴し、お供えを流します。水量ゆたかな水は、冷たく気持ちいい。シヴァ神への帰依を表明する人々の表情はイキイキとしています。みんな神様が大好き。

今回はハリドワール特集です。何か調べたわけではなく観光写真のみです。今後、落ち着いたらムガルの文様とムガルのタイルにチャレンジしたいと思っています。


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(夕暮れ前はまだ人出も少なく、のんびりした感じ)


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(人が増えてきました。沐浴している人は本当に楽しそう)


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(女性たちは、サリーで囲いをつくって着替えをしていましたが、これは何をしている光景かわかりません。濡れたサリーを乾かしているのかな。長い間、ゆったりと乾かしていました)


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(あたりが暗くなってきた頃、礼拝が何となく始まり、人がわ〜っと増え、どんどん盛り上がってきました。右の青い制服の男性が何やら叫ぶと、皆さん「ジェー!」と呼応します。神への帰依の表明のようです。メインは、この対岸の方。指導者たちがお祈りを捧げます。人々の熱狂、陶酔、歓喜。これが日々繰り返されるのですから、、すごいですね〜)


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(夕暮れを見るためにじっと何時間も座っているって、ふだんありませんよね。暑さの残る午後、空の色が華麗に変化する夕暮れ、薄暗がり。昼から夜へ。そのこと自体が、そんなシンプルで当たり前のことがドラマのようでした。そして礼拝に火は欠かせないものだと感じました)


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(山頂の宗教テーマパークのような寺院へはゴンドラで。ディズニーランドも負けそうなものすごい行列にクラクラ&唖然。なんていう人、人、人の群れ、、。ようやく乗れたゴンドラ。皆さん楽しそうですね〜)


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(山頂の寺へのお供えもの。お祈りのあと半分返してもらえるはずだったのだけど、他の人が持っていってしまったのでした、、私が持っていても仕方ないので、それで良かったかも。全体に、イスラム世界の端正さとは、ずいぶん違います。インドはいろいろとパワーがいるけれど、気を使わなくていいのがありがたい。お行儀悪くていいし(と勝手に思ってる、、)。イスラム地域の旅行は、男女の違いなど私もいちおう気を使います。。)
by orientlibrary | 2009-05-12 02:27 | インド/パキスタン